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6人だけの小さなマフィア組織
俺がボスを務める
ここにいる 組織の奴等は全員大切な家族だ
ぎぃ、と鈍い音をたてて拠点の扉を開く
足を1歩、拠点に踏み入れた瞬間
「お、ないちゃん!お疲れさん!」
低めの心地よい声が耳の中に響いた
「ん、ただいま初兎ちゃん、笑」
サラサラで綺麗な白髪をした此奴は初兎
俺が拾ってきた下っ端組織のマフィアの子
あんな組織にいたのか不思議なくらい強い
しかも優しい
最早嫌味の様な存在だ
「…で、桃饅頭野郎は?」
「いむくんなら任務行ってそのままやで?」
「はぁ?また遊んでんのかよ…」
まじでしょうがねぇ奴だなほんt…
「たっだいま〜!!」
壊れるわっ!とツッコミたくなるくらい
勢い良く開く扉が開いたと思ったら
言いたくないけど可愛い声が部屋中に響いた
「お前なぁ…」
「ああっ!ないちゃんの方が早かったかぁ」
「「早かったかぁ」じゃねぇよw」
「てへ☆」
このアホは-hotoke-
此奴は俺じゃない他のメンバーが拾ってきた
そこまで強い訳でもないが此奴が居ないと
俺の組織は回らない
此奴は医学に強いからだ
メンバーの怪我等は此奴が引き受けてくれる
手術も出来る驚くほど有能な奴
「お? 御三方お揃いで」
「まろぉ…もう此奴の相手出来ねぇよ…」
この高身長青髪イケメンはIf
まじで天才だし強い
頭脳戦で此奴に勝てる奴は多分居ない
そしてなんでいむの愚痴を此奴に漏らしたか
それはいむを拾ってきたのが此奴だから
「えぇ、まろも嫌やから頑張ってぇw」
「あんたが拾ったんだろうが、責任持て?」
「でも、いいよって言ったのないこたん…」
俺に責任押し付けられる予感がしてまろを
眼圧で押し潰す
「ひぇ、なんこたんこわ…流石ボス」
反省の色が見えないのはいつもの事
でもこの後はもうやらなくなるから
なんだかんだでめっちゃ良い奴だ
それはさておき…
「お前らは何時までそこにいんの?」
「ありゃ、ばれてた」
「ちゃんと隠れてたつもりやったけどな」
「やっぱりないくんには勝てないって事か」
「存在感強すぎ、気配も消せてない」
「気配て…んなもん消せんわ」
こいつ大丈夫か…?
これでも一応マフィアだよな…?
ってなる長髪の関西弁はアニキこと悠佑
気配の察知は得意だけど
気配を消すのは苦手らしい
ぶっちゃけこいつは正面衝突で勝てるから
気配なんて消す必要ないと思うが…
こいつとペアで出陣しないといけない時は
巻き込まれるからめっちゃ嫌だ
まあ、ボスの権限で違う奴に任せるけど
そんで赤髪の幼いのはりうら
こいつは比較的最近ここに入った子
街を彷徨っていた所を俺が保護した
めっちゃ可愛い俺らの末っ子だ
という風に個性で溢れかえったうちだが
未だに喧嘩や論争が起きたことは無い
言わば超仲良し
そんなうちの幸せな過去と日常と
毎日血の匂いが漂う街の話
さぁ今日は何が起きる?