サイド ルネ
気付いてあげればよかったのに。ユズちゃんが、小学生が、たった一人でこんな遠くまで来れるはずがないってことに。
さてと、モンダイジ団は破門にされちゃったけど、生憎まだやるべきことが山のように残っている。
…………未成年と18歳の集まりだけじゃ、たかがやれることは知れている。
だったら、多少危なくても高い報酬が得られるほうがいい。
それが分かっているから、あの変装青年も……。
いや、これは憶測だ。余計なことは今は考えなくていい。
「……好き勝手やらせてもらうから、ね」
俺はそう呟いて、とある教室にノックした。
「失礼しまーす」
「?生徒会長サマが二年生の教室になんの用?」
出てきたのは、スポーツ万能と名高い渡辺さんだった。
「ちょっと借りていきたい人物がいるんですけど〜」
「全然いいよ!ちなみに、誰?」
俺は得意の笑顔を貼り付けたまま話す。その人物にあることを聞くために
「横山先輩っている?横山 芽吹(イブキ)先輩」
「横山ー!生徒会長サマが用事だってー!」
「え?俺?」
慌てたように金髪の青年がきた。
まさか、ユメちゃんのお兄さんと俺が同じ学校なんて偶然、想像出来ないよなぁ。
俺も驚いたもん。
「……ええと?」
「ちょっと先輩の病気のことでお話しが。先輩のお父さんともお話ししたいんですけど」
「……!!」
念には念を入れないと、ね。
第5章 名前編、完!
今回短いけど終わります!いや、短いのか?感覚が麻痺してる。
そうだ、みんなはモンダイジ団の中で誰が好き?
出番は均等じゃないかもだけど、頑張ってこれからも続き書きます。
……いや、本当にこのシリーズ長い!そろそろ見捨てられてもおかしくないよなぁ。
全く、うちはどんだけこれ書くつもりだ?
ま、書きたいので書くがうちの基本スタンスなんですけどね。
さて、長いシリーズですが、これからもよろしくお願いします。m(_ _)mペコリ
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