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『コマメ島で…』
酒場のジェイク「よう。手紙、
ありがとな(笑顔)。」・ぷー吉を見て
言った
ぷー吉「ふあ。」・右前足を上げた
れお助「ぷー吉が、この時代に来て、
最初に落ちた場所か。」・ぷー吉の隣で、
きょろきょろした
ぷー太郎「・・・・・。」・兄の
うしろで、酒場のジェイクを見ている
酒場のジェイク「ほう、今日は友達も
一緒なんだな。」・れお助と、その弟を
見て言った
ぷー吉「ふい。」・うなずいた
酒場のジェイク「酒場のジェイクだ。
よろしく。」・れお助兄弟に
自己紹介をした
れお助「れお助だ。」・右前足を上げた
ぷー太郎「ぷー太郎…。」・うつむいた
酒場のジェイク「確かに、人の言葉を
発しているな。それは、そうと、手紙の
通り、砂浜に居たぞ。」・白色の犬を
どこからか取りだした
白色の犬「ワンワン!」・れお助たちに
向かって吠えた
これ↓
酒場ジェイク「コイツの名前はバイス。
犬小屋に、そう書いちまったから、
2匹めだな。」・バイスをおろした
れお助「何を言っているのか、全く、
わからなかった。お前は、どうだ?」・
弟に訊いた
ぷー太郎「ぼくも全然…。」・兄に
答えた
酒場のジェイク「ははっ、そうか。
コイツは、臆病だから、警戒して
いるんだよ(笑)。」・バイスを見た
バイス「・・・・・。」酒場の
ジェイクの、うしろに隠れた
酒場のジェイク「それで、オレに
用って?」・ぷー吉に訊いた
ぷー吉「悪意の、よどみ、に行くから
舟借りる。」・酒場のジェイクに答えた
酒場のジェイク「わかった。今晩、
泊まってくだろ?」・すぐ、うしろの
家を指した
『翌朝…』
酒場のジェイク「さぁ!出発するぞ!
」・エンジン付きの小さな舟に乗ってる
フィル「なんで、ボクまで…(落)。
」・舟の前の方で言った
語り手「フィルは、ユウキによって、
強制的に連れてこられたのだ。」
れお助「お前の知り合い、変なのが
多いよな。」・隣の弟を見た
ぷー太郎「うっ、うん…(苦笑)。」
ぷー吉「・・・・・。」・フィルの頭の
上で、おすわりしている
『悪意のよどみ、で…』
酒場のジェイク「危険区域とはいえ、
海岸沿いは、出入り自由だから、釣りを
したいヤツらが、こっそり来るんだよ。
それで、桟橋があるんだ。」・犬たちを
桟橋に乗せた
れお助「ふ〜ん。」・周りを見ている
酒場のジェイク「フィルさん。あんたも
降りてくれないか。」・その方に言った
フィル「・・・・・。」,舟から降りた
酒場のジェイク「そうそう。奥の方には
行くなよ。邪気に、とりつかれて…。
」・犬たちに言いかけた
フィル「案ずるな。我は、不死身なり。
」・笑顔で、酒場のジェイクに応えた
「バチン!」
語り手「酒場のジェイクは、ゆっくりの
舟から降り、フィルの、ほっぺを
引っぱたいた。」
れお助「ありがとな!」・舟で、
去る酒場のジェイクに右前足を振った
フィル「・・・・・。」・自身の、
ほっぺに触れている
ぷー太郎「兄さん。その左前足に
持っているのは?」・その方に訊いた
れお助「電動の泡立て器だよ。この
時代に来る途中。2千年前だったかな。
落ちているのを見つけて回収したんだ。
」・電動の泡立て器を弟に見せた
ぷー太郎「ふ〜ん。」
フィルの心の声(電動の泡立て器…。)
語り手「あれ1、のミノタ戦を
思いだそう。」
れお助「邪気に、とりつかれた時に
役立つかと思って。」
「ポムッ。」
語り手「れお助は、ぷー吉のクチに、
電動の泡立て器を突っ込んだ。」
れお助「さて、行くか。」・砂漠の方へ
歩きだした
「ザ〜…。ギャーギャー!バサッ…。」
語り手「黒い霧のような邪気が、砂の
下から現れて悪魔を創り、形を
成した途端、砂に還る。それを
繰り返しているのだ。」
ぷー太郎「暑さもだけど、空気が重い…
。」・うなだれながら歩いている
れお助の心の声(確かに息苦しいな…。
邪気の影響か…。」・先頭を歩きながら
、周りを見た
フィル「こけこっこぉ〜!!!」・奇声を
発した
れお助の心の声(このままだと、弟が
危険だ。手を打たないと…。)・
うしろの方を見た
フィル「わんわん!」・よつんばいに
なり、犬のように吠えた
れお助「その前に。」・ぷー吉のクチに
右前足を突っ込んだ
「カチッ。」
語り手「れお助は、電動の泡立て器の
スイッチを入れた。」
「スポン。」
語り手「フィルから邪気が抜けでた。」
フィル「?」・きょろきょろしている
れお助「ぷー吉。弟を頼む。」・
その方に言った
ぷー吉「ふい。」・うなずいた
語り手「その後、ぷー太郎は、ぷー吉の
中へ、フィルは、電動の泡立て器で、
ちょいちょい邪気を抜かれていた。」
『一方、ヒミコたちは…』
マイコ「山奥に、こんな湖が
あったなんて知りませんでした(喜)。
」・小さな湖を見ている
ヒミコ「鏡湖(きょうこ)よ。湖面鏡に
映える湖だと聞いているわ。」・湖を
見ながら、隣のマイコに言った
マイコ「鏡湖ですか。」・ヒミコを見た
ヒミコ「名前の由来は、クロムと、
その家族が、ここにきて、鏡子さんが
湖面一杯に映ったことから付いたのよ。
美しい女性が立つと、キレイに映る、と
評判ね。」・マイコを見て言った
マイコ「見てください!私たちも
映ってますよ(嬉)!」・湖面を指した
語り手「ヒミコとマイコが、湖面一杯に
映っている。」
ヒミコ「いいじゃない。これからの
私たちの関係みたいで。」・湖を背に
歩きだした
語り手「湖面が、笑顔で
寄り添うヒミコとマイコに変化した。」
『切り立つ崖の前で…』
ヒミコ「本によると、この辺りに…。
」・岩壁を探っている
「カコッ。」
語り手「ヒミコの触れた部分が四角に
ヘコんだ。」
「ゴゴゴ…!」
語り手「岩壁の一部が上へ動いた。」
ヒミコ「入るわよ。」・マイコに
言いながら、歩きだした
マイコ「はい。」・ヒミコに続いた
『遺跡の中で…』
ヒミコ「どう?」・石碑を読むマイコに
訊いた
マイコ「え〜と、ですね。魔力を使って
開ける、と書いてあります。」・石碑を
見ながら、ヒミコに言った
ヒミコ「変ねぇ。この世界は、魔法が
使えないはず…。」・首をかしげた
マイコ「とりあえず、使うしかないと
思います。」・ヒミコを見た
ヒミコ「そうね。やってみましょ。」・
石の扉の前に立った
「ス…。」
語り手「ヒミコは、扉に手を触れた。」
「ボゥッ、バリバリ…!」
語り手「トビラは、炎に包まれたあと、
冷気、カミナリ、風の順に、チカラを
現し、スッと消えた。」
ヒミコ「・・・・・。」・自身の手の平を
見ている
マイコ「ヒミコ?」・その方を見て、
首をかしげた
ヒミコ「いえ、なんでもないわ。」・
手をおろし、歩きだした
『しばらくして…』
マイコ「壁画ですね。」・それを見て
立ち止まった
ヒミコ「ここに描かれている人。私の
ママに似ているのよね…。」・マイコの
隣にいる
マイコ「・・・・・。」・ヒミコを見た
ヒミコ「あぁ。私のママっていうのは、
私が4歳の時に病気で亡くなったのよ。
とても、優しい人だったわ。」・マイコを
見て言った
語り手「ヒミコのママの名は、
森村・勇美(ゆみ)。享年22歳。」
これ↓ マイコ「そうでしたか。パパさんも
優しそうな眼をしていましたし。
うらやましいです。」・胸に手をあてて
、眼を閉じた
ヒミコ「そうね。あなたも、大事に
されていたみたいだし、同じ気持ちだわ
。」・よそを見た
マイコ「ふふふ(笑)。」・片手で
自身のクチを隠した
ヒミコ「?」・マイコを見た
マイコ「いえ、ごめんなさい。ヒミコの
照れ隠しが、かわいかったから、
つい(笑顔)。」・その方に言った
ヒミコ「まぁ、いいわ。それよりも、
過去に魔法を使う人が居たとは、
おどろいたわね。」・壁画を見た
語り手「手から炎を出す人の絵が、壁に
描かれているのだ。」
マイコ「私の知る限り、そのような人は
見かけませんでしたが…。」・同じく
壁画を見た
ヒミコ「別の世界から来たんじゃ
ないかしら。」・マイコを見て言った
マイコ「ありえますね。ヒミコも
星間移動が、できますし。」・その方を
見て、うなずいた
ヒミコ「だとしたら、私の先祖の
可能性もあるわね。ホンダマの環境が、
長い年月で忘れ去られたチカラを
呼び起こしたのかもしれないわ。」
マイコ「下の方に文字がありますよ。
え〜と…。」・壁画の下の文字を読んだ
語り手「日本語で、『どの世界でも
魔法は使える。自身の純粋なチカラを
信じて。』と書かれている。」
ヒミコ「・・・・・。」・マイコの
言葉を聞いて考え始めた
『遺跡の奥で…』
ヒミコ「これが、ぶっ飛び船ソラドリ?
雑ね。」・それを見て、感想を言った
これ↓
マイコ「ナリトシさん。もっと上手に
描けませんか?」・その方を心配した
語り手「ムリ。」
ヒミコ「マイコ。あなたは、これを
操縦できるのよね?」・その方に言った
マイコ「はい。クチをすべらす人が
居たので、バッチリです。」・ヒミコを
見ながら、親指を立てた