テラーノベル
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「……え?」
一瞬フリーズ。
「それ……俺の、だよね?」
顔がじわじわ赤くなる。
「ず、ずるいよ〜……急にそんなの」
視線が定まらず、落ち着かない。
「……なぜ、それを着ている」
状況を理解した瞬間、咳払い。
「……サイズが合っていない」
と言いつつ目線は外せない。
「その……風邪をひくな」
心配にすり替える不器用さ。
「は?」
一拍置いてからニヤッ。
「お前、自覚ある?」
袖を軽く引っ張って
「……そのまま出歩くなよ。俺様以外に見せんな」
「……それは」
一瞬だけ目を伏せる。
「不用意ですね」
静かに羽織りを直してやり
「……ですが、嫌ではありません」
夜の声が低い。
「っ……何してんだよ」
目を逸らす。
「別に、似合ってるとか思ってねぇし」
間を置いて
「……そのまま寝るなら、ちゃんと暖房つけろ」
世話焼きデレ。
「おやおや……」
意味ありげに目を細める。
「それ、俺のだよ?」
軽く近づいて
「そんな顔で着られたら、困るんだけど?」
余裕と色気の塊。
「Whoa……!」
素直に固まる。
「それ、俺のシャツなんだ!」
照れながらも
「……悪くないな。ヒーロー的にはアリだ」
直球。
「……寒くない?」
静かに聞いてくる。
「それ、僕の匂いするでしょう」
距離を詰めて
「……逃げないんだね」
声が低くて静か。
「まったく……」
ため息混じり。
「夜にそんな格好、無防備すぎある」
上着をかけながら
「……我の前だけにするよろし」
年長者の独占欲。
「……あ」
小さく声が漏れる。
「それ……僕のだよね」
少し照れつつ
「……似合ってると思う」
控えめだけど真剣。
「はぁ!?」
顔を赤くして
「なんでそれ着てんだよ!」
視線そらしつつ
「……他の奴に見せんなよ」
ツンの奥に独占欲。
「……あかんやろ、それ」
低い声。
「そんな無防備なん」
そっと距離を詰めて
「……俺のシャツや。俺の前だけな」
夜の包容力。
「……おい」
一瞬止まる。
「それ、俺のやん」
静かに近づいて
「そんな格好、反則やで」
小さく笑って
「……夜は、余計にな」
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