テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
あとがき
その1.長編小説:ネコ科の本当の生き方:後編について
なぜ私男性作者が小説を書くのか。何のために小説を書くのか。 これについてお話しいたします。 それは私作者自身の複雑な内面を投影したいのもありますし、自分のこの醜い内面を投影することによって、本質的なドス黒い残酷でグロテスクな歴史とは何かを考えるためです。
これを動物視点にするために試みたことは飼ったこともないイエネコの特徴を調べてメインとしているトラとライオンに焦点に当てました。
なぜならトラとライオンは大型ネコ科動物でありながら、共通として食肉目ネコ科ヒョウ属に生物学的事実として区分されている生き物だからです。
トラとライオンの生態を理解することはイエネコの本質や生き方をデジャブに感じると思うからです。
簡単に言うと大型ネコ科のライオンとトラの
生き方はネコの本質や生き様と地続きでもあります。
それだけに焦点を当てていません。もしイエネコがトラとライオンと同じくらいの大きさだったら結果はどうなると思いますか?
私はこう思います。そうなった場合は一瞬の甘噛み、猫パンチ、じゃれあいのせいで人間は命を落としてしまうリスクがあり、最終的には
ネコ科特有の狩猟本能のせいで餌にされてしまうことがあるからです。
つまりネコという生き物は、れっきとした狩猟本能を持っている肉食動物(肉食獣)と言えるということです。
その2.私作者の分身について
白いホワイトライオンのナースティカこそ実は私男性作者の分身でもあります。なぜなら私の冷静かつ冷徹な性格を投影しているからです。
ナースティカの意味はサンスクリット語で異端です。その意味を込めたのは私作者の生きづらさや孤独感、はみ出し者であることを自覚した上で投影させていただきました。
しかもホワイトライオンにすることで、白い見た目の生きづらさと私作者の生きづらさを共鳴するようにして描きました。
その3.正義とは
私は善悪を白黒はっきりつけるような勧善懲悪が好きではありません。
なぜなら**『正義の反対は悪ではなく別の正義』**だという自覚を持たないと、多角的な視点を持つことができないと考えているからです。
正義の本質とは自分の信念にあるのではないかと考えています。
ですが、一歩間違えると自分が正義だと思っていたとしても、相手からすれば悪だとみなされてしまうという負の側面があるからです。
なので、正義について研究するために過去の歴史を勉強するだけでなく、他の作品でも主人公と悪役の正義とは表裏一体だと考えました。
それこそ正義の反対は別の正義ではないのかと言及しています。
読者の皆様にお伝えいたします。
この小説を通して、歴史を学ぶことは自分の内面、背景とどのように向き合って人に寄り添っていくか一緒に考えてみませんか?
正解なんてありません。人それぞれ育った環境や価値観は全く異なる十人十色ですから。
無意識の偏見(バイアス)とは
私たちは人間社会で生きている中で、自分が気づかず、物の見方や捉え方が偏ってしまうことがあるのではないでしょうか。つまり誰しもがこの無意識の偏見に囚われていると言えます。
これは性別、属性、外見に対する思い込みが有力だと思っており、例えば『男だから全員力持ち』、『女だから全員家事が得意』等です。
それを持つこと自体誰しもが、私たちが持っているバイアスですが、それが時に知らず知らずに他人を傷つけてしまうことがあると言うことです。
難しいですが、対処法としては一度自分を客観視してみること、自分の意見に偏りがないかどうか、立ち止まって疑ってみることが大事だと考えています。なぜこの話をしたのかと言うと、社会が歪んでしまう一つの原因としてはこの無意識な偏見も関わっていると考察したからです。
これを動物として考えるなら作中でもあげた
『トラは密林の王』、『ライオンは百獣の王』、
『イエネコは気まぐれで自由奔放』というラベルも無意識の偏見と捉えることができるのではないでしょうか?
トラもライオンも完璧で完全無欠な肉食動物と思われがちだと思っている人もいますが、完璧な動物なんていません。どんな動物も自然における不条理さや宿命に立ち向かって生きています。孤高に見えるトラも実は巨大な野良猫のような生き方をしないと生存戦略として難しかったり、ライオンも群れを成さないと社会で保つこともできず、黒いタテガミを持つオスライオンを用心棒兼縄張りパトローラーにするのも難しいでしょう。
その4.なぜバーラトに焦点に当てたのか。
それはライオンとトラの生息域がほぼ同時に被る場所がバーラトにあるグジャラート州だからです。そうすればライオンとトラがバトルできる作品に仕上がるからです。
その5.イエネコを登場させた背景
作中でナースティカの回想シーンに登場した
イエネコのオスであるマールジャーラについてですが、私が初めて本格的にイエネコキャラにしてみました。ですが、彼にとっては人間や他のネコ科がイメージする『優雅で気まぐれ』というラベルを嫌う設定にしました。
なぜならネコのマールジャーラの行動はネコ科特有の縄張り意識と狩猟本能を出す意味とはネコ科の本質であるからです。今回登場したトラとライオンはその地続きと言えるでしょう。
イエネコの生態を通してネコ科の猛獣を観察すると見方がさらに変わると言えます。
私男性作者自身はネコを飼った経験はありませんが、イエネコは小さいトラとライオン、逆にトラとライオンは大きいイエネコと捉えた上でこの小説を執筆すればネコの可愛さとは何か理解できるかもしれないと思いました。
コメント
13件
いやあ、第16話「あとがき」、めちゃくちゃ読み応えありました。 特に『正義の反対は悪ではなく別の正義』ってフレーズ、胸に刺さりましたね。トラとライオン、そしてイエネコを「地続き」で捉える視点も面白い。あのマールジャーラというイエネコのキャラ、実は「優雅で気まぐれ」っていう人間側のラベルを嫌ってたんだ…なるほど、それであの塩対応だったのか。大型ネコ科と地続きだからこそ、狩猟本能とか縄張り意識みたいな本質が見えてくるっていう構造、好きです。 ナースティカが作者さんの分身で、白い見た目の生きづらさとリンクしてるっていうのも、すごく腑に落ちました。ここまで丁寧に世界観の設計意図を開示してくれるの、設定厨の自分としてはたまらないですね。完璧じゃないからこそ魅力的なネコ科の描写、これからも楽しみにしてます。