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翠視点
翠「ねぇ、みこちゃん、」
黄「どしたのっ?(ニコッ」
君は、天使のような笑顔で笑った。
翠「、、ずるいよっ、」
黄「、?」
何も知らない君に、真実を明かした方がいいのか。
それとも、その純粋な心のまま、俺は記憶から消えて行った方が良いのか。
いつまでも俺は嘘吐きだった。
翠「みこちゃん、」
翠「もし、俺が居なくなったら、悲しい?」
黄「、、うん、悲しい。」
俺は察してしまった。
君が何も知らない君じゃなくて、
何かを知っている君になっていたことを。
バレてしまったのだ。
でもそのことがバレてしまっても、過去は変わらない。
もう戻れないのだ。
どうしてこうなってしまったのだろうか。
黄「、(ギュッ」
翠「っ、」
黄「、、、行かないで、」
俺も、行きたくて行く訳じゃない。
“国の為”なんだよ。
地位がある奴が上にいる時は、そいつらに従わなくちゃいけない。
こんなこと当たり前。
翠「俺だって、行きたくなんか無いのにっ、、」
黄視点
知ってる。知ってるんだよ。
大好きな君が死と生の狭間に行くような事をするのは。
だから、そんな『何も知らなくて可哀想、』
みたいな顔しないで?
だからこそ、俺は君に行って欲しくなかった。
大好きだから。
愛しているから。
翠「行ってきます。(ニコッ」
黄「必ず、戻ってきてね。」
翠「絶対は無理かもしれないけど、極力ね。」
数日後、君は死んだ。
わかっていた。
こんな事したら、戻れる確率は高くないって。
分かっていたから、俺も今日、死ぬ。
待っててね。地獄の狭間までも。
初めての翠×黄ノベル、どうでした?
短編になりましたねw
意外と作るの楽しかったのでいっぱい♡押してもらえると嬉しいです!
それじゃ、おつみかん!