テラーノベル
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ほんと さいってい
平手打ちをして
女の子は去っていった
まぁまぁ 痛かった
モテるからといって二股をかけていたのは
オレなんだけど
なんだろ
綺麗な女の子 可愛い女の子たくさん好きっていってくれてんのに
全然心が動かなくて
こんなもんかな
物足りないなとか思ってるうちに
結果 二股になってしまった
翔「おれ 最低?」
長く幼馴染をしてくれている彼の部屋で
コーヒーをもらって呟く
涼「二股は良くない」
翔「仕方ないだろ 結果がこうなっただけ」
涼「翔太はモテるから 人を好きになるということがイマイチつかめないんだな」
翔「イヤミかよ」
涼「環境上 仕方ないんじゃないの?って言ってんの」
翔「なんだよ わかった様な口で そんな涼太は好きな人いるのかよ」
涼「おれ?」
何言ってんだろ?って顔してこっちを見る
涼「いるよ」
翔「誰だよ? おれ知ってる?」
涼「教えない」
翔「なんだよー教えてくれていいじゃんかよー」
涼「ヒントあげる」
翔「ん!なに? 何?」
涼「青の人」
翔「お前 絶対 おれを馬鹿にしてる」
涼「考えたらわかるよ」
涼太の長年の想い人は青の人
メンバーみんな知ってるくらいに
愛情表現をしてきたつもりだったけど
涼「おれの愛もまだまだだな」
ソファに寝入った青の幼馴染の頭をポンポン叩く
メンバー全員の収録の日
康「しょっぴー」
勢いよく抱きついてきた康二
翔「朝からうざい」
翔太の塩にみんな爆笑する
そんな中 めめとさくが2人並んで話しているのが目に入る
翔「なぁ 2人とも」
佐「おはよ 翔太 どしたの?」
目「翔太くん 眉が困ってるけど?」
翔「茶化すなめめ 聞きたいことがある」
佐「なぁに?」
翔「涼太の好きな人ってだれ?」
2人はしばらくの沈黙のあと
目を見合わせてる
目「舘さんに何か言われたの?」
翔「好きな人いるのか?って聞いたら」
佐「んお? なんて なんて言ったの舘様」
翔「ヒントくれた」
2人ともずるっと滑ってる
目「どんなヒントだったの?」
翔「青の人とか言った」
2人とも笑いを堪えている
翔「なんだよ やっぱ知らないのおれだけ?」
やれやれといった感じで
さくがこっちを見て優しく話す
佐「翔太のメンカラ何色だよ」
翔「そんなの青に決まって !? ?」
目「舘さんヒントじゃなくて告白してるようなもんだよな」
翔「それ聞いたの2週間前なんだよ」
佐「2週間も自分のメンカラに気づかないとは」
翔「涼太がおれこと好きって見てわかるのか?」
目「翔太くんが気づいてないのが可哀想なくらいには」
涼太はおれが好き?
いつから?
あいつは亀梨くんじゃないのか?
その日の収録はなんにも頭に入ってこなくて
気づいたら終わってた
続きます
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