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目が覚めるのと同時に、ガバッと飛び跳ねるように起きた。
着なれない綿の七分袖の黒いシャツに、グレーのスウェットのズボンを重く感じる。
胸倉を引っ張って、自分の胸を覗き込む。
「うん……ない」
スッと引き締まっている胸板は、やや筋肉質で硬さを見て取れる。
今度は下半身に手を伸ばし、フィットしているズボンを下着と一緒に引っ張り上げて覗く。
「うん……ある」
記憶にあるものとは、だいぶ違っているが、そこには男性特有のモノがあった。
ゴムの効いたズボンと下着は、手を離すと乾いた音を出して体にフィットする。
安藤(あんどう)空太(くうた)は、布団の上で大きく息を吐いて気持ちを落ち着かせ、周囲を見渡す。
ミントグリーンのカーテンの隙間から光が射し、窓際の端にある、ふたつ並んだ学習机を照らしている。
反対の隅には天井近くまで背伸びした洋タンスがふたつ。
そこには見慣れた 浅葱*****************************
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