※かっこいい五条いません!!
※モブがでますが、全く関係ないのでご安心を
※高専パロの五悠です
※ハピエン主義の人間が書いていますm(*_ _)m
「好きです!付き合ってください!」
そう、2つ年上の先輩に俺は言った。
当たって挫けろ!の覚悟で俺は言ったつもりだったが…
「ふーん」
「いいよ、付き合ってやる」
「………へ?」
結構な間をあけて、俺はそう言った
「だから、付き合ってやる」
「は、はぁ…??」
「はぁ!?」
「お前なぁ…」
五条先輩と付き合うことになったと、俺は同級生2人に報告した。どうやって告白したのか、受け取った返事はどんなものなのだったのかなどを伝えた。
「五条先輩、俺の事好きじゃねぇよな…?」
「そんなことはねぇと思うけど…」
いや、五条先輩はお前の事が大好きだ。そう言いたい伏黒がいることを、虎杖は知らない。
「はぁ〜…」
こんなんだったら振られて、キッパリ諦めたかったな…
「そんな男、別れた方がいいわよ」
そうだよなぁ…うん…
でも、俺は諦めたくない。
せっかく出来たチャンスなんだ。
「俺、五条先輩に好きになって貰えるように頑張る!!」
俺はそう決意した。
「悠仁と付き合うことになった」
「「は??」」
なんでそんなに綺麗にそろうんだよ。そんなに驚くことか?
「なんで?」
「もしかして、好きすぎてついに悠仁の事洗脳したのかい…?」
夏油は、110番を押している。
「ちっげぇわ!?てか傑ケータイ離せ!!」
「いや、すぐにでも通報できるように」
「やめろやめろやめろ」
てか、告白してきたのはあっちのほうだからな!?
俺は悠仁の事が好きだ。初対面の時は、
「なに?お前混ざってんじゃん、きっっしょ」
なんて、最低な事を言った。あぁ〜、今すぐにでもやり直したいし、あの時の俺をぶん殴りたい。過去に戻れる呪物ねぇかな?全力で探せばあるだろ。
暇さえあれば、ハニーピンク色の頭を探してる。
「五条せんぱーい!!」
来た…!俺の大好きな声。名前を呼ばれる度に心地よい。あー、マジでガチ恋だわ。
その、人生最初で最後のガチ恋は片想いで、静かに終わるはずだったのだが…
「好きです!付き合ってください!」
…………………は?
マジか。マジで?罰ゲームとかじゃねぇよな?だが、その考えは間違いだと確信できた。顔が真っ赤だったからだ。
あー、まじ最高。人生で1番最高な日だ。
俺も好き。こんな俺で良ければお願いします。
そう言おう。そう決めたのに
「ふーん」
「いいよ、付き合ってやる」
は??
心の底からの「は?」が出た。
「馬鹿なのかい?」
「何言ってんだ、こいつは元から馬鹿だ」
いやひでぇな。間違えてはいないけど。
「俺だって反省してるわ…」
なんであんな返事したんだろう…
「とにかく、今すぐにでも悠仁に謝ってくれば?」
「………………」
無理だ。俺にはそんなことできん。
「はぁ〜…」
「てか五条、告白されてる分際でなに偉そうにしてんの?」
それもそうだよな。それも全部ひっくるめて、うん。
頑張ろ
俺はさっそくメッセージアプリを開き、五条先輩の欄をタップした。
「五条先輩!お昼一緒に食わん!?」
よし、誘ったぞ。
ケータイをしまった瞬間ピコンッと音が鳴った。
えっ、早くね?
「いいよ」
いよっしゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!
相変わらず返事は短いが…第1ラウンドクリア!
「お昼楽しみだなぁ…」
そう考えながらにやけていると、隣にいた伏黒に頭をぶん殴られた。
「なにすんだよ!?」
「そのニヤケ顔がムカつく」
なんて理不尽な。
お昼
俺はさっそく先輩の教室へと向かった。
ガララッ
「先輩!ちわっす!」
「おっ、悠仁か?」
「やっほ、悠仁」
五条先輩の友人、夏油先輩と家入先輩はあいさつをしてくれたが、肝心の五条先輩は無視だ。
「五条先輩とお昼食べる約束してたんだ!」
「あぁ〜知ってる知ってる」
「さっきめっちゃ言いふらしてたもんなw」
「おいっ!やめろっ!!」
あ、喋った。言いふらしてたってどういう意味なんだろ?
「まっ、いいや」
「先輩、早く飯食おうぜ!」
「……………おう」
「2人も一緒に食わん?」
「えっ、いいの?」
「じゃあ、お言葉に甘えて頂くとしよう。な、硝子」
「あぁ」
ギロ…
あれ?五条先輩先輩たちのこと睨んだ?
気のせいか。
「悠仁と悟が付き合うなんてね」
「えへへ」
「まぁ、返事は最悪だったけどな」
「え、なんで知ってるん?」
「そりゃあ五条から聞いたから」
「へぇー…」
意外だ。俺のことを同級生に話してくれているなんて。
(嬉しいなぁ…)
「お前、手作りなのか?」
「え?あぁ、うん」
やっと五条先輩俺と喋ってくれた。
「時間がある時は大体ね、寝坊した時は作んないけど」
「ふーん」
先輩、ふーんが好きなのかな?告白した時もふーんだったよな?
「あっ、悠仁、卵焼きくれよ」
「あっ、いいよ!」
「あっ、私も欲しい」
「いいよ!」
どんどん食べて!
「うまい」
「悠仁料理するんだぁ」
「うん、高専来る前はじいちゃん入院してたしね」
ほぼ家事は1人でやってたよ。
「なんか、ごめん…」
「ううん!全然!」
その時、俺は五条先輩がこっちを見ていることに気づいた。先輩も卵焼きが食べたいのだろうか。
「先輩も食う?」
「……うん」
じゃあ貰う、と言って、先輩は俺の弁当箱から卵焼きを1つとった。
「甘い…」
「あぁ、そうそう。今日は出汁じゃなくて砂糖を混ぜたんだ。」
「俺好みの味だ。」
今日の俺、ナイス。砂糖にしといてよかった……!!!!
今日の昼飯はうまかった。なぜなら、悠仁の手作り卵焼きを食べれたからだ!
正直、傑と硝子は邪魔だったが、俺と悠仁2人きりだったら気まずかっただろう。学校が終わったら、自室で話のネタでも考えるとするか。
「今度俺も料理してみようかな」
「お腹壊すからやめておきな」
「私はそんなことで治療したくねぇぞ」
「なんで失敗する前提なの?」
全くなんなんだこいつらは。こういう時だけ仲がいいんだ。あぁ〜やだやだ。
弁当作って、俺から昼飯に誘うとでもしよう。
「卵焼きおいしいって言って貰えた…」
嬉しすぎる…!!その出来事は昼にあった事なのに、まだ気持ちが高ぶっている。やべぇな俺。この調子でどんどん距離を縮めていきたいなぁ。そんなことを考えながら、俺は意識を手放した。
「よっし…」
うん、初めてにしては上出来…だよな?昨日の出来事があり、俺はさっそく早起きをして弁当作りを始めた。出来た卵焼きは、所々焦げているし、巻き方もなんかボロボロだが、初めてにしては多分上出来。できた卵焼きを弁当箱につめ、白米とおかずもいい感じにつめる。
「後は悠仁を誘うだけか…」
これには結構な勇気がいる。俺はケータイを握りしめながら、送るメッセージを考えた。
「今日、お昼ご飯食べませんか?」
いや、これはなんか俺らしくないし、気持ち悪いのでやめよう。
「今日、昼飯一緒に食ってやってもいいぞ」
誘ってる立場で何偉そうなんだ。これもダメだ。俺ってなんか偉そうにする癖あんな。
「今日、一緒に昼飯食わねぇ?」
うん、これが1番俺らしいし、1番しっくりくる。俺は手汗をかきながら、送信ボタンを押した。よし、これでオーケーだ。あとは返信待つのみ。
「それにしてもうまく出来たなぁ」
ピロンッ
あ、もう返信きた。
なんて来たかな…?
「いいよ!どこで食う?」
昨日はあの2人邪魔だったからな。俺は同じ過ちはしない。まぁ、気まずいだろうけど頑張ろう。
「屋上は?」
2人きり、弁当デート(?)は絶対屋上だろ!!
「おっけ!じゃあお昼、屋上で会お!」
その後、虎のスタンプが送られた。相変わらず可愛いな。
時刻は12時30分。俺は授業が終わって即、術式を使って飛んできた。
(流石に早すぎたか?)
そう考えた途端、下の方からドドドドドドドという音が聞こえてきた。
バーンッ!
「先輩いるーー!?」
マジかよこいつ。授業終わって全力疾走してきたな。可愛いすぎだろ。
「そんな大声じゃなくても聞こえるわボケ」
「よかった、早く来すぎたから先輩居ないかと思った。」
はぁ〜…いちいち可愛いから疲れる。
「なんでこんな早く来たんだよ。」
「先輩こそ。俺は楽しみだったから走ってきた!!」
クッ…眩しい、眩しすぎる。
「さっさと食おうぜ。」
すると俺は、ドカッとあぐらをかき、自分で作った弁当をひろげた。
「えっ、先輩が作ったの!?」
「おう」
どうだ、すげぇだろ。
「先輩料理も出来んのかよ…」
「最強にできないことはねぇ」
まぁ、卵焼きは少し焦げたが。それ以外のおかずはよくできたと思う。
「俺も弁当作ってきたんだよ」
「うん」
「だからさぁ」
なんだ?
「弁当交換しねぇ?」
弁当を交換?いや、ダメだ!卵焼きは焦げたし、傑ならまだしも、悠仁に腹を壊されたら俺は死ぬ。
「ダメだ」
「なんで!?」
「腹壊すから」
悠仁がシュンってしてる。クソ…俺だってお前の弁当食いてぇわ…!!でも、お前が腹を壊すのも嫌だから、今は心を鬼にしよう。
「先輩」
「んだよ、何回頼んでも許可しねぇからな」
「俺の弁当、腐ったもの入ってないよ?」
腐ったもの?あぁ、俺が腹壊すって言ったからか?ちっげぇよ!!俺はお前が俺の作った弁当を食ったら腹を壊すということを伝えたかっただけで、悠仁を気づつけるようなことはしないつもりだった!!
「おい、勘違いすんな!」
「勘違い?」
「俺が言いたいのは、お前が俺の弁当食ったら腹を壊すってことだよ!」
勘違いすんな、ボケ。でもそういう所が可愛い。
「あぁ〜、それなら大丈夫!」
「何がだよ」
「俺、腹強いし。消費期限切れのもの食っても腹壊したことねぇよ!」
すげぇだろ!と自慢げに言う。いや、そもそも消費期限切れのものを食うな。
「けどダメだ」
「はいっ、交換ね」
「あっ」
悠仁は俺の目の前にあった弁当箱をとり、変わりに悠仁の持っていた弁当箱が俺の目の前に置かれた。
「おいっ、やめろっ!!」
「いただきまーす」
パクッ。悠仁が卵焼きを口の中に入れた。
おいおい、なんでよりによって焦げた卵焼きを食うんだ。どうせならめちゃくちゃ上手くいったおかずを食えや。
「えっ、うんまっ!!」
「まずいならまずいって言えよ」
「まずくなんかないよ!!」
あー、もうやめろ。好きがどんどん増えていくじゃねぇか。
「先輩、すげぇね」
その言葉は俺の心にストンと撃ち抜かれた。
クソ、また好きが増えた。別の意味で心臓が痛い。
「早く俺の弁当食ってよ」
「あっ、すまん」
俺もさっそく、卵焼きから食べることにした。
パクッ
「ど、どう…?」
「うまい…」
「ほんと!?よかったぁ…」
なんだこれは。フワッフワの卵に甘いほんのりとした砂糖の風味。最高。10000点だわ。
「屋上って気持ちいいね」
「………………」
なんだ急に。でも、確かにそうだ。俺は機嫌が悪い時、大体ここに来るといい気分になるのは何故だろう。
「そうだな」
先輩とのお昼は楽しかった。思い切ってお弁当交換を申し込んだが、腹を壊すからとキッパリ断られた。そんなはっきり言わなくても…とへこんだが、俺の勘違いなようだった。先輩の卵焼き、美味しかったな。
明日は先輩とどんなことがあるのだろう。
いつの間にか寝落ちしていたようだ。
「朝…?」
いつから寝ていたのだろう。まったくきおくにない。
(さっ、今日も一日頑張るぞ)
授業中居眠りをして、先生にチョークぶつけられた。シンプルに痛い。
今日は、先輩は任務らしいので特に何も無いつまらない1日だった。
「映画でも見ようかな」
地下の部屋は、俺が死んでいる時に使っていた。俺は宿儺に心臓を取られて、1度は死んだ命だったが、なんとか助かった。そこからは、最低限の力をつける時間がいるとの事で、みんなには内緒で訓練をしていた。一緒に過ごしているほとんどが五条先輩だった。手合わせには付き合ってくれるし、最高な先輩だと思う。俺が先輩のことを好きになった理由の1つでもある。
(懐かしいなぁ…)
あ、これ先輩がネタバレしてきたやつ。ヒロインが最後派手に死ぬやつ。
(これ見よっかな)
てか、なんかソファーが五条先輩の匂いがする。なんでだろ?
てか先輩の匂い分かるの変態じゃね…!?
「どんだけ先輩の事好きなんだろ…」
もう分かる。自分が顔真っ赤になってるの。
先輩の匂いはいい匂いで、俺はソファーにころんと寝っ転がった。落ち着く、優しい匂い。
任務クソ疲れた。大体こういう時は地下の部屋に行く。悠仁が死んでいる間はなるべくここで過ごしていた。悠仁ってなんだかんだ言って寂しん坊だからな。最近は悠仁この部屋使ってないけど、俺にとっては大切な思い出の場所だから。疲れて休みたい時はよく来る。
なんだ?なんだか呪力を感じる。誰かいるのか?
ガチャリ
「誰かいるのか?」
っ!悠仁がソファーに丸まって寝てる。
「ゆ、悠仁…?」
寝てる。寝顔超可愛いな。写真撮っとこ。
「先輩…?」
「お前、な、何してんだよ」
急に起きたこいつ。ビックリさせんな。
「先輩も一緒に寝よ〜…」
グイッ 悠仁に引っ張られた。
「うわっ!」
ポスンッ
「ちょっ、悠仁っ!!!」
離れようとしてもバカ力で全然離れられない。こいつ寝ててもバカ力なのかよっ!!
てか、あったけぇ…こいつ子供体温なんだ。
気づくうちに、俺も眠りに落ちていた。
「ん…」
なんだか重い。なんだ?と思い、俺の体の上に乗っているものを見た。
「ん…スースー」
「へっ、ちょ!?!?」
五条先輩!?なんで!?!?なんでここで寝てるの!?
「先輩!!!」
「ん…」
「悠仁…?」
かっ、可愛い…!!!寝起きの顔可愛い…!!!
「先輩!なんでここで寝てるん!?」
「お前が引っ張ったんだろ…」
えっ、うそ。全く記憶にない!!!!
「まさか…無意識かよ…」
「ご、ごめん…」
顔が物凄く熱い。
「…………………」
「先輩、寝ぼけてる…?」
先輩がまたウトウトしてきてる。
「んー…眠い…」
「いいよ、寝てな」
俺は起きるよ、と伝え起き上がろうとすると。
「んー…お前も…」
グイッと引っ張られた。さっきと立場が逆じゃん!!記憶にないけど!!もうやばい…恥ずかしすぎて体が熱くなった。
「悠仁…」
「なっ、なに?」
先輩まだ寝ぼけてる。今度はなにを言ってくるんだ。そう考えていると、先輩は俺に顔を近づけてきた。えっ、なになに!?これまでに無いほど近いんだけど…?
チュッ
……………………………はっ?体からボフッて音がしたよね?絶対。俺絶対熱ある。
先輩とキス…しちゃった…
「可愛いね…」
先輩はへにゃりと笑ってそういった。心臓やばい。破裂する。俺、今日で寿命尽きるの?あーもう先輩好き…!大好き!もうホントに死ぬから…
続き好評だったら書きます!!
しばらく投稿出来なくてごめんね!これを書くのにめっちゃ時間使ってた!!
本当にめちゃめちゃ頑張ったのでめちゃめちゃいいねください…┏○
コメント待ってるよ!
コメント
18件
ああああああああ(尊死)😇
ちーさんのこと、前からずっと見てて、今日やっとスマホ買ってもらったので、フォローしました! これからも、がんばってください!
あなたは、神と天使のハーフですね(?)