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🌸の家は御三家ほどではないが、それなりに名のある一家だ。呪力を持たない女児が産まれたのは数百年ぶりで、それが🌸だ。

君の力、うちで役立てよ。

一生軟禁されるのは嫌だと思い始めた頃、五条先生が連れ出してくれた。そこで初めて自分がフィジカルギフテッドであることを知った。スポーツ全般、記録を更新し続けることが不思議でならなかったからで、それでようやく納得した。

「🌸??」

目を覚まし、聞き覚えのある声に驚く。まさか。

「もどっ!?」

急に動いた反動と出した声に、激しくむせる。

「大丈夫か!?」

「虎杖君!!私戻ってきたの!?」

「違う。この2人が来たんだ。」

と入ってくる。

「相澤先生!?わー!!混乱する…2人??」

「🌸、見ない間に逞しくなったね。」

「五条先生!?え!?2人とも、どうやってこの世界に??」

「異世界へのゲートを開く呪霊がいてね。君はそれに巻き込まれたのさ。」

「2人がここに来れたのはその呪霊が見つかったから??」

「そう。念のため悠仁も連れてきた。この学校も皆もすごいね!!呪力があれば即戦力になるところだよ!!」

「3人は、いつ戻られる予定で。」

「もう少し🌸の回復を待ちます。ありがとうございます、🌸を育ててくださって。」

「いえ、うちの生徒達も良い刺激になりました。一旦自分は仕事に戻ります。」

相澤先生は会釈して保健室を出た。

「で、2人はいつからここに。」

「ごめん、🌸が呪霊と戦ってる時から!!」

「嘘!?恥ずかしい!!」

「ここに来るまでにある程度祓ってきたけど、あれは確かにこの世界でなら特級と称して良いくらいだ。だからそれを祓った🌸は強くなったってこと。」

「はい。でも…。」

「ここでは最強かもしれないけど、戻ればただの4級呪術師。分かってるみたいだね。」

「はい。」

「先生ちょっと厳しすぎじゃね!?あんなにボロボロになるまで頑張ったのに。」

「良いの虎杖君。ありがとう。」

五条せんせー。🌸ちゃんに会って良いですか??

芦戸が扉を少し開けて様子を伺っている。

「良いよ。じゃ後は貴重な同期と青春しておくれ。」

皆と入れ違いに五条先生も保健室から去っていった。

「(貴重な同期ね…。)」

虎杖もすっかり皆と打ち解けていて、その光景が堪らなく嬉しかった。

元の世界に戻る時。

「皆、貴重な時間をありがとね。」

「こちらこそ。凄く楽しかった!!」

「1人で寝るのが寂しくなりますわ。」

女子達は🌸に抱きつく。

「別れの挨拶の途中だけど、僕からお話がありまーす。」

「なんですか??五条先生。」

「この世界、未だに呪霊が増え続けてる。そこで🌸をここでの特級呪術師に任命する!!」

「は??」

「🌸すげーじゃん!!俺より先になるなんて!!」

「てことは、ここに残るの??」

「はい緑谷君良い質問!!+100ポイント!!」

五条先生が手を2回叩くと、リング状に異空間が現れた。

「昨日、この学校にゲートを開くように調整した!!」

「調教の間違いじゃね??」

「はい、悠仁は安全確保!!」

五条先生は、強引に虎杖を異空間に押し込んだ。その様子に🌸以外引いている。

「ご要望があれば、いつでも🌸を派遣します。」

「無駄に良い声!!先生、良いんですか??」

「もちろん。この世界で君は最強の呪術師だからね。皆を守ってあげて。」

皆それぞれ喜びの声をあげる。

「じゃあ一旦、僕らはこっちに戻るよ。皆に生きてたこと証明しないとね、🌸!!」

「私もですか!?」

雑に押し込まれ、叫び声をあげて🌸は吸い込まれていった。

「相澤先生、これ良かったら食べて下さい。」

「どうも。」

人気菓子店の菓子折りを渡し、五条先生もリングの中に消えた。

「皆に会えるの楽しみ。」

「教室に戻れ、HRするぞ。」

高専と雄英、それぞれの日常が始まる。伏黒や釘崎が雄英で活躍するかはまた別の話。

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