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ガチャっと音がし目が覚める。
重いまぶたを擦りながら目を開くと、
「あ…ごめん寝てた?、」
「んー、どしたん揺不。なんかあった〜?」
「いやその、早起きしちゃったし。朝ごはん食べるか聞こうかなぁって。」
「お、作ってくれるん〜?やるじゃん」
「いーから、食べるの?」
「もちろん。」
「はーい」
そう言って揺不は扉を閉めて行った。
ストーリーの撮影等で一々ここまで来るのがだるいと雫が言ったのがきっかけで、
スタジオの近くの家で皆住むことにしている。
揺不は早起きで良く朝ごはん等作ってくれていて大変助かる。
そうして布団から出て、着替えて髪を整える。
今日はオフの日だし、台本でも書くかなぁ。
そんな事を考えて部屋を出ると、
「あ、主。」
天音も同時に部屋から出てきたらしい。
「ふぁ〜あ、今日何する予定なの?天音」
「特に決まってないかなぁ。 」
少し雑談しながらリビングに入ると、
「あれ?雫の方が早かったんだ。」
雫の影がソファに見えそう口にすると、
「んーん、それソファ寝てるだけだよ。」
揺不が答える。
え、寝てんの?
確かめる為にソファを覗くと、
雫がぐっすりと幸せそうな顔で寝ている。
本当だった。
「なーんだ、珍しく早起きだと思ったのに。」
「そうだったら良かったね。」
「手伝おうか?揺不」
天音が揺不に聞くと、
「じゃーちょっとこっち来て」
「は〜い」
手招きしながら揺不が天音を呼ぶ。
雫の寝顔でも拝もうと思いソファに腰をかけると、何故か雫が目を覚ます。
「ん…んーっ」
軽く伸びをし目を擦るとこちらを見てくる。
「うわ、主だ。 」
「うわって、そんなゲテモノ見たいな」
「ゲテモノでしょ。」
「あーもう許さんよ」
そう言い放って雫を抱き締めソファに横になる
「ちょっと!やめてって!」
「ごめんなさいって言うまで嫌だよ〜」
「あ〜はいはいごめんなさい!これでいい?」
「う〜ん。やっぱダメ」
そーしてじゃれ合っていると、
「2人共ご飯できたよ。」
揺不がキッチンから料理を乗せたお皿を運んできている。
「揺不ありがとね〜ん」
「朝から無駄に疲れるよ主のせいで。」
「何?もっかいして欲しい?」
「揺不にどーぞ」
「遠慮しとく。」
そうして全員席につきいただきますと手を合わせる。
「う〜ん。美味しい」
そんな事をいいながら食事を終え、
テーブルで台本を考えていると、
「はい、珈琲」
「ん、ありがと。」
珈琲を揺不がいれてくれたらしい。
すると、椅子をくっつけ肩にもたれてくる。
「どしたの。甘えんぼモード?」
「素直に出来るの主ぐらいだもん。あの2人はからかってくるし。」
なんとも可愛らしい。
そうして揺不が甘えてきたりなど時間が過ぎ、
少し休憩しようと伸びをする。
「は〜…お風呂入ろっと 。」
そう呟くと3人でテレビを見ていた雫がこちらを向いて、
「あ、私もついでに。」
「嫌だよ1人で入って。」
「えー洗うの面倒臭いじゃん、洗って。」
「お断りします。 」
メモ帳にペンを挟み閉じて、椅子から立つ。
雫がうだうだ言ってきているが無視してリビングを出る。
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隣で雫が主のケチと呟いて再びテレビを見る。
雫って黙ってれば可愛いんだけどなぁ。
と思っていると、
「今私の事馬鹿にしたでしょ。」
「え?口にでてた? 」
「出てなくても分かるから。明らか表情に出てたからね。」
「今度から顔に出さないようにしないと、」
そう言うと雫が頬を引っ張ってくる。
「ひはっひはい!やめへ! 」
「えー?謝ってよ?」
「ぅ…ごへんなはい。」
「ん〜?なんて言ったかわかんないなぁ。」
「い、ごへんなさい!」
「よく出来ました」
満足したのか頬を離して撫でてくる。
「程々にね。揺不が嫌がらない程度にしないとまたこの前みたいに拗ねちゃうよ?」
「確かに、拗ねられると面倒だし」
「じゃあしないで貰えないかなぁ?原因そっちだからねほんと。」
そんなこんなしていると主がお風呂から上がってリビングに入ってくる。
「次どーぞ。」
主は落ち着いているというか余裕のある感じ、包容力?がある。なんかThe年上のお姉さん。
よく話や構ってくれるし、
雫みたいにつねったりからかったりしてこないから甘えやすい。
たまに怖いけど。
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今回から主目線で行こうかなぁと。
それが一番やりやすい感じするんで〜!
あと今回主紹介的なのも兼ねてです。
ということで、
気に入ってくれたなら、
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他の作品も見ていってくれると、助かります!
それでは〜