コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
花火大会当日
現在時刻午後3時45分
瑞薫(あ〜!
もうやっぱ流石鏡花ちゃん!
浴衣めっちゃ似合ってるぅ!
鏡花(あ、ありがとう…..ございます
今日の5時30分から始まる花火大会の為に、浴衣の着付けをしていた
部屋中にカメラのシャッター音が響いてる
頬を赤らめる鏡花の浴衣姿を可愛いと呪文のように唱えるその様は、何かの儀式のようだった
晶子(….そんなに撮ってどうすんだい?
瑞薫(ホーム画面にします
スマホ開いた時に、自分のお気に入りの写真が見えたら、やる気が出ません?
ナオミ(分かりますわ!
私もホーム画面を兄様にしているんですのよ
朝、スマホを開いて兄様を見ると、とてもやる気が出ますわ!
晶子(妾には分からないね
______________________
瑞薫(………出来ました!
すみませんお待たせしてしまって
敦(大丈夫です
僕達もさっき来たばっかりですから
瑞薫(本当!?
良かった
ホッとしたのと同時にみんなが着ていた浴衣に目がいった
そしてこう思った
私、センス良くない?
と
瑞薫(やっぱ、元がいいから浴衣が映える
すっごく「綺麗」
ふわっと優しい彼女の微笑みは、風に乗って消えていく
簪の擦れる音
匂袋の甘いく漂う匂い
その全てに、思いを乗せて
夕空の茜色と夜空の藍色
その境目に美しく咲く炎の花
そう呟かずにはいられなかった
3000発の花火の中に、優しく微笑む貴方の顔
その情景はとても
とても「似合ってる」
主(短くてすみません
ですが、今回は感情表現や情景描写などの文章を沢山入れてみました
多分読み応えがあったと思います
この調子でもっと皆さんに喜んでもらえる物語を作っていこうと思います
これからも末永くよろしくお願いします
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩「letter and kidnapping」