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こんにちわ〜

やっと最終回です‪( ;ᯅ; )‬

お待たせしてすみません🙇‍♀️

休みに入るので投稿頻度あがるかも、、?



頂上を過ぎたゴンドラの中。3人が外を見ながら



「あれ事務所ちゃう?」

「あそこでライブやったくね!?」

「うわっ、懐かしすぎるって!!」



と、盛り上がる声が響く中、
仁人は外に目を向けないようにしてようやく目を開き、そっと息をつく。



「……やっと終わった……」



ただでさえお化け屋敷で体力的にも精神的にも消耗したというのに、観覧車が半周しただけでその何倍もの疲れがドッと押し寄せた。

さすがにいつまでもプルプルと小さく震えたままの仁人が可哀想になり、勇斗が



「怖かったね」



と甘く声をかけたり、舜太が



「もう終わるからね」


とフォローする。
けれど、その程度では前半の行いが許されるはずもなく、



「信じない……」



と涙目になりながら震える仁人。


そして、やっとゴンドラが地上に到着。
係員が扉を開けた瞬間、 仁人はゴンドラから飛び出す。 そのまま、出迎えに来ていた柔太朗の胸に勢いよく飛び込む。



「っえ!?なに?…ん?仁ちゃん泣いてる?」


「うぅぅぅ〜〜〜、グスッ 」



大号泣。しかも盛大なハグつき。

縋り付くように泣きじゃくる姿はまるで小さな子供のようで、柔太朗は



「えぇ、と、大丈夫?仁ちゃん」



と
困惑しながらも優しく頭を撫で、



「怖かったよね。頑張ったね、えらいえらい」



と
保護者のように慰める。

仁人はぐずりながら、



「あいつらが、っ、おれほんきで、こわかったのにっ、、やめてくんなかった、」



と
告げ口するように言う。

ちょっと遅れて2人のもとへ来た勇斗・太智・舜太は
その光景を見て



「え、ガチ泣き?てか、ハグ…」

「まじ?」

「柔、ずるい!」



と、悔しそうな顔を浮かべる。

柔太朗は仁人を軽く抱きしめるようにして、勇斗に向かって言い放つ。



「特に何もしてないのに、
こんなご褒美もらっちゃって、ごめんね?」



さっきの仕返しとばかりに、
しっかりマウントを取りにいく柔太朗。



「うわぁぁぁめっちゃ腹立つぅ!!!」



夕焼けの遊園地が、みんなの笑い声に包まれた。





観覧車を降りてから仁人は、
柔太朗の横にぴったりとくっついて離れない。

勇斗たち3人を、もうお前ら信用しないからなというように、ちらちらと警戒した目で見ている。 柔太朗は仁人の頭をぽんぽん撫でながら、



「何されるか分かんないからね〜。近づかない方がいいよ。」



と
保護者ポジという最高の立ち位置を獲得し、満面の笑み。勇斗は納得いかないとでも言いたげに柔太朗に目線を送るが、まるで相手にされない 。
舜太は



「仁ちゃん、ごめんな〜!ほんま反省してるから〜!」



と謝るも、
仁人はぷいっと顔を背けてまだふてくされ顔。 そんな中、太智はケラケラと笑って



「いや〜〜、今日は珍しい仁人いっぱい見れたなぁ!」



と、全く悪びれず大満足している様子。

しばらくして、迎えに来ていたマネージャーの車に全員で乗り込む。
マネージャーからの



「どう?リフレッシュできた?」



という問いかけに



「「「「はい!!」」」」



と元気よく答える4人。
ただひとり、仁人だけがどんより顔で、



「……全然。」



と呟き、
4人はなんとか笑いを堪える。そんな中、 太智が



「しょげんなよ〜」



と声をかけつつ、
座席の足元から袋を取り出す。



「はい、これ」


「え?なに?」



と受け取った仁人が袋を開けると、中にはダ〇フィーくらいの大きさをしたうさぎのぬいぐるみ。



「えっ……!?」



一瞬で仁人の表情が今日イチの笑顔に変わる。



「アイス食べてた時、お土産屋さんに飾ってあったやつずっと見てたやん?欲しそうにしてたから買っちゃった!」



太智がいつもの調子でおちゃらけて言う。



「え……ほんとにいいの……?まじでありがと!だいすき!!」



満面の笑みで、ぬいぐるみを大事そうに抱きしめる仁人。仁人の 姿をニコニコと見ていた勇斗、柔太朗、舜太が一斉にビクッと固まる。



「……え?」

「今、だいすきって言った…?」

「そんなサラッと言う?聞き流すとこだった」



太智が仁人からの「だいすき」をもらう瞬間を目の当たりにし、焦る3人。



「あいつ、今日いたずらしかしてないやん!」

「最後に全部持ってかれたんだけど…」

「仁ちゃんそれはないって!!騙されたらあかんよ!?」



しかし、疲れもあってか仁人はすでにぬいぐるみを抱きしめながら
幸せそうに熟睡。

3人が悔しさにジタバタする中、太智は座席にもたれて、



「はぁ〜。よく眠れそ♡」



とニヤニヤしながらわざとらしく勇斗たちに向けて言う。




争奪戦の火種を残したまま、5人を乗せた車はゆっくりと帰路についた。




最終話ありがとうございました〜!

無事投稿しきれてよかった、、。

今回はYJと塩レモンでした。

どうしてもトリは太ちゃんがよくて(*´艸`)

その理由?をおしゃべりのほうで投稿するのでもしよかったら見てください!

特に太ちゃん推しの方、ぜひ読んでください!!!!!!!!!

ではまた(*´︶`*)ノ




(そういえば、先日さのじんが掲載されているnon-noの9月号が届いて読んでいたんですが、吉田さんがテーマパーク苦手という話をしている部分があって、とんでもなく気まずかったです。タイムリーすぎ。)


この作品はいかがでしたか?

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コメント

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ユーザー

YJ、塩レモン最高!!

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