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#山中柔太朗
Freesia
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**美月ゆめか🌸** うわあああ第3話もめっちゃおもろかった!!😭💕💕 肉じゃがから始まって、タレを直接キスで奪うとか反則すぎるでしょ柔太朗!!「愛する配偶者」って平然と言っちゃうの国宝級の破壊力や…。髪乾かしの膝乗せおねだりもずるすぎて、舜太の気持ち痛いほどわかるわ〜。 そしてまさかの騎士襲来からの逃亡!?「舜太と一緒にいたい」って叫んでディープキスかます王子、かっこよすぎて鼻血出るわ🩸💦 繋いだ手が熱い感じ、尊さで胸がぎゅっとなる…。続きが気になって夜しか眠れんぞ〜!次回も全力で待ってるからな!🔥
舜side
最高級A5ランク黒毛和牛で作った肉じゃがは、一口食べた瞬間、二人のほっぺたを完璧に落とした。
「……んんーーっ!? 美味すぎる! 舜太、君はやっぱり天才の料理魔術師だ!」
「せやろ! 高級肉の旨味がジャガイモに染みまくりや!」
さっきまでの大赤字の絶望はどこへやら、二人は大盛りのおかずを夢中で平らげていく。
ふにゃふにゃと幸せそうに笑う柔太朗を見て、舜太は「喜んでくれてよかった」と胸をなでおろした。
しかし、本当の試練は食後に待っていた。
「あー、お腹いっぱい。片付けしよ……」
「待って、舜太。動かないで」
不意に、柔太朗のトーンの低いイケボが鼓膜を震わせる。
気づけば、目の前に国宝級の美しい顔が迫っていた。
「え、何……っ!?」
「口元に、タレがついてる」
ティッシュで拭いてくれるんかなと思った舜太の予想は、一瞬で裏切られた。
柔太朗はすっと目を細めると、舜太の顎を片手で固定し、自分の唇で、その口元についたタレをそっと直接、吸い取るように奪ったのだ。
「……ん、甘くて美味しい」
ちゅ、と小さな音がリビングに響く。
リップ音が耳元でリアルに跳ね返り、舜太の脳内は一瞬で爆発した。
「な、なななな、何してんねんお前ーーーっ!!!???」
「え? 僕の国では、愛する配偶者や大切な人に、こうやって親愛の情を示すのが『宮廷の礼儀』だけど……ダメだった?」
上目遣いで、確信犯にしか見えない天然のウルウルした瞳で見つめてくる王子様。
しかも「愛する配偶者」というパワーワードがさらっと混ざっている。
「だ、ダメに決まってるやろ! ここは日本や! 心臓止まるかと思ったわ!!」
「じゃあ、心臓が動くまで、もう一回する?」
そう言って、今度は完全に舜太の唇を狙って、大真面目な顔でじわじわと距離を詰めてくる柔太朗。
「せんでええ!!! お風呂入ってくるーーーっ!!!」
真っ赤になって脱衣所に逃げ込むお人好しアイドルと、それを見送って「ふふ、可愛い」と妖艶に微笑む異世界の王子。
🛀🛀
湯気とともに脱衣所から出てきた柔太朗は、まさに「水も滴る超絶美男子」そのものだった。
舜太の大きめのTシャツを借りて、首元が少しだらしなくはだけている。
濡れた黒髪から雫が鎖骨へと滴り落ちる様子は、尋常じゃない色気を放っていた。
「……舜太、髪、乾かして?」
ソファーでまだ赤面していた舜太の膝に、柔太朗がトコトコと歩いてきて、なんと自らちょこんと腰を乗せておねだりしてきた。
太ももに直接伝わる柔太朗の体温と、お風呂上がりの甘い香りに、舜太の心臓は再びバックバクの限界を迎える。
「お、重いって! 自分で乾かし、や……」
「やだ。舜太の手、気持ちいいから。……だめ?」
ずるすぎる。
濡れた仔犬の目で至近距離から見つめられ、舜太は降伏した。
「……わかったから、じっとしててや」
優しくドライヤーの風を当て、細い髪を指先でなぞる。
柔太朗は気持ち良さそうに目を細め、完全に懐いた猫のようだった。
──しかし、その幸せな時間は突然の爆音によって切り裂かれた。
「ドンッ!!! ガラガラガラッ!!!」
ベランダの窓が激しく揺れ、突風とともに、リビングの真ん中にまばゆい魔法陣が出現したのだ。
「な、何やこれ!? 敵襲!?」
「っ……! この魔力の波長は……!」
光の中から現れたのは、きらびやかな甲冑に身を包んだ異世界の騎士だった。
「柔太朗王子! やっと見つけました! さあ、我が国へ戻りましょう、国王陛下もお待ちです!」
一瞬で現実へと引き戻される。
柔太朗は、本当の王子様だったのか忘れていた。
騎士が柔太朗の手を掴もうと一歩踏み出した、その時──。
「嫌だ!!」
柔太朗が叫び、騎士の手を振り払った。
そして、驚く舜太の腕を掴むと、力強く自分の引き寄せた。
「僕は帰らない! 僕は……舜太と一緒にいたいんだ!」
「王子!? 何を仰るのです、そんな一般人の男など放って──」
「一般人じゃない! 舜太は、僕の命の恩人で、……僕の、世界で一番大切な人だ!」
真剣な、今まで見たこともないような熱い眼差しが、まっすぐに舜太を射抜く。
そして柔太朗は、怯えるどころか、舜太の胸ぐらをグッと引き寄せると、その唇に、今度は力強く、熱いキスを落とした。
「んむ……っ!?」
さっきのタレを舐めとるような可愛いものじゃない。
まるで「お前は僕のものだ」と刻みつけるような、深くて、情熱的な、息が止まるほどのディープキス。
騎士の目の前で、隠すこともなく、堂々と愛を証明してみせたのだ。
「ぷはっ……、っはぁ、舜太……逃げるよ!」
頭が真っ白になり、唇の痺れに呆然とする舜太の手を、柔太朗はぎゅっと恋人繋ぎで強く握りしめた。
お風呂上がりの火照った体で、夜の街へと駆け出す二人。
「待ちなさい、王子ーーーっ!!!」
背後から迫る騎士の怒号を聞きながら、夜風を浴びて走る。
繋いだ手からは、痛いほどの熱が伝わってきた。
「ちょっと柔太朗! どこ逃げる気やねん!!」
「どこでもいい! 舜太と二人なら、世界の果てまでだって逃げてみせるよ!」
異世界からの追っ手を前に、まさかの超絶きゅんきゅんな逃避行がスタート。
振り回されっぱなしの舜太だったが、繋がれた手の強さに、もう二度とこの王子を離さないと心に誓っていた。
fin