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8月23日 一応、晴天
16歳。高校2年生の夏
世界が終わった
小学3年頃から全世界で戦争が始まった。
戦争が始まって2〜3年くらいで発展途上国や小さな島は滅んで最後は電子化が進んだこの国と、軍事力が強い国が残った。
うちの国が押してたけど、あっちの軍事力を駆使した核爆弾で道連れにされた。
私は偶々ショッピングモールの地下3階に居たから軽傷で済んだけど、被害者は比べものにならないくらいに出た。
一瞬で周りが崩れて賑やかな声が悲鳴に変わった。
隣にいた友達が瓦礫で潰れていた。さっきまで雑貨屋さんに行きたいって言ってたのに。
友達が潰れた瓦礫が段差になって私は生き残った
状況も飲み込めないまま其処に立ち尽くしてた事を今でも覚えている
何人かの友達の家だった所に行ったけど、其処は瓦礫の山しかなかった。地図アプリも使えなかったから場所を間違えたのかもしれない。
しばらくは自衛隊の人に引き取られて難民として生活していた。
朝送り出してくれた両親とは未だ音信不通。
友達もまだ誰とも会えていない。
この戦争は被害者が多かったから避難所は此処しかないらしいんだけど、元気してるのかな
今更だけど両親も友達とも会えなくてつまらないので日記をつけてみることにした。
今までもつけていたことはあったけどすぐやめちゃったから今回は続くといいなー