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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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まぜ太side


午後18時30分

レコーディングが意外長引いていつもより帰るのが遅くなってしまった

外は冬になり、寒いななんて思いながら家へ帰る


ま『ただいま〜』

け『おかえり、まぜち!!』

ま『うぉ!?』


ドタバタと走りながらこっちへ飛び込んでくるのが俺の恋人、けちゃだ


ま『お前、いきなり飛びついて来んなよ…』

け『えへへ』


嬉しそうな顔で笑うけちゃ

そんなところもかわいい


け『ねぇねぇ、一緒にお風呂はいろっ!』

ま『風呂?』

け『うん!』


にこにこしながら俺の手を引くけちゃ

いつもは俺が誘っても絶対断られるのに


ま『なんで急に?いつも俺が誘っても嫌って言って入んないじゃん』

け『それはまぜちが触ってくるからでしょ!』

ま『それはけちゃが悪いじゃん?』

け『ばかっ!!///』


みるみる顔が真っ赤になっていく

見てて本当に飽きないし楽しい


ま『んで、なんで一緒に入ろうと思ったの?』

け『あ、そうだった!実はね〜、入浴剤買ったの!』

ま『入浴剤?』

け『うん!まぜちの色だと思って買っちゃった!』


そう言いながらけちゃに手を引かれお風呂場まで直行される


け『みて!これ!』


けちゃが見せてくれたのは紫色のラベンダーの入浴剤だ


け『早く入ろ!!』


そう言われ、お互い服を脱ぐ

髪と身体を洗い終わった頃、けちゃを抱きしめる体制でお湯に浸かる


け『まぜち、狭くない?』

ま『んー、大丈夫』

け『へへ、そっかぁ』


ふにゃふにゃと笑うけちゃ

そんな紫色に包まれたけちゃを見て、ゾクゾクと変な気持ちになってしまう

これが独占欲ってやつ?

真っ赤で柔らかいほっぺ、真っ白な肌にピンク色の唇

全部が俺のものだ


け『…まぜち?』

ま『ん?』

け『どうかした?』

ま『べつに?』

け『ふーん…』


興味無さそうな返事

まぁ、いいや

しばらく2人で会話をする

活動のこと、リスナーのこと、俺たちふたりのこと

話してるうちに眠くなってきたのか

うとうとし始めるけちゃ


ま『けちゃ?』

け『…ん』

ま『眠い?』

け『ん…』

ま『立てるか?』

け『ん…』


曖昧な返事

今にも寝そうなけちゃを急いで立たせて

体を拭き服を着させる


け『えへへ、ありがとぉ…』

ま『いーえ』


自分も着替えてけちゃの手を引きながら

リビングまで連れていく

ソファーについた途端、眠気の限界だったのかそのまま寝てしまった

暇なのでけちゃが起きるまで顔を眺める


け『スヤァ…』

ま『ふはっ、間抜けな顔笑』


けちゃの幸せそうな顔につい顔がニヤけてしまう


け『…んぅ…まぜ、』

ま『ん、起きたか?』

け『へへぇ…だいすきぃ…スヤァ』

ま『はっ、ぇ…!?///…って…寝てる…?』

け『スヤスヤ…』


さっきと変わらず幸せそうに寝るけちゃ

こいつ、人の気も知らないで

あぁ、俺は今日もお前に敵わない

そう思いながらそっと唇にキスをした

まぜけちゃ短編集

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コメント

1

ユーザー

主さんが書くまぜけちゃ好きだわ!笑

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