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その頃煉獄家では、千寿郎がご飯を持って炭次郎のいる部屋に向かっていた。
「炭次郎さんご飯を持ってきました」
部屋を開けるとそこには、炭次郎がいなかった。慌てて別の部屋を探してもいなかった。その時千寿郎は兄上に言われたことを思い出した。
「千寿郎決してたんじろうをこの家から逃してはいけない、あの子は逃げたら息を潜めて生きていくだろうだから逃すない い な」
そのことを思い出して背筋が冷えた。
炭次郎さんが何処から逃げたか探してみると部屋の隅に人一人通るくらいの穴があった。中を通ってみるとすぐに外に出れた。(炭次郎さんはここから逃げたんだ)すぐさま僕は兄上に電話をした。
「千寿郎、どうした」
「兄上大変です、炭次郎さんがいなくなってしまいました。おそらく外に逃げたのでしょう家の中を探してみましたがいませんでしたあまり遠くに行ってないと思います」
「わかった、俺は仕事が終わり次第炭次郎を探す連絡感謝する千寿郎」
「いえ、失礼します」
(炭次郎君は俺から逃げるとどうなるかわからせないといけないのか)
(俺から逃げられると思うなよ、お前は生まれた頃からすでに俺の永遠の伴侶だ)