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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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無事テスト期間に入り、ゆったり勉強ができる場所として近くの温泉に来た。


リラックスルームなのに勉強しまくってる私たちは、2人だけの世界に入り込んで気づいたら5時間ぐらい経っていた。


「風呂入ってこようぜー!!」


お風呂で別々に入っている時間はなぜか時間の流れが遅かった。

ずっと拓のことを考えてのぼせたりしながら温泉を出るとゆでだこみたいに赤くなった拓が立っていた。


「やっべー、のぼせたわ(笑)」


勉強ができそうにないっていう言い訳で、少し館内を散策した。


足湯カフェで水を掛け合いながら入ってたカップルは私たちだけだったな。

楽しくて仕方がなかった。


空に見える大きな満月を見て、私は叶ったことに対するお礼を呟いた。


「拓と付き合えたこと、こうやって一緒にいられること。そして、サッカーで良い成績を収められたこと、全てに感謝しています」


満月に感謝をするとそのパワーをあげることができる、という迷信を信じていた私の話を聞いて、

拓は大きな声で感謝を唱えた。


「口に出しちゃダメでしょ(笑)」


大きな声で笑いながら、駅へと向かった。



「ねぇ、萌こっち向いて。」


振り向くとすぐさまキスをしてきた拓。


「ごめん我慢できなくて。本当に楽しかった。ありがとうね!また勉強しよう。とりあえず赤点回避だな〜」

焦ったように話題を出して、何事もなかったかのように帰っていった。


あの時のキスの味はいまだに忘れられないぐらい、甘い良い匂いだった。



次は文化祭…

拓にファンが増えないか心配で仕方がない。


ずっと一緒にいたいけど、茶化されて別れるのも嫌だしちょっと我慢しよう。


「えぇー、。でも放課後は会ってくれるんだよね?」

少し残念そうな拓は、放課後にドーナッツ食べに行こうって話で納得してくれた。


誰にも取られたくないの…。

妬まれたり恨まれたりして嫌な気持ちにもなりたくない。

どうか、このままでいさせて。


そう願った。

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