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柚彦は彼女を離し一歩前に出た
「は・・・・はじめまして!稲垣柚彦です 」
「妹から話を聞くまで、信じられなかったんだがまいったな!本当にYIZUじゃないか!!僕は君がデビューした時からずっと応援していたんだよ!」
彼女のお兄さんが柚彦の手を握りしめ、ブンブン上下に振っている
柚彦こそ信じられなかった、鈴ちゃんの実のお兄さんがあの櫻崎拓哉だなんて
そういえば名字は同じだが、そんなことこれっぽっちも思いつかなかった
どうやら彼らは目の前で妹に襲い掛かろうとしていたのに、それをみんな気にする様子はなかった
柚彦はチラリと彼女に目をやったが、頬をピンク色に染めて、恥ずかしそうにはしているが嫌そうではない
彼女の茶色い髪が艶めき、毛先をコテでカールをしているのだろうか、今日の彼女はくるんくるんで可愛い
さっき思いっきり抱きしめて彼女のお尻の柔らかさを・・・・・
って!今はやめろ!
柚彦は慌てて彼女の兄に目を戻した
「ありがとうございますこちらこそお会いできて光栄です」
そして次にきりっと知的そうなセミロングの女性が手を差し出した