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どうもしむねです!

今回で番外編最終回です!

それではどうぞ!




なぜかピンク色のロック画面を見て記憶を取り戻したアニキ。

一体ピンクの何がきっかけで思い出したのか、アニキに聞いてみても本人も分かっていなかった。

ピンク色に何か思い入れがあるのか、それすらも分かっていないのにアニキは俺の事を思い出した。

しかしアニキが……


黒「……でもなー」

黒「なんか……まだ引っかかんだよなぁ…?」

青「まだ何かを思い出せていない感じか?」

黒「いや…まろの事も仕事の事も全部思い出したんやけどさ…なんかまだモヤモヤすんねんな…?」

青「………………」

めちゃくちゃ大事なことなら思い出して欲しいところだが、とりあえず今は”ほぼ”思い出した状態でもいいんじゃないかと思った。

仕事をしていくうちにまた他のことも思い出すかもしれないし、とりあえず思い出せただけでも良かったと思う。


俺は一安心して病院から出ていった。

記憶も思い出せたことで、アニキは明日退院出来るとのことだった。

やっとアニキと一緒に仕事ができる。そうワクワクしながら言えに帰宅した。

帰宅すると愛しい彼女が俺を出迎えてくれる。


水「あ!おかえりなさい…!」

青「ただいま」

水「同僚さん…まだ思い出せない感じ…?」

そう言いながら俺の荷物を持ってくれる彼女。

彼女もアニキと俺の事を心配していたらしく、俺が帰ってくる度に心配をしていた。

青「それがさ……アニキ思い出してくれたんやで♪」

水「え!?ほんと!?」

めちゃくちゃ安心したような顔をするから、頭を撫でてやりたくなった。

俺はほとけの頭を撫でて…

青「…なんかよく分からへんけどさ、初期化されたスマホのロック画面を見て思い出したんよ」

水「?なんでスマホのロック画面…??」

青「さぁ…アニキも何か思い入れがあるんちゃう…?」

青「そのロック画面も…ピンク色やったんや」

水「ピンク…?」


水「その人彼女とかいる?」

青「え…?」

アニキに彼女がいるなんて聞いた事がないし、そもそも彼女はいないと言っていた。

するとほとけがこんな事を言い出す。

水「もし、彼女がいれば…その彼女がピンク色の物を身につけていたとか…それで思い出したりもする可能性もあるの」

青「うーん…実はアニキにも彼女がいたのか…?」

青「いや…もし付き合ってたらお見舞いぐらい来るはず…」

水「確かに……」

水「でも…記憶喪失ってとてもやっかいで…1番大切な事が1番思い出せないって事をなんか聞いた事がある」

ほとけの言葉を聞いて、俺は今日のアニキの様子を思い出す。

青「…そういや…アニキがまだ記憶を完全に取り戻している感じではなかったな…?」

水「ピンク色で思い出したんだよね?」

水「なら…ピンク色に関わってる1番大切な何かを思い出せていないんじゃないかな…?」

たまにこいつは鋭いところがある。

あんなに虐められていたけど、本当はめちゃくちゃ頭がいいんだろうと思った。

青「…思い出せるとええけどな……」

水「ねー」

青「…………」

青「腹減った」

水「ご飯にしましょー!♪」



数日後、アニキは会社に復帰していた。

俺はやっとアニキと一緒に働けると思ってめちゃくちゃ嬉しかった。

青「もう体は大丈夫なんか?」

黒「おう♪色々ホンマに世話掛けたなw」

青「ホンマやでーw」

そう言いながら俺は軽くアニキを叩く。

アニキが「いててっw」と言いながらいい笑顔を見せてくれた。

すると、アニキが突然こんな事をいいだす。

黒「…あのさまろ」

青「ん?」

黒「まろって…同じ夢とか結構見るか?」

青「夢…??」

青「……いや、見ぃひんかな…?そもそも、あんま覚えてへんし…」

黒「…そうか」

青「…?」

アニキがさっきと違って暗い表情をする。


黒「………………」

黒(あの夢の中の女の子……一体誰なんやろな…??)


ーー………………ーーー


1年後

青「…というのが俺がやってきた事やんな」

黒「まじでホンマにごめんなないこ!?お前の事だけ思い出せんくてッッ!!」

桃「もういいよーw」

アニキとないこの間には小さな命が誕生した。

俺はそれを見て、こっちも幸せに感じてしまう。

するとアニキが……

黒「まろもそろそろ結婚しいや♪」

青「え?あぁ…そろそろな…///♪」

桃「プロポーズしちゃうの?♪」

青「……もう、指輪は買えとんねんな…//」

もう全然プロポーズ出来る準備は出来てるが…なかなか勇気が出ないでいた。

黒「まろ…」

黒「ちゃんとプロポーズ出来る時にせなホンマに何が起こるのか分からへんで?」

アニキから言われると重みが違いすぎる。

アニキの横でめちゃくちゃ照れているないこの姿があった。

青「…せやんなぁ」

桃「ほ、ほとけっち……優しいしめちゃくちゃ喜ぶと思うよ…?//」

青「…あぁ」

俺は意を決して立ち上がる。

青「俺…行ってくるわ!!」

黒・桃「いってらっしゃーい!!!」

「ふぇッ……うえぇぇぇぇんッ…!」

桃「はわぁッ!?泣いちゃった!?」

黒「ごめんなぁ急にデカい声出してもうて…w」

ホンマに幸せそうでなによりです。

青「ほなまたな!♪」

黒「おう♪」

桃「また来てねー♪」

「おぎゃぁぁぁああッ…!!」

桃「アニキ!抱っこッッ!!」

黒「よーしよしよし…!!」

ちゃんと夫婦してた。


俺は足早に家に帰った。

今頃ほとけが晩御飯を作ってくれているだろう。

少し緊張しながら、玄関のドアを開ける。

玄関が開く音でほとけが駆けつけてきた。


水「おかえりなさい!♪」

青「…ただいま」

水「ないちゃんとこ行ってきたの?♪」

青「あぁ。仕事帰りに寄ってきたわ」

水「僕も赤ちゃん見てみたけど、可愛かったねぇ♪」

青「…ほとけ」

水「…ん?」

俺はバッグから紙袋を取り出す。

ほとけが何かと不思議がっているその姿が可愛くてしょうがない。

紙袋から小さな箱を取りだして、俺は言った。


青「…結婚しよう」

水「……え……?」

俺は小さな箱を開ける。そこには指輪が入っていた。

ほとけはそれを見て、涙を流す。

こいつの涙を見たのは…あの時火傷を負ったあれ以来見た事がなかった。

いつも笑顔でいてくれて、俺もこいつに毎日いやされている。

ホンマに感謝しかなかった。


水「…ッ…これ…指輪ッ…??」

青「あぁ」

水「僕ッ…片目見えないけど…間違えてないッ…?」

青「ちゃんと結婚指輪やで」

水「…ッ…ふッ…ぐッ……」

ほとけが涙を流し続ける。

俺はほとけの背中をさすってもう一度言う。


青「…俺と結婚しよう。ほとけ」

水「…ッ…はいッ……!♪」


最後はいつもの笑顔を見せて、俺に抱きついてきた。


𝑒𝑛𝑑





以上でこちらの小説は終了致します!

何気に長く続いててビックリですw

次の連載も考え中です!

見て頂きありがとうございました!

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