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【内緒】
…ガチャと開ければお邪魔しまーすと元気に言うまちこ。
俺はというと頭の中でぐるぐる今の自分の家は果たして彼女を入れても大丈夫なのかと記憶を巡らせている。
とりあえずずぶ濡れの彼女を風呂場に突っ込む。着替えは適当なシャツと短パンでいいだろ。下着は…申し訳ないが流石にない。
「まちこー?着替えたタオル置いとくなー…洗濯機にあとで服突っ込んでおきぃー」
「ありがとーーー!!!」
言えば中から元気な声が帰ってくる。
風邪を引かなけりゃイイが。
そう思いながらさっさと俺も濡れた服を脱ぎ部屋着に着替えて洗濯機に突っ込む。そんでもってリビングに行って散らかしてたものを慌てて片付ける。
「せんせーありがとねぇー」
「おー」
振り返れば俺の服を着て髪を拭きながら出てきたまちこがいる。
その姿に少しドキッとするがいやいや、こいつは大事なメンバーだ。仲間だと頭をふる俺。
「せんせー大丈夫そ?てかせんせーも入ってきたら?」
「いや、俺はそんな濡れなかったから」
「そー?やーでもほんと助かったよぉ〜」
…人の気も知らないでそんなことを言うまちこから俺は目が離せなかった。
こいつ抱いたらやっぱりヤバいよな色々と…
「あ!!!会議!!!!」
「うぉっ」
その一言でヤバい考えが一気に消し飛んだ、
まずい、もう開始時間から5分も経ってるしこの状況を知られたらぜっったいに弄られる!
「とりあえずまちこはそっちに寝室あるからその入ってディスコ入り!」
「わ、わかった!!!」
ニキたちに弄られると考えたのは俺だけじゃなかったようでまちこも慌てて隣の寝室に駆け込んでドアを閉めた。
俺も慌ててパソコンを起動してDiscordを立ち上げる。
ピロン
俺が入ったとほぼ同時にまちこも入ったようだ。
『あ!せんせー!まちこり!おっそいよー!』
『あれ?ボビーとまちこり一緒に遅刻じゃん何してたの2人で』
『ほんとだせんせーまちこさんデート?デート?』
あれあれあれあれー?
入って早々よくそんなに人をいじり倒せるなと思うほどりぃちょニキキャメの口が回る。
『ちっがーうし!ただの偶然だよー!』
『『ほんとかなー?』』
『まちこ、わたしにあとでこっそり教えて?』
『はっちまでぇー』
「お前らなぁー」
『ん?てかまちこり、今日音悪くね?』
嫌なことに気がつくニキ。
『あーごめん!買い物中にずぶ濡れになっちゃったから避難中なんだー!』
だからスマホからなの、途絶えちゃったらごめんー!
『まちこそれ大丈夫?風邪ひかないでね?』
『ありがとーはっちぃー♡大丈夫シャワー入ったからー♡』
『まちこり〜避難って男の家かー?』
「『ちがうわ!!!』」
『なんでボビーまで?あ!さてはボビーんちだな!!』
『ちがうちがうちがーーーう!!!んなわけないでしょ!ほら!会議しよ!会議!!』
このこのーだのひゅーひゅーだのよ!しろまち!だのお熱いねーだのとヤジが飛ぶが何とか会議が始まった。