テラーノベル
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昨日懐かしい夢を見た。
母「翔陽、もしお母さんが翔陽に留守番してって言ったら翔陽は言うこと聞いてくれる?」
その問いに俺は答えられなかった。
母「翔陽、お母さんとの約束守れる?」
約束?何かしたっけ?と思う暇もなく目の前の「お母さん」はしゃべる。
母「お母さんはね、翔陽がいないと生きられないの。」
母「だから翔陽はあの人みたいに勝手にいなくならないでね。」
あの人って誰だろう。「お母さん」の旦那なのかな。
母「じゃないとお母さん悲しいから。」
母「いい?絶対よ。」
そう言った「お母さん」は今までの穏やかな顔とは違い険しい顔をしていた。
子どもに絵本を読み聞かせる時のような声から威圧感のある何か悪いことをした子供を叱っている声になっていた。
そしてそこで俺は目覚めた。
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偶然拾ったノートを読んだ侑たちは絶句していた。もはや言葉が出ないかのように。
侑「これはやばいやろ…」
治「見んほうがよかったんとちゃうん」
北「侑、そのノートは俺が扱っとく。」
北「勝手に見た俺にも責任はあるから持ち主が現れるまで責任持って預かっとくねん」
侑「北さん…」
治「お前とは違ってしっかりしとるわ」
部室でそう話しているとドアがギィっと音を立てて控えめに開いた。
隙間から差し込む夕日と共にオレンジ色の髪がドアから覗き込んでいた。
突然現れた人に侑たちは驚き、ドアの方を見ていた。
するとそこには日向がいた。
日向「北さん。ここに置いてあったノート知りませんか」
北「もしかしてこれか?」
北の手には先ほど見ていたノート。
日向「それです。ありがとうございます。」
日向はそう言うと、そそくさと足早に立ち去っていった。
侑たちは部室に取り残されたままだった。
コメント
6件
もしかして日向のとは思ったけれど、、 日向は何をかいてたんだ!? そしてたての意味がわからん(アホ)
日向これからどうなるだろ、、、 めっちゃ楽しみ‼︎ 続き楽しみすぎるぅ!