S→舜太
H→勇斗
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二人ベッドで正座。
S「勇ちゃん?」
H「、、、」
S「緊張してるの?」
H「あったりまえ、」
S「かっわいい、」
H「へんたい」
舜太の22歳の誕生日。
俺に舜太はこう言った。
「勇ちゃん、
付き合ってほしいねんけど,,,」
いつも物事をハキハキと
発する舜太とは思えない
初々しい表情だった。
その顔を見て思った。
今まで舜太をみて感じてきたものは
これだった。恋心だった。
でも、相手は何個も年下。
男を好きだと言ったら引かれてしまう。
そうやって自分に蓋をしてきた。
でもそんな何一つ曇っていない目を
向けられてしまったら、もう、。
「引かれるって
分かってるけど、でも、」
「俺、も」
「え?勇ちゃん、それって?」
「好きだよ、舜太のこと」
気付けば涙を流している自分に
すごく驚いた。
「えぇっ!?ちょ、勇ちゃん」
絶妙にあった距離を
1歩で詰め、舜太に抱きつく。
「はぁぁぁ、ホンマに良かったわ、」
ふふっと優しい笑顔を零しながら
俺の腰に手をまわしてきた。
きっとあの時が1番
人生で幸せを噛み締めた時だった。
服の裾を手で握りながら
ゆっくりと舜太を見る。
M!LKに新メンバーとして
入ってきた時とは全く違う。
すっかり大人になった凛々しい
顔が俺のほんの数十センチ前にある。
付き合って半年位経った頃
そろそろするのかと思っていた。
中々噛み合わないスケジュール。
中々前に進めない2人。
蓋を開けても大きな壁に
ぶつかっていた。
キスで止まっていた
2人を縮めたのは些細なことだった。
H「暇だなー」
S「せっかくのoffやのに
やることあらへんわー」
H「んー映画でも観るか?」
S「名案やん」
入っていたものの見る機会の無く、
解約しようとしていたサブスクを
開く。
特に観たいものもない2人が選んだのは
最近配信が開始された
有名な俳優が出ている映画。
S「勇ちゃんコーヒーいる?」
H「いるー」
S「はいはーい」
H「ん、ありがと」
S「どうもー」
舜太のすぐ隣に移動する。
S「お、」
舜太の肩に俺の肩が
触れたのを確認すると
舜太は優しく微笑んだ。
映画は終盤。
結ばれた2人が夜を共にするシーン。
S「俺らも、こんなこと
する時がくるかなぁ、」
!!??
まさか舜太からその言葉が
口にされるとは思っていなかった。
H「準備、からだよね」
俺は無くなったコーヒーを
入れるため立ち上がる。
H「1週間後空けといて」
早足でキッチンへと向かった。
S「え、えぇぇ!?」
H「ねぇ、しゅ、んっ、」
S「ふっ、ん、んむ、」
H「んん、はっ、//んく、」
この目はスイッチが入っている。
S「準備って、解かしてたんだよね?」
H「そうだよ、」
当然のキスに動揺しながらも
応える。
S「勇ちゃんって、はじめて?」
な、当たり前だろ。
仕事に精一杯で恋愛なんて
できるわけがないのに。
H「20代後半の男が
したことなかったら引く?」
S「引かない、逆に
ありがとうって感じ、//」
ニマニマしながら
こちらを見つめてくる 。
H「舜太ってやっぱ、変態、」
S「んなっ!
なんちゅーこと言うんや!」
H「事実やし、」
沈黙が続く。
S「しよか、」
H「ん、」
足元にあった布団を
近くまで引き寄せてくる。
S「恥ずかしいやろ?」
2人の周りをクルッと
布団で囲う。
2人の下半身が触れ合っている状態で
互いにズボンと下着を脱ぐ。
身体の隅々まで火照っていた。
S「怖かったらぶっ飛ばしてな」
H「んな事しねぇよ、」
H「んぐっ、ぃた、」
S「いた、い?、やめよか、?」
H「いっ、いい、つづけ、ろ」
S「ん、いちおう、
お、くまで、はいった、」
初めてなんだなって心底感じた。
若干の震えと体温を
2人で感じあって、
俺の手は舜太の肩を
跡がついてしまう
くらい強く 掴んでいた。
S「うごいて、大丈夫、?」
H「うん、っ」
S「いたかったら、
すぐ、やめるから、な」
H「あ、/」
S「ん、っ、あつ、/」
H「あっ、しゅ、ん、そこっ、」
S「ん?ここ、?」
H「きも、ち、/」
S「ここ、な」
H「ああぁ//、そこ、あ、っ、へん」
S「きつ、、」
S「はや、ちゃ、きもちぃ?」
H「ん、ぅん、//、きも、ち」
S「そろ、そ、ろ、いこか?」
こくこくと頷く。
S「がんば、って、な」
H「あっ、そこ、っ、ね、す、き/」
S「ん、っ」
H「も、で、るの、//、♡」
S「えーで、ぜん、ぶ、だして、な」
H「あぁっ、んぐっ、はっ、んむ、」
S「んっ、くちゅ、んく、」
S「痛かったりせーへん?」
H「ん、へーき」
S「気持ちよかった?」
H「な、分かってるくせに、」
S「ふふっ、ちょっと意地悪?笑」
俺より少しだけ大きい舜太に
抱きしめられながら
ベッドに寝そべる。
S「でも、良かったわ」
H「なにが?」
S「ちゃんと勇ちゃんの初めてが
怖い思いで終わらなくて」
H「やっぱ舜太良い奴だわ、」
S「変態やけどな?」
H「自覚あったんかい」
S「ははっ」
いつもの高いテンションの
舜太の声を聞きながら
深く暖かい眠りに俺は
引き込まれていった。
ーENDー
コメント
4件

ありがとうございます🙇🏻♀️ 最高すぎます🥹❤️🩷
さのそのいい