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カラス

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痛い表現有り
キーン、とひっかくような音が響き渡った。
sr「合図だ」
戦闘を続けていたセラフがポツリと呟く。
kn「セラ、わかってるね?」
sr「うん」
今まで近戦をしていたが、その音を聞いて奏斗とセラフが後退する。
ru「なにする気だ」
wn「ッ!!ロウ!!!」
ウェンがロウに手を伸ばす。
その手がロウに触れる前に彼の姿が消えた。
wn「え…?」
mn「ウェン!後ろや!!!」
wn「ゥ”ガッッッッ!!!!!」
kn「っハハ、大当たり〜なんてね。そんなんじゃ僕らには勝てないよ、ヒーロー」
ロウがセラフに首を掴まれ持ち上げられ、ウェンは奏斗にグリグリと踏まれている。
mn「二人を放せ!!」
sr「遅い」
ダンっっと銃の音があたりにこだました。
mn「う”ぁ”ぁ”あ”あ”ぁ”あ”!!!!!!!!!!」
左肩の関節を撃たれ、レイピアを折られ、マナが痛みに悶える。
rb「つよ、すぎる…」
圧倒的な強さを前に4人はされるがままだった。
――
rt「アキラさんの場所が分かれば一気にいけんのに…!」
kgt「これもまたフェイクや!あの人どこにおるん!?」
リトとカゲツはアキラを抑える役目を任されたが、数々のフェイク情報、多すぎる建物、怪しげな場所により、創作が困難だった。
kgt「リト、こんなちまちまやってても時間取られるだけや!どうにかして見つけんと…!」
rt「わかってる!けど、ちまちまやってくしかねぇだろ…!」
二人は焦っていた。
自分たちが寝込んでいたときにもし世界が壊されていたら、仲間が殺されていたら…。
そんな事を考え、早く解決させねばならないと頭が回らない。
rt「…?キリン、ちゃん?」
にゅ!と鳴いて、キリンちゃんがリトの服からでてくる。
その手が示したのはデバイスに送られてきた情報とは全く違うところだった。
kgt「ここにアキラさんがおるん?」
キリンちゃんが頷く。
キリンちゃんはいくら可愛くとも神獣である。
だからおそらく、電気が最も使われているところがわかるのだろう。
rt「カゲツ、行くぞ」
kgt「おう。キリンちゃんが自信満々やもんな。たぶんそこにおるで!」
二人が駆け出していく。
たどり着いたのは他のビルに比べると低い建物。
1階、2階と上がっていく。
ng「ああ、もう見つかってしまいましたか」
――
ライとイッテツを音響弾入りの閃光弾で無効化した雲雀は、ビルの中に入りその一室へ向かった。
hb「ここか…」
部屋に入ると段ボールやら紙やらが積み重なっており、足場の確保が難しい。
hb「よっと…。ようやく、これで最後か」
ある一角で立ち止まり、1つのものを取り出す。
それに向けて雲雀は歌い始めた。
すると、雲雀の声に反応し、それが浮かび上がっていく。
警備員などもすでにここにはいないため、誰かが近づいてくることはない。
hb「……………今まで、ありがとうな」
血を吐いて、雲雀は倒れ伏した。
――
kn「ガハッッッッ!!!!」
sr「ぐっっっっ」
先程まで飄々としていた二人が顔をしかめ、突如として血を吐く。
sr「はじ、まった」
kn「そう、みたいだね…。なら……………」
ru「う”ぅ”う”ッッッッ!!!!」
wn「ギャゥ”ッッッ!!!!!」
rb「っ!」
mn「ぁ”ゥ”…!ロウ……!!!ウェン……!!!」
捕まえていた二人を投げ飛ばし、セラフと奏斗は距離を取る。
kn「フィナーレが始まった」