〜翌日の午後2時頃〜
扉を開け休憩部屋に入る。
すると誰も見当たらない。
「あれ、1番か。」
どちらかが来るまでソファに座ろうと思い、
ソファまで歩くと、
「…」
ソファに横になって熟睡している雫が居た。
起こすのも気が引けるなぁと思い、
ソファの前に座る。
そうしてしばらく携帯を触っていると、
「ん…んーっ」
起きたようで足や腕を伸ばしている。
「起きた?」
「あれ…いつから来てたの?」
「2時ぐらい」
「…え、1時間経ってるじゃん、起こしてよ」
「気持ちよさそうに寝てたし…」
「ていうか起こしたら起こしたで怒るじゃん。」
「…確かに。」
再び携帯に目をやると、
「その水ちょーだい」
ソファから抱き締めてくると、
指をさしてそういう。
「どーぞ」
そう返事をすると雫は腕を伸ばし水を飲む。
いい匂いするなぁとか思っていると、
「あれ、また私最後だ。」
天音が扉を開けて入ってくる。
「ま〜私と揺不は主に早めに来てって言われてたから」
「あれ、でも呼ばれたのはそうだけどなんで早めに俺ら呼ばれたんだろ? 」
「主の事だし忘れてんじゃない?」
「あ〜主ならありそうだねそれ」
天音がそう頷くとドアを閉めこちらに歩いて来、
雫の横に座ると、
「なんで揺不下に座ってるの?」
「さっきまで雫が寝てたからさ」
「だって揺不来るの遅くて暇だったもん」
「いや時間通りに来たよ?雫が早いの」
「え〜?普通じゃない?」
そんな会話をしていると天音が机のリモコンを取るとテレビをつけて、
「ちょっと待って?」
「「ん?」」
「いやさ、テレビはいいけど…心霊はダメだからね?分かってる?」
「雫に抱き締めてもらえばいいじゃん」
「なんで見る前提なの?!ホントやめて!」
「思ったけど揺不精神年齢10歳なの?」
「それ結構効くからやめて…心霊はマジで無理なの、」
「まぁ1年ぐらい一緒だし無理なのは分かるけど、私と天音居るんだしいーじゃん」
「いやまぁ…それはそうかもだけど、」
「こっちとしては可愛い揺不が見れるし心霊も見れるしで一石二鳥なんだよね」
「こっちはずっと怖いんだけど」
1時間後ぐらい
「やーやー3人ともって…大丈夫そ?」
「あ、主じゃん」
「主助けてぇ!」
「わっ、何?どしたの」
「マジでもう心霊やだ、この2人嫌い!」
「それ毎回言ってるじゃん?」
「今日は本当にもう嫌いになったんだってば」
「へ〜?じゃあ雫と寝なくていいの?」
「あ…」
「心霊見たなら今日怖くて寝れないんじゃない?」
「…それはぁ、主と寝る。」
「え?私なの?そこは素直に2人と仲直りしなよ…。」
「んで主何しに来たの?」
「ん?あーいや、今日ストーリー撮らないから、もう寝たりしてていいよって言いに来ただけ」
「え、撮んないの?」
「うん。明日だった」
「はぁ…これだから、」
「まぁ主だから、」
「ちょっと天音さん?主だからとか言わないでくれませんかね」
「あと揺不どうしたらいいの?、」
「主と寝るし…」
.
雫が揺不を引っ張り抱きしめると、
「はい捕まえた」
「ちょっと…!離してよ雫」
「仲直りしてくれなきゃずっとこうだよ〜?」
「じゃあ心霊見ないって約束してよ」
「え、それはやだ。」
「右に同じく。」
「なんで?!」
「主も何か言ってよ!」
「…いやまぁ、いつも通りじゃん?」
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裏はなんか、
1話と同じような事してますね。
本当どんだけ心霊が嫌いなんだろ?
あのまま本当に私と寝そうでしたよ!
まぁ雫が連れてっちゃったんですけど、
揺不はなんか、弟みたいな感じですね。ほんと。
本当に16歳なのかなぁと思うくらいには。
可愛いもんですね。







