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「フォローありがとう」
きっと、「いいえ」って返ってくるに決まってる。
そしたら「誕生日過ぎたけどおめでとう」ってそれだけ送って終わりにするつもりだった。
そのつもりだったのに、数分後に来たメッセージは私の予想を超えたものだった。
「友達に勧められてアカウント作られたw」
まさか、私と会話を続けるなんて。
雨上がりのくせに虹が出ず、霧があるみたいに私の心はまたしてもモヤモヤしていた。
彼は一体何を考えているんだろうか。
相手は私だ。
考えれば考えるほど分からなくなる。
確かなことは、この時の私は、悪いイメージの私のままにしたくない、そう思っていた。
きっとAから聞いて私のイメージは悪い。
でもイメージが悪いままは嫌だと確かに思っていた。
この時の私はまだ、彼を好きになるなんて思ってもみなかった。