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天使→てると
悪魔→ばぁう
えっちなシーンがありますので苦手な方はお戻り下さい。。
空から見下ろす夜の街はネオンな光が様々な色を放ち、何人もの人間が行き交う。そしていくつもの善悪が入り混じった、正に人間の世界だ。
賑やかな場所を避けて人通りが少ない場所へ移ろうと背中に生えた白い羽を羽ばたかせた。灯りが一つもついていない廃墟化したビルの屋上を見つけてその場所にふわりと身を下ろす。
「よし、今日はこの街にしよう」
天界から人間界に舞い降りて数週間は経った。最初は初めての人間界に戸惑いがあったが、今ではそれも慣れてきて自分の任務も順調に進んでいると確信がある。僕のような見習い天使は、人間界に実際に赴き人間の手助けを行う。また、悪魔の存在。あいつらは人間の弱い部分狙って養分とする。人間を守ることも僕たちの成すべきことだ。しかし、稀に力の強い悪魔が存在する。もしばったり出会したりなんかしたら、見習い天使である僕は手も足も出ないだろう。大悪魔との遭遇なんてものは、レア中のレアだ。だからそんな心配事は眼中になかった。僕は今日まで任務を少しずつ達成を重ねて、ようやく最後の任務を迎えることが出来て心躍っていた。
「ふふ、頑張らなくちゃ!」
任務達成として階級が上がり、見習いから脱却できるのだ。見習いとして背中に生えている小さな白い羽も上級生たちと同じように成長するだろう。憧れの姿を想像してさらにやる気上々だ。最終任務はこの夜、人間を襲う悪魔退治である。夜は悪魔たちの活動時間帯であり逆に天使たちは夜では力が半減してしまう。力を調整して対処しなければならないのだ。最後の課題としてはふさわしい内容なのかもしれない。自分で言うのもあれだけど、見習い天使の中で優秀だと周りから賞賛もあるし天界での成績も良い方だ。だから絶対ここを乗り越えて天界へ戻った時は太鼓判を押してもらう!
「よしっ」
気合いを入れ直したところでターゲットを見つけようと行動に出る。屋上の地面を蹴って先ほど飛んでいた時よりも低空飛行で宙を舞い辺りの探索をし始める。人間からは僕たち天使の姿を捉えることは出来ない。天使自ら別の個体に姿を変えることが出来、そこで初めて存在を認識される。本来の姿の方が断然探索しやすい。
廃墟化したところから再びネオンの光が照らされた賑やかな街へ踏み入れる。高層ビルが立ち並び多くの人々が行き交い、飲食店、クラブ、バーなど娯楽施設が並び人間が大好きなもので密集されている。繁華街から少し離れた場所へ辿り着くと変わった建物が並び始める。煌びやかな看板や派手にライトアップされたものや城のような見た目に凝ったような建物がある。ここは人間界で言うラブホテル街というものらしい。屋外にも関わらず男と女が抱き合ってキスをしている行為が目に入り、慌てて視線を逸らす。
「…理解できないなぁ」
僕にとっては一生無縁な行為である。
場所を変えようと移動しようとしたその時、ある感覚に気づく。この感覚は、悪魔が近くにいる。明らかに人とは違ったもので、探れるように集中する。感覚が強くなる方へ進むと人気のない路地裏があり、そこから気が漏れてきている。きっとこの先に悪魔がいる。奥へ進んでいくと2人の影が現れる。
1人は赤髪が目立つ成人男性と2人目は黒い長髪の女性。女が積極的に男に身を寄せていて普通に見れば良い雰囲気な様子。
「…(あの女の子は間違いなく悪魔だ)」
「ねぇ、私酔っちゃったー。」
「大丈夫?」
「大丈夫じゃないの♪だから、あそこの建物で休みたいんだけど、、ダメ?♡」
人間の女性に成りすまし男性を誘惑しようとしているあれの正体はサキュバスだ。女型のサキュバスで特有のフェルモンで男性を魅了し、優しく誘ってくる。そして男性の精液を食することが彼女たちの食事なのだ。このままではあの男性が餌食になってしまう。
「もちろん」と 男は言い放ち女の背中に手を回して2人並んで建物へ向かい出す。
ホテルに着くと 男はスマートに受付から鍵を受け取り部屋へ繋がるエレベーターに女をエスコートする。鍵を開けて部屋に入るとどちらともなくキスを交わす。女が男の首に手を回して離さないように密着している。
てるとは悪魔に気付かれない様に2人の様子を伺っていた。悪魔は絶好の獲物の前に無我夢中である。しかしそれはてるとにとっても同じ様な者で、悪魔の背後にいることも気付かれていない今が絶好のチャンス。
何もない手から杖を取り出してるとは集中して杖の先に光を集めた。その光が大きくなり目の前にいた悪魔が「ぎゃっ」と声を出して苦しみだした。そして容赦なく聖なる光線を一気に悪魔に放つ。悪魔が光を浴び続けやがて形が崩れて跡形もなく消え去っていった。
「ふぅ、」
難関であると思われた最終任務も問題なく遂行できて安堵の声が漏れる。後は、天界へ戻って報告するだけだ。
「へぇ、面白い。こんな偶然あるんだ」
「えっ」
僕にコンタクトしてきた彼は先ほどの女の悪魔の連れの男だ。その彼がベッドの上に片膝を立てた状態で座ったままに僕に話しかけてきたのだ。
人間が僕のことを認識している事実がそこにあった。否、そもそも天界では人間が天使を直視できたことは聞いたことはないし、そんなことはありえない。僕が呆気に取られていると男は淡々と話し出す。
「なんかサキュバス以外の気配がちらついてんなーって思ってたけどお前だったんだね。でも天使様だったとはね!流石にびっくりしたわー。こうやって天使と直で会うの数百年ぶり過ぎてさー笑」
「…君、一体なに?」
男から放たれた言葉には、人間には程遠いことが分かる。てるとの警戒心が一気に高まり手持ちの杖を構えて男に向ける。男は焦りもせず不適な笑いを浮かべている。
「俺の名前はばぁう」
「…は?」
ばぁうと名乗る男の頭上には山羊のような角が生えて、尾から蛇の様に尻尾が伸びる。そして背中からは大きな羽根が姿を現す。てるとの様な純白とは正反対の漆黒の翼が広がっている。
「インキュバスなの、俺」
「ええっ!?は???」
インキュバス。サキュバスとは逆の存在で人間の女の精気を主食とする悪魔だ。ばぁうが悪魔だと完全に認識されたことと同時に彼から流れ出す覇気に戸惑いを隠せずにいる。「お、大きすぎる」先ほど倒した悪魔とは全く比べ物にならないくらい強力な力の持ち主であることに驚愕する。
「あの女から誘ってきてラッキーと思ってわざわざ誘いにのってやったのにさー」
「…」
「つか、俺の獲物を無断で消し去った責任どう取ってくれるのかな?」
「せ、責任って、、」
「……お前って…女?…いや胸ないから男か」
「…は??」
「可愛い顔なのに残念ー」
てるとはこのチャラそうな悪魔にどう対応してよいものかと困惑する。だが、自分が置かれた立場は非常に危険だ。確率の最も低いといっても可笑しくない大悪魔との遭遇。しかも現在は真夜中であり、悪魔の力が十分に発揮される一方で天使の力は半減されて本来の力が発揮できない。こんな強力な力を持った悪魔と対面で戦えば一瞬で力に捩じ伏せられるに違いない。どうにかして隙を見てこの場から退くしかない。
てるとは杖から一気に光線を悪魔に放ち隙を見てホテルの窓の外へ飛び立とうとした。が、窓へ近づこうとすると弾き出されてしまう。通れない!?窓をよく見ると結界のようなものが張り巡らされている。それによって外へ逃げる事が出来ない。
「そんな可愛い力で俺から逃げ出せると思った?」
「…まじ?」
これは完全に打つ手なしな状況であることにてるとはたらたらと冷や汗をかく。…許してください。どうか見逃して下さい。とお願いすれば聞いてくれるだろうか……。
「ねぇ、お前名前なんて言うの?」
「…………………てると。」
「そか…なんか声も可愛いねー。俺好みだわ」
「…なに?」
「もう一度確認だけど、女?」
「お、と、こ!」
「とりあえず、味見ね」
「!?!?!?」
ばぁうはてるとの腕を掴み体を引き寄せたかと思うとそのまま顔と顔との距離がゼロになる。口に当たる柔らかい感触に驚いて暴れるが悪魔に強くつかまれていて離れない。そのまま体を後退させられ壁においやられてしまう。ばぁうは口からは離れずにそのまま角度を変えながらキスを味わっている。しかし、それは彼が悪魔とは思えない様な優しいキスでてるとは段々と頭が麻痺してきて初めに見せた抵抗もなくじっとキスを耐えていた。ちゅっとフレンチにキスをしてばぁうが離れると口角を上げてにやりと笑っていた。
「はぁー………めっちゃいいじゃん、お前」
「はぁ、はぁ、…??」
「ふふ、俺たちキスの相性バッチリだね♪」
「…だから僕、男だってば…!」
「そうなんだよねー、俺って本来は女しか狙わねーし。でも、てるきゅんは可愛くてキスも気持ち良いから最高だよー」
「な、な、なに言ってるの??!」
「人間の女やさっきの悪魔女よりお前みたいな天使の方が遥かに精気強くて美味しそうだし!悪魔からしたら高級品みたいもんじゃん?」
マズイ。ほんとに、まずい。
冗談だと笑ってほしい…。
「み、見逃して?」
「むーり♡」
悪戯な笑みを向けられて絶望に打ちのめされる。
再び彼の顔が近づいてきて噛み付く様にキスをされる。初めは優しいキスをされそれが段々と深くなりばぁうの舌が口内にあるてるとの舌を捕らえて舐めまわして吸い付きながら激しいキスを繰り返す。
「んぅっ…やっ、ぁ…ぅん」
ばぁうからのキスで感じてしまいてるとは声を抑えずにいられない。これから先天使としての役割や宿命を成し遂げていかなければならないのにも関わらずこの悪魔によって全部壊されていくようだ。
なんで、こんなにも、気持ちが良いの?
ばぁうが解放すると壁に沿っててるとの白い羽が下がりその場で座り込んでしまった。
「俺の気に当てられちゃって、立っていられなくなっちゃった?」
そう言っててるとの体を軽々持ち抱えてベッドに倒される。頭の中がぼんやりしてきて身体中が熱を帯びている。そしてまたキスを繰り返される。僕のだらしなく開いた口内にある舌を絡め取られて貪られる。キスをしながらばぁうの手は器用にてるとの身につけている衣を取っ払い適当に放り投げた。露出された肌を手と舌で撫でられて体が疼く。
「っ…やぁん、あんんっ…ふぅっ…」
「…えろ」
てるとの素直な反応にばぁう自信も体温が上がり興奮状態になっていた。てるとの片方の胸に思い切り吸い付く。
「あああっ…?!」
強い刺激に堪らず体が跳ねる。片方はじゅるじゅると音を立たせながら舐められてもう片方はばぁうの手によって弄られる。別に女特有の膨らみがあるわけでもないのに、、
「あぁっ…同時に、っ…これ、やめてぇ…!」
「気持ち良くない?体は素直みたいだけど」
「む、むり、…っ」
「美味しい♡」
止まらない感覚に慣れずに嫌々と首を振るが、その反応もばぁうにとってはご褒美でしかない。
「可愛すぎるでしょ、てるきゅん」
「あぁっ…ん、」
「ほら、ここもこんなになっちゃってるよ?」
「ひやぁ!?えっ…!?」
ばぁうが手で触れてきたてるとの下半身は膨らんでいてその光景に顔が一気に紅潮する。こんな、天使である僕が、、これ以上踏み入れちゃだめだ、汚れてしまう。もう、天使じゃ居られなくなる。
そんな僕にはお構いなしにばぁうは手で撫でてきた。
そのまま肉棒を掴まれ上下に動かされる。動かされた刺激により先端からは我慢汁が垂れだした。
「ひゃぁっ。あ、う、」
ばぁうの手が止まらず動きも激しさを増してきててるとは我慢していた欲望を解き放してしまう。先端からは白い液体が溢れ出す。
「イっちゃったね、♡」
「はぁっ…はぁ、」
ああ、僕は汚れてしまった。もう戻れない。
「綺麗にしてあげるよ…」
「…ああっ…ー!ひゃっぁう…!」
溢れ出ている液を舌で舐め取られて吸われ、強い刺激にてるとの体は反り返る。びくびく痙攣している肉棒を咥えられてくちゅくちゅ音を立てて、まるで喰われているような光景。
「やあぁっ…!!これぇ、ほん、と、、だめぇっ、ああ、ン」
「ああー…、だめだわ、これ。悪いけど一回出させて」
「…っ??」
パッと口を離され体を起こされる。強制に膝を立たされ四つん這いのような態勢にされて腰を掴まられる。突き上げた臀部にある一箇所の穴をひんやりしたものを塗られてゆく。冷たくてぬるぬるした指の感触が、ゆっくり奥へ侵入してきた。
「…っ!?、?あぁ、…っ!」
異物が入ってきた感覚が伝わり気持ちが悪い。しかしぬるぬるとした前後動きが徐々に早くなり、次第にそれが快感となってきた事実にてるとは恐ろしくなった。それが抜かれた後は太い物体が当てられていて僕は気が遠くなりそうだった。そんなもの、どうするの?無理だよ?入るわけないじゃん
ズチュ
「んああああ…!?!!」
なんで?なんで?入ってくる、それが、なんなのか知りたくもないが、奥に侵入してくる。
痛くて、しんどい。
「あぁっ、あぅ、あっあん、…」
彼が動く度にだらしない声が漏れて口から唾液が垂れ出してしまう。悪魔に犯されて精気もたくさん吸われて快楽が止まらない。
「てるとの中に出すから」
「はぁっん、あっ、ん…あっ…」
「ねぇ、ばぁうって呼んでよ」
「っ…ば、ぁっ…う、…っん」
てるとの奥に温かいものが放出され、満たされる。
出された白い液体が穴から伝って流れ出す。
「はぁ……ふっ…ぅ」
「まだまだ始まったばかりだよ?」
「やっ、えっ、むり、」
「俺が満足するまで付き合ってね」
「し、しんじゃ、う」
「天使がそんな簡単には死なないでしょ、それにもうてるとはもう俺のお気に入りになったからさ」
「っ…」
「俺の気をいっぱい注ぎ込んで、その純白の羽を汚して、俺のモノにしてやるから」
覚悟して?
おわり。
エロ書くの苦手で。。 ぐだぐたな終わり方になっちゃいましたm(_ _)m