テラーノベル
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ドンッどッ
ガがっ ゴンッ
目の前にある部屋から聞いた事のない音がした。
俺は「まさか」なんて思いながら部屋の扉を恐る恐る開けた。
「父..さん、母..さ…ん?」
部屋には血だらけの父さんに呼吸が荒くなり、今にも死んでしまいそうな母さんと、
返り血を浴びた銀髪の男が立っていた
「か..なめ、逃げ…て」
立ち尽くす俺に母さんが言ったんだ
「お願いッ..逃げて….!」
俺は母さんの言葉を聞いても逃げることが出来なかった
逃げたくなかった。
すぐ目の前に両親を殺した相手が背を向けているのに..
俺は判断に困っていたんだ。俺が逃げたら父さんと母さんはどうなるか、
相手が背を向けているなら攻撃できるのか?
俺が?親を殺した奴を?
「子供が居たのか」
俺が色々と考えている最中、銀髪の男が振り返った。そして何かに驚いた様に言った。
「君は…そうか、もう_」
何かを覚悟したような目でこちらを見た。だが、俺には気にする余地がなかった。許せなかったんだ。
「__んで、なんで!何で父さんと母さんを殺したんだ!」
ブワッ
その音を聞いた瞬間俺の中で、
何かが“プツン”と切れたんだ。
その後の記憶は無かった。怒りで理性が保てなかったのだと思う。
ウゥー ウゥーと聞き覚えのある音で
俺の手は止まった。
俺は原型すら保っていなかったモノを眺めた。
「…」
先頭で向かって来たのは老警官だった。
俺が銀髪を殺したことにすぐに気がついていたが、真っ先にこちらを見てこう言った。
「坊や、向こう側の景色はどんな色をしていたかな?」