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『随意のままに』
「修也ー!夕御飯の時間までにはかえりなさいよー!」
「はーい!いってきます!」
下駄箱から靴を出し勢いよく床に叩き落とす。靴を履きドアノブに手をかけ外に出る。
今日はこの国の国立記念日だ
この国では国立記念日には各 家に役割が与えられる。
今回俺の家には危険とされているポーション作りの役割になった。
「あ!あれらっだぁじゃね?」
聞き覚えの声がする
「おーい!らっだぁ!」
この声は…ぺいんとだ。
「おはよ!」
キラキラとオレンジ色に光る瞳がまぶしい
「今日はついに 国立記念日だな!」
「おう、そうだな」
「お前は今からポーション作りか?」
「おん、ぺんちゃんは?」
「俺は今から屋台の手伝い。」
「んじゃ、途中まで一緒に行こうぜぇ」
そんなことを言いながらゆっくりと歩き始めた。
「あ”あ”ー!めんどくせぇー」
「いや、うるさ」
「え?つめたくね?」
「あははw」
「なあ、らっだぁの家はさなんでこんな厄介な役割ばっかになってんの?」
「え?」
いきなりそんな事を聞かれて正直戸惑った。ぺんちゃんは気遣いもできないのかと内心思いながら石ころを蹴る。
「俺の家にはさご先祖様がかけた呪いがあるんだよ」
「は?」
やっぱりこの反応か…
「まぁ信じられない理由も分かる。俺だって最初は冗談かと思っ」
「何それ!!!めっちゃカッケェ!」
ぺいんとが目を輝かせながらこっちを見る。
あはw
「ぺんちゃんはお子ちゃまだなw~」
「は!?何だと!」
「いや、じょーだん、じょーだん」
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