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出会い


ここはヘルサレムズ・ロット

ニューヨークの大崩落があってから少し時間が経った頃……

私の名前はアグネス・L・トルバート

代々能力者の家系であるトルバート家の血を引いている。

血を使う能力者の技というものは、至って単純明快である。例えば、氷とか、火とか、そんな感じ。

ただ、私に至っては少し苦労している。複雑な事情と過程があってまあまあ面倒なんだ。

さて、なぜ私がこんな所にいるかというと、私が能力者として活用している特注の煙草……ニューヨークが大崩落したことで生産場所が消息不明になってしまったからだ。他の場所でも良いのだけれど、ニューヨークのところは一番対応がスムーズでなにより性能がいい、というわけで、無くなってしまってはとても困るのである。直接足を運んで確かめるしか無い。あの煙草が無ければ私は能力者としてのスタートラインにさえ立つことができない。ただでさえ複雑で、家の過保護のせいでほんの少ししか活躍できていないというのに。本当に嫌になってしまう。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

驚いた

なぜ、ヘルサレムズ・ロットの人々はこんなにも何事も無かったかのように振舞っているのか……あの大崩落の後だと言うのに……。

ひとつ言うとすれば、あちらこちらから悲鳴や破裂音が聞こえること

なんて物騒な街になってしまったんだろう、気をつけないと、今の私じゃただ守られるだけの……

「ブレングリード流決闘術」

「……!?」

「32式……電速刺尖撃……ッ!!」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

光のように速い、真っ赤な色の十字架が私の頭上に向かって流れていき、そのまま落下していたであろう鉄骨の塊を粉砕して消え去った。


「お嬢さん、お怪我は……」

「おばあちゃん、大丈夫ですか!すみません救急車を……!!」

「……!スティーブン!」

「えっと、まだ119で繋がるのかな……おっ!繋がったぞ」

「心配は無用です、今連絡しています」

「ありがとうございます……」

「そちらは、お怪我はありませんか」

「は、はい……」

「良かった、ご無事で何よりです」

「あの……」

「?」

「行くぞクラウス」

「待ちたまえスティーブン、こちらのレディが何かあるようだ」

「今の……血術……」

「……もしや君も?」

「えぇ、お恥ずかしいですが……」

「なんだって?」

「能力持ちの方だ、まさかこんなところで出会うとは」

「始めてみる顔だが……どうして1人でこんな所に?」

「あ〜えっと、少し複雑でして、もしよろしければお時間貰っても大丈夫ですか?」

「スティーブン、時間を取ろう」

「あぁ、分かった」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「すまないね、今丁度事務所を探しているところなんだ」

「事務所?」

「こちらも色々あってだね……ニューヨークの大崩落があったろう、我々もまだ全て把握してる訳ではないのだ」

「本当に驚きました、まさか数日でこんなに復興しているなんて……あの、ところでお二人共、お名前を伺っても?私はアグネスです、アグネス・L・トルバート」

「おっと、失礼した、私はクラウス・V・ラインヘルツ、こちらはスティーブンだ」

「スティーブン・A・スターフェイズ、よろしく」

「よろしくお願いします」

「しかし……トルバートとは、名を聞いた事があるな」

「はい、能力者の家系で、とても大規模とは言えませんが……こちらもラインヘルツ家は良く耳にしています」

「それは光栄なことだ」

「そのトルバート家のお嬢さんが何故1人でここへ?」

「……私の血統は身体から排出する発火性の煙を血液で着火し、爆破を起こすものです、ただ……」

「?」

「私の場合、体内から直接排出出来る訳ではなく、私の体質に合った特注の煙草を使っているんです」

「なるほど、今それを使っていないということは…その製造元が潰れたか消息不明か……」

「はい、煙草は無いと困るので」

「ふむ……」

「分かりませんか、その……場所とか」

「すまないが、先程言った通り、私達も分からないことだらけなのだ」

「そうですよね、すみませんお時間頂いて」

「場所は分からない、ただ、君に協力することなら十二分に可能だ」

「え?」

「何とかしよう」

「どういうことですか、何かツテが……?」

「私達はこのヘルサレムズ・ロットを本部とする秘密結社ライブラを立ち上げる」

「……秘密、結社?」

「その目的は、異界と人間界、すべての世界の均衡を保つことだ」


まるで……私がこれから言うであろうことを確信しているかのような真っ直ぐと私を見つめるクラウスさんの目は、迷いがなく純粋で、何があっても砕けることの無い真っ赤な精神が

ギラギラと燃えている炎、そんな感じがした。こんな人に着いていきたい。私も、私の、私だけにしか無い力で、世界を救いたい。


「クラウスさん………」

「どうかしたかね?」

「クラウスさん、スティーブンさん、どうか、どうか私を」


「ライブラに入れてください」


「スティーブン」

「あぁ」

「君の覚悟、目を見れば分かる」


「歓迎しようアグネス、我々と共に、世界を救おうではないか」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

創作夢主アグネス・L(リル)・トルバート

年上にはしっかり敬語で礼儀正しく、真面目で真っ直ぐな女の子。仕事は早いけどどこか抜けてる所もある。表情豊かで乙女。


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血界戦線 夢小説 短編

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