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「…でも、誰か来たら…」あなたが小声で言うと、蒼真は肩をすくめて笑った。
「そんなの簡単だろ?」
そう言うと、彼は指であなたの唇に触れ、押さえつけるようにして耳元で囁く。
「声は出すな。出したら、もっと面白いことしてやる」
あなたは胸がドクドクして、言葉が出せないまま、ただ頷くしかない。
蒼真の手はまだあなたの体に絡みつき、逃げられない。
「…いい子だな」
その声に、心も体も思わず反応してしまう。静かな教室に、二人だけの熱い空気が流れていた――。