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❤️side
今日の仕事は午前でほぼ終わる。
昨日オフで、一昨日以来の仕事。
その中で、ダンス練習がある。
ダンス練習は、メンバーといちばん話せる時間。
つまり、隠すのにいちばん気を使うところ。
…がんばらな、!
仕事を終え、ダンスの練習場所へ向かった。
既に柔とじんちゃんが来ており、他2人は仕事が終わり次第すぐに来るらしい。
やっぱみんな忙しそうやなぁ…
🤍「あっ、舜太来た」
💛「おー舜太おつかれ」
そんなことを言われ、軽く返事をする。
柔から、1週間見ると言ったのはじんちゃんだと聞いたけど…やっぱりいつも通りやな。
さっきまでも、お仕置されたからと言ってなにかいつもと変化があったわけやないし、大丈夫。
考え事をしていると、気づけばはやちゃんが入っていた。
🩷「おお舜太!なんか久しぶりじゃね?」
❤️「そう?…あー、でも確かにそうかもしれんな」
💙「ごめーーん!みんなもう来とるんよね!お待たせ!!」
大きな声でだいちゃんが入ってくる。
相変わらず元気だな、と微笑ましく思いつつも、全然待ってないのに、とだいちゃんに言いたくなった。
「はい!皆さん揃いましたね。」
振り付け師の方が話す。
そして、ダンス練習が始まった。
最初は大丈夫だったのに。
踊っているうちに、段々と頭が痛み始めてきた。
最初こそただの頭痛だと思ったものの、外側から来る刺激的な痛みから昨日のものだと気づいた。
そりゃ、意識飛ぶくらい打ち付けられたしな…
でも、隠し通さなきゃいけない。
バレたら、柔と一緒に暮らせなくなってまう。
でも、身体はもたなかった。
レッスンも終盤に差し掛かっていた。
1度通すという話になって、曲が流れて少しした時。
俺は、床に鈍い音を響かせて倒れた。
💛side
とりあえず、スタッフの指示に従って簡易的に作られた救護室へ運んだ。
絶対にこれは柔太朗のだろう。
あの話をした次の日だというのに。
医療に詳しいスタッフから、これは外部からの刺激による傷跡が開いて起こったものだと教えられた。
やっぱりそうだった。
もう、2人は__________
🤍side
舜太が倒れた。俺の、俺の大切な舜太が。
なのに、運んだのはじんちゃんで、俺は入らせてさえ貰えなかった。
倒れてから、まともに舜太を見れてない。
ねえ、これ、もう俺ら一緒に居れない?
バレたから、もうだめ?
舜太に頼った俺が悪かった?
そもそも、舜太に言われようが俺があんなことしなければ…、、
他にも方法は沢山あったはずだ。
その中で、なんでこんなにも影響が出てしまうことをしたんだ?
あぁ、俺は、俺は……っ、
🩷「っ柔太朗!!!!」
🤍「かひゅっ、」
🤍「っ、げほ、っ、はひゅ、ひゅーっ、」
気づけば俺は過呼吸になっていた。
はやちゃんの声が聞こえなければ、息が止まっていたかもしれない。
💙「柔太朗大丈夫…やないよな。どうした?何があった?」
🤍「っぁ、ぇ、っと、 」
頭が混乱していて、上手く話せない。
それに、どこまで話していいか、どこまで2人が知ってるかも分からない。
🩷「舜太のこと?」
びくっ、と肩が震えた。無意識で、だ。
はやちゃんがやっぱり、と言う顔をしてスマホを触る。電話のコールが鳴り、誰かと電話し始めた。
💙「怖いよな、離れ離れになるのも、嫌やもんな、」
あぁ、やっぱり分かってるんだ…、2人には敵わないや。
だいちゃんに背中をさすられながら、俺はただ息をすることしかできなかった。
💛side
舜太、、本当に大丈夫だろうか。
さっきから、悪夢でも見ているかのように唸り声が聞こえる。
苦しそうで、痛そうで…、、
頭は氷枕で冷やしてるが、一時的な処置であってこれが正解かもわからない。
たしかに、頭の傷は開いたようで血が少しずつ流れ出ていた。
そんなことを考えていたら、ふと静かだなと感じた。
あんなに苦しそうだった舜太が、すーすーと寝息を立てて寝ていた。
あぁ、こんな所も愛おしいなぁ、、
だめだ、今こんなこと考えるな、。
首を小さく横に振りながら、自分に言い聞かせる。
するとポケットに入れていたスマホが鳴り出した。
勇斗だ。
💛「なに、どうしたの?」
🩷「舜太どう?」
💛「さっきまで苦しそうだったけど、今は寝てるよ」
🩷「そっか…」
何か、まだ言いたげな声をしている。
ただ舜太の様子を聞きたいだけではないのだろう。
💛「要件は?」
🩷「あ、えっと…、柔太朗が…」
言いかけた途端、やっぱりそうだろうな、と思った。
離れ離れにするぞ、と言ったら過呼吸になったくらいだ。こんなこと起こればキャパオーバーだろう。
🩷「ずっと、体育座りで端っこ座って、顔、手で覆いながらごめんとか俺のせいとか言ってて、呼吸も浅くて…」
いつも冷静な勇斗がつっかえつっかえで説明している。
よほど焦っているんだろう。
🩷「だから…、舜太に合わせてあげてもいい?」
💛「……。」
💛「だめ。」
🩷「っ!?なんで、、」
💛「今合わせたら、感情そのままで何するかわかんないでしょ。」
いつもの勇斗ならおそらくできていた判断。
でも、今は“いつもの”勇斗じゃない。
冷静に、正しい判断も出来ないくらい、柔太朗は酷いのだろうか。
💛「とりあえず、今は舜太寝てるから大丈夫って伝えて。多分意味ないけど」
🩷「わかった。」
🩷「……なぁ、柔太朗って本当に舜太のこと好きなのか?」
突然、意味のわからないことを聞かれた。
呼吸困難になるくらい好きなんじゃん、と答えると、今まで自分の中に生まれなかった疑問が投げかけられた。
🩷「だって、舜太の体は1ミリも心配してないんだよ?」
💛「……、たし、かに、、」
💛「でも、俺には……」
🩷「まぁ、お前に聞いてもわかんないだろうとは思ってたけど、俺らよりかは詳しいかなって。」
💛「そりゃ……、そう、だけど」
🩷「ま、とりあえず今は少し落ち着いてるから、舜太の状態教えとくわ。ありがと」
💛「…うん、頑張って」
返事をすると、プツ、と電話が切れた。
話がうまく呑み込めないまま、舜太の寝顔を見つめていた。
🩷side
🩷「柔太朗、柔太朗」
肩を優しく叩いて、話しかける。
🩷「舜太、落ち着いたって。今寝てる。」
🤍「……、」
返事はない。
舜太の体のことはどうでもいいのだろうか。
💙「じゃ柔太朗も寝る?」
🩷「はい?」
いきなり太智から突拍子もない言葉が出てきて、困惑する。
💙「いや、こういう時は寝るのがいちばんかなーって思って!」
🤍「……、」
相変わらず返事はない。でも、俺らは柔太朗の隣で、静かにただ座っていた。
❤️side
酷い悪夢だった。
柔と離れ離れになって、話せなくなって、
その先、いつの間にか、柔に忘れられるような、そんな悪夢…、
開放されたかのように、俺は目を覚ました。
目の前には、じんちゃんがいた。
💛「っ、舜太、!!」
💛「よかった、大丈夫、?」
覗き込みながら、心配そうにこちらを見ている。
❤️「……ん、ごめんな、」
💛「謝ることじゃない。」
💛「……頭、痛くない?」
❤️「うん、もう…だいじょうぶ、」
💛「そっか…、よかった……」
胸を撫で下ろして、優しく息をついていた。
ふと、柔がいないことに気づく。
❤️「ねぇ、柔は?」
💛「まだ、練習場所にいる」
❤️「柔、来ようとせんかったん、?」
💛「そういう訳じゃない。俺が止めた。」
意味がわからなかった。
なんで?
柔だって、ここに来たかったんやろ?
俺のこと、心配やったんやろ?
💛「怖かったんだ、」
💛「柔太朗が、お前にまたなにかするんじゃないかって」
❤️「どゆことや、、?」
💛「柔太朗に言われたんだろ?怪我とか、様子とか、メンバーにバレないようにしろって」
言われた。なんで知ってるのかは分からないが、何も返せない。
💛「でも、バレた。」
💛「柔太朗は、そしたら、また舜太になにかするんじゃないかって。そう思って、」
❤️「じんちゃんは、優しいな」
💛「……っえ、?」
優しい。いくらリーダーと言えど、俺のことを思って、メンバーの思いを断ち切ることができるのはじんちゃんくらいだ。
💛「……っ、」
じんちゃんは、苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
💛「俺、舜太のことが好きなんだ、」
❤️「………は、…え、?」
衝撃のあまり、周辺の音が聞こえていなかった。
練習場所から、バタバタとこちらに走ってくる音がしたのに。
コメント
5件

まじで好きすぎる😭😭😭
めちゃくちゃ好きですねはい 神か何かでしょうか?
ああもう読んでる間ずっと心臓バクバクだったよ😭💦 舜太が倒れたところから柔太朗が過呼吸になるシーン、リアルすぎて胸が締め付けられた…! それなのに最後のじんちゃんの「好きなんだ」は不意打ちすぎて頭真っ白になったんだけど!? しかもタイミング悪すぎて余計エモい…😭🔥 次どうなっちゃうの、続きが待てないよ〜!!