楽屋でみんながソファを囲む。
ソファには、肌着のシャツと下着だけになっためめが身体を丸めて震えている。
少し離れた所には、半泣きの康二と宥める佐久間。
5分ほど前。
呼び出されためめが楽屋に戻ってきて、そのままソファに倒れ込んだ。
🧡「めめどした?大丈夫か?」
駆け寄った康二にめめは『大丈夫だから、近づかないで』と言っていたけど、明らかに大丈夫じゃない様子なので康二が更に世話を焼こうとしたら急に引き込まれ衣装を引きちぎられそうになったので、皆で慌てて止めた。
🖤「熱い…熱い」
めめはそう繰り返しながら衣装を脱ぎ捨てていく。
なぜか苦しそうなほど勃っていて、下着は濡れていた。それを見たメンバーは思わず『えっ』と声を出す。
🤍「熱とかじゃなさそうだね」
おろおろするメンバーと対照的に、この光景に見覚えがある俺は思わず口を開いた。
💚「これ、多分ラブドラッグチャレンジ……」
みんなが俺を見る。
🤍「これから収録なのにやられちゃったか」
💛「阿部、何か知ってるの?」
💚「えっと…」
俺は過去にこのチャレンジの被害に遭ったことと、めめに助けられた事を話した。話を聞いた照はバツが悪そうな顔をする。
💛「言いにくい事まで…」
💚「大丈夫。でも、誰かがめめを抱かないといけない」
💛「阿部じゃないと嫌かな」
💚「俺は堪えきれなくてマネージャーさんに迫ったし、康二も襲われてたから、多分誰でも…」
そこまで言って、ちょっと苦しくて口を噤むと照が『ごめん』と肩を抱いてきた。
俺ができたら良いんだけど、あいにく抱かれた事しかない。いくらこんな状況でも、変な事をして怪我させられない。
時間が経つにつれて身体が昂って辛かったと話すと、とりあえず早く楽にしてあげようという結論になり、やむなく俺やるよと名乗り出た照がひとまずめめを抱いてみる事になった。
とんでもない状況だけど、そうも言っていられない。
俺は3回で落ち着いたらしいから、めめもすぐ収まるだろうと思っていたけど、それが間違いだったとすぐに知る事になる。
コメント
11件
わくわく
1話の結びがいつも上手いんだよな
ラウ地味に知ってるんだね。なんでだ?