道枝 side
長尾との仕事で学校終わりやったから、
電車で来た俺たち。当然、帰りも電車。
なんやけど、帰りの電車乗る前から、
お腹が痛いし、気持ち悪くてしんどい。
さっきまで何ともなかったのに。
俺たちは車運転出来ないし、
そっから歩いて帰ったら結構時間掛かるし、
電車に乗るしか無かった。
座れると思ってたのに電車は混んでた。
立つしかなくて、辛かった。けど、
女子高生の子が席を譲ってくれて、
少しは楽になったけど、まだしんどい。
そしたら急に吐き気がしてきて、
なにわ駅で降りてトイレに駆け込んだ。
駿「 おぇっ…げほっ…はぁっ…ぅえ、 」
ほんまにしんどくて泣きそうなくらい。
でもそんな俺の救いは長尾で、ずっと
「 大丈夫やで 」と声を掛けてくれる
長尾が、ほんまに頼もしかった。
そしてやっと家に着いた。
謙「 ちょっと寝とき?
袋と水、ここに置いとくな? 」
駿「 ん…ごめんッ、ありがとう… 」
そして俺は数分後、眠りについた。
~ 数分後 ~
駿「 んん…ッ、… 」
起きた時にはさっきより楽になっててん。
…長尾がおらへん。どこ行ったんやろ。
謙「 あ、みっちーおはよ!!
お粥作っててん!いるー? 」
長尾の作ったお粥初めて…食べたい。
駿「 …たべたい 」
謙「 おっけー!持って来るな~! 」
謙「 持って来た!召し上がれ! 」
駿「 …いただきます 」
謙「 …どう?初めてやから… 」
駿「 ん…おいひぃ、… 」
謙「 …良かった!嬉しい! 」
無邪気で元気な長尾が可愛いなぁなんて。
絶対、本人には言わへんけどな笑
食欲無くて3口食べたら、もうお腹いっぱい。
駿「 ごめん…もうお腹いっぱい。 」
謙「 大丈夫やで、無理せんで!! 」
そんな優しい長尾のおかげで、2~3日すれば
駿「 おはようございます!! 」
元気な俺に戻ったで。長尾、ありがとう。
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