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「ただいまあ。」
シンデレラが家につき、屋敷に入ると、ソワソワした様子の妖精が駆け寄ってきました。
「どうだった?王子様と話せた?」
「話せたっていうか、、結婚しようって。」
「ええええっ」
シンデレラの話を聞いた妖精は目を輝かせて、叫びながらこう言いました。
「じゃあ!婚約してきたってこと!?」
しかし、シンデレラは浮かない顔をしてこういいました。
「ぜーんぜん。てか、いきなり言ってきて何って感じ。名前も教えられなかったし。靴落としてきたし。もーさいあく。」
それを聞いた妖精はまた叫びました。
「最悪じゃないわよ!最高よ、さいっこうよ!完璧だわ!」
そう言ってシンデレラの手を握り、上下にブンブン振りました。
「そうなの?」
「えぇ、そうよ!あとは王子様が来るのを待つのみね!」
そう言った妖精にシンデレラは首を傾げながらこう言いました。
「王子様と結婚ってさ、まず僕男なんですけど?」
妖精は表情ひとつ動かさずにこう言いました。
「いやそこは修正効いてなんとかなるから。」
「えぇ、、、」
シンデレラはまた、困惑してしまいました。
一方、ホールは騒然としていました。
なぜなら主役の王子がトイレに行ったきり帰ってこなかったからです。
「もういやっ!王子の婚約者になれるって言うからきたのにっ!肝心の王子が居ないんじゃあ、ただのダンスパーティーじゃない!」
先程王子にアプローチしていたピンクのドレスの娘は、金切り声を上げました。
その姿を見ていた王様は、ため息をついてこう言いました。
「はぁ、、アイツ、城から抜け出したのかな、、マジで嫌だったんだな、、、」
その時、ホールのドアが開き、そこに立っていたのは王子でした。
「モトキ様!いらしゃったのね!」
ピンクのドレスの娘がそう言いながら近づいてきましたが、王子はそれを無視してガラスの靴を掲げながら声を張り上げました。
「この靴を履いていたものを探したい!なるべく速く!」
それを聞いた側近たちは、慌てました。
「王子、しかし、、。靴だけでは娘の特定などできません、、。」
「いや、必ず見つかる。この靴をピッタリと履くことができる娘を探すんだ!」
「しかし、、」
「これ、王子命令。いい?国の隅から隅まで探して。僕、あの人しかだめなんだ。」
王子の必死の形相を見て、側近はため息をつきながらこう言いました。
「承知いたしました。しかし、夜は更けています。また日を改めましょう。」
それから王子達は国中の娘のところを訪ね、ガラスの靴を履くことができるか試しました。
しかし、その者はなかなか現れませんでした。
「王子、、その娘とやらは幻だったのではないですか?娘がいる家はあと残り一つになってしまいましたよ。」
「いや、絶対にいるんだ、、抱きしめたもん、、」
そう言いながら王子一行は郊外にある屋敷へと足を運びました。
続きます✨
コメント
3件
このお話大好きです!💕 続き楽しみにしてます✨
おお、第8話!王子がガラスの靴を掲げて「この靴を履いてた娘を探せ」って宣言するところ、めっちゃ胸熱だったわ。しかも「僕、あの人しかだめなんだ」って、王子が一途で泣ける……。 妖精が「お、男?」って部分を「修正効くなんとかなる」で突っ切るスタンスも、この話ならではの味でめっちゃ好き。ただのシンデレラじゃない、独自路線がしっかり効いてて、続きが気になる🔥