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イーストン魔法学校。
魔法界の中枢を担う数々のエリート達を送り出してきた由緒ある名門校である。
編入試験は当然超難関であり、そしてその試験を担当するのは次世代を担うエリート魔法使いだ。
ー試験会場
「ここが試験会場か。」
『いっぱいいるね。』
試験会場へとやって来たジンとライムは会場を見回す。
流石名門校という事もあり、受験者の中には名門貴族の長男に魔法局事務次官の息子など世間的に有名どころが集まっており、彼らは魔法書のチェックに杖の手入れをしていた。
ちなみにジン達のような一般の受験者も当然だがいて、緊張して辺りを見回している者、真剣に魔法書のチェックや念入りに杖の手入れをしている者さまざまだった。
「これは俺たちも負けてられないな。」
『そうだね。』
周りの者達を見て気合いを入れ直すジン達。
とそんな2人の耳に、
ガシャガシャガシャガシャ。
「フンフンフンフン。」
「ん?」
『何の音?』
この場に聞こえるはずのない何かを速く動かす音と声が聞こえて来た。