コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
食堂に着けば、確かに机の上には大量のご馳走があった
食べ切れるか不安になるくらいには
「、、、こんなに食べ切れます?」
kr「余ったら、一般兵の子達にも分けるから」
どこか楽観的な答えが返ってきた
、、、いや、一応夜やし食べ終わってるんちゃうん?
「あの」
pi「2人とも、何してんの!」
sn「早く食べましょうよ!」
そのことを言おうとしたらバカでかい声に遮られた
相変わらずなのだが、やはり慣れない
kr「とりあえず食べよっか」
机周辺にみんなが集まったの確認したらぺいんとさんが喋り始めた
pi「えぇ〜、ではショッピさんとのお別れ会という事で」
みんなグラスを持ったままぺいんとさんを見る
pi「これからのショッピさんに幸あれ!乾杯!」
all-pi「乾杯!」
乾杯後はもうお祭り騒ぎだった
みんなが好きな物を食べて、喋って、笑って、また食べて
a国ではこういったお祝いの様なものも少なく、俺達のお披露目会だけだった
実際はもっとしているのかもしれないが、俺はそれ以来そういったことをしていない
改めて思う、ここに来て良かった
a国では出来なかったことが出来るし、何よりゾムさんと会えるのだ
それが何より楽しみで、嬉しいことか
きっと、誰も分からない
さっきまでが嘘のように静かになった食堂
なんやかんやで全て食べ切っていて、片付けも終わった
片付けが終わった後、解散となりここに残っているのはクロノアさんとトラゾーさんと俺だけだった
tr「楽しかったですね」
沈黙を破ったのはトラゾーさん
問いかけるような口調なので同意の言葉を返そう
all-tr「そうだね/そうですね」
クロノアさんと返事が被っていまい、少し気まずかった
それでもどこかおかしくて
気づいたら吹き出していた
それは2人も一緒だったようで、笑っていた
tr「いやぁ、見事に被りましたね」
ひとしきり笑った後、そうトラゾーさんが口にした
kr「そうだね、面白かった」
「同じこと考えてたんですね」
少し、楽しんでいるのが俺だけではないかと心配していたが杞憂だったようだった
kr「まぁ、違う所に行ってもこれからもよろしくね」
外れた敬語はそのまま、手を差し出してきた
それに応えて俺も手を差し出し、握った
「こちらこそ、お願いします」
こんな、なんて事ないことで笑っていたい
こんな楽しい日々を過ごしていたい
きっと、我々国にいてもそんな日常を過ごせると信じてる、願ってる
だから、不安なんて無い
無くなった
これからの未来を思って
ワクワクした感情が湧き上がる