テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#Snow Man
桃紫 さく🌸
8,639
#主からの質問です
くりまんじゅう
42
コアラと木の実
815
sk「それでは!俺たちの初めての合コンにかんぱーーーーーい!」
そう、合コン。ちょっぴりオシャレなご飯屋さんに集まった8人の男たち。計算されてるなぁ、あまりが出ないように偶数にするだなんて。
いや、そう仕組んだのは俺だけどね。
遡ること2週間前________
ab「照、合コンしない?」
iw「行かない?じゃなくて、しない?なんだ笑」
ab「そう、俺らが集めるの」
iw「別にいいけど」
ab「じゃあ決まりね。友人集めといてね」
iw「はーい」
俺と照はゲイで恋人なし。男同士だけど、照とは親友って感じ。
30歳っていう大台に乗ったし、もうそろそろ恋人作りたい!と思って合コンに。
合コンはお互いに3人ずつ紹介する。誰が来るか分からない状況は怖いから情報は共有する。
…でも、それは口実。紹介される人をSNSで検索しといて予習する。ぬかりなくね。
もちろんこっちが紹介する人の情報も共有するよ?
でも、俺とキャラが被らないよう、友達選びは躊躇なくさせてもらってます!
当日、まず大事なのは見た目。服の印象が初対面の人の第一印象。ここですでに『お持ち帰りしたい!』と思わせることが大事。
少しゆとりのあるネックレス、シアーの上着で透け感から肌をチラ見せして、鎖骨のよく出る白いTシャツ。これで完璧。
…ではない!攻める夜なら3つの首を出すのがマスト。首、手首、足首。首と手首は自然に出せるが、足首はあまり出せない。なら、サンダルにすればいいじゃん。
これで、完璧な男の装い。
俺が紹介した人は、深澤辰哉(ふっか)、向井康二(こーじ)、宮舘涼太(舘様)。癖強だけど俺とキャラは被ってない。
照が紹介してくれたのは佐久間大介(さっくん)、渡辺翔太(しょっぴー)、そして…
________目黒蓮(めめ)
ロックオン!完全にタイプだわ、この子。俺より身長が高くてイケメン、低音ボイスで色気抜群。テクノカットの隙間から見える目はタレ目なのに鋭く、鋭いのに甘い。
落としたい、絶対に。
でも、そんな焦ることはない。最初からグイグイ行くのも良くない。だから座席は少し離れて。
・・・・・・・・・・・・・・・
佐久間 阿部 渡辺 深澤
目黒 向井 岩本 宮舘
・・・・・・・・・・・・・・・
さっきの佐久間さんの音頭でみんなが乾杯をする。グラスはもちろん内回り。
mg「とりあえず、何か頼みましょうか」
ab「そうですねニコッ」
作り笑顔の常習犯。家で鏡の前で何度も練習したんだもん。
mg「メニューどうぞ」
ab「ありがとうございます」
必殺!上目遣い!中学二年生から練習してすでにマスター済み。あざとい人まではいかないかもしれないが、こういうイケメンは可愛いに弱い。
その後、各々メニューを頼み、会話を楽しむ。その時、
mg「俺、あざとい人苦手なんすよ」
え?え?え?え!は?あざとい人苦手なの?まあそっか、あざと過ぎるのも良くないからね。でも今までの行動ちょっぴりあざとかったよな。やばい、アウトオブ眼中かも…
kj「ああ!阿部ちゃん今焦ったやろ〜」
ab「焦ってないって」
sk「なんで焦り?」
kj「阿部ちゃん、めっちゃあざといねん」
ab「そんなことないから!」
fk「そんなことあるのー」
iw「阿部は気づいてないっぽいけど」
周りから見たら俺は自分のあざとさに気づいてないらしい。人工なのにね。
ab「えー!そんなことないよぉコテッ」
kj「これやねん!今の見た?首傾げるやつ」
ab「俺そんなことやった?」
kj「無意識かい!」
わざとだよ笑。左8度は魔法のアングル。可愛さがいつもより2割増になる。
mg「すみません、もう1回メニュー見たいっす」
nb「お前は相変わらずマイペースだな」
iw「翔太も人のこと言えねーだろ」
nb「はぁ!?」
ab「いいですよ。どうぞ」
目黒くんにメニューを差し出す。軟骨青筋をチラ見せしてね。
mg「ありがとうございます」
これは鈍感タイプ。目に入った子にしか興味を持てない。二つのことを一気に出来ない感じ。手強いわ。
料理が運ばれ、食事をしながら会話をする。当たりさわりなくね。目黒くんにはグイグイいかない。まずは敢えて1m開けておく。だから、今俺は隣の佐久間くんと話している。
sk「佐久間でいいよ!タメ口でいいし!」
ab「ほんとに?じゃあそうさせてもらうね」
sk「ちなみに、阿部ちゃんは今誰目当て?」
ab「言わなぁい」
sk「えー!聞きたいーのに!」
ab「だめー」
sk「じゃあさ、俺が阿部ちゃん狙ってるって言ったら?」
ab「うーん、考えとく」
sk「俺じゃないじゃん!」
佐久間、俺のこと狙ってるんだぁ。これで逃げ場は確保。本命を軸にして、無理だったときはそっちに方向転換。
目黒side
阿部ちゃん、あざといって言ってたけど、俺のドタイプなんだよねぇ。いかにも純粋無垢って感じで。
ってか、今佐久間くんとめっちゃ話してるから、阿部ちゃんは佐久間くんのこと狙ってるのかな?
ab「目黒くん?」
mg「おぉ!」
ab「ごめん、驚かせちゃった?」
mg「いや、全然大丈夫」
ぼーっとしてたからか、いつの間にか阿部ちゃんの顔が目の前にあった。
阿部side
戦略。敢えて距離を開けといてからのマッハでズームイン。視界いっぱい自分にすることで少しでも意識してもらう。ここで!出来る阿部亮平の
『さ・し・す・せ・そ』
『さ』
dt「俺はよく料理をします」
nb「週何で自炊するの?」
dt「毎日」
ab「流石〜!」
『し』
sk「クアトロフォルマッジはブラックペッパーで食べると美味しいよ!」
ab「知らなかった〜!」
『す』
nb「俺は美容とか好きで肌のケアとかしてる」
dt「ほんとだ、肌めっちゃ綺麗ですね」
ab「すごぉ〜い!」
『せ』
fk「最近、俺古着はまってて!」
ab「センスいいね〜」
『そ』
mg「俺はスポーツ系の仕事してて」
ab「そうなんだー!」
本当ならここでライバルを足止めしたいところだが、正直、俺が足止めされる可能性のほうが高い。真面目ちゃんはあまり人気じゃないからね。
fk「阿部ちゃん、ダソクって何?」
ab「あぁ、蛇に足って書くんだけど、そのまま。蛇に足がついてたら無駄でしょ?そんな感じで、必要じゃないことを指すね」
fk「ありがと〜」
mg「阿部ちゃん、頭いいんすか?」
kj「そう!阿部ちゃん超!頭良いねん」
こういうこと。相手から狙われる。これは今までもあったことだから慣れてるが、こっから逆転できる。
ab「あれ?スマホがない」
sk「さっきまで使ってたよ?」
dt「阿部、これじゃない?」
ab「あっ!ほんとだ!」
nb「灯台下暗しじゃねーか」
fk「阿部ちゃんおっちょこでもあるしね」
kj「頭いいのに物忘れとかあるよな」
iw「仕事でも資料忘れたとか言って机に置いてあるし」
sk「やばっ!笑」
ab「否定出来ないなぁ」
mg「…かわいボソッ」
今の声。俺は聞き逃さないよ?少し、いやだいぶ攻撃が効いてる。狙った獲物は絶対に逃さない。
その後時間もかなり経ったが、成人男性8人の食欲は止まることを知らない。
mg「阿部ちゃん、もう食べないの?」
ab「少しお腹いっぱいでね」
合コン前に少し食べてきて、少食に見られるようにする。最近の男性はたくさん食べる人も好きらしいけど、俺はそこからは狙わない。ひとまず少食な姿見せておいて後で食べる量を増やしていく。
☆即席パパっと作った人工天然キャラクター
あの手この手で手に入れてみせる。
________目黒蓮を。
コメント
1件
わあ、面白かった!阿部ちゃんの計算され尽くした戦略がもう見事すぎて笑っちゃった。「さ・し・す・せ・そ」のテクニックとか、首の角度8度とか、細かい仕込みがリアルだよね。でも目黒くんの「あざとい人苦手」発言にはヒヤッとしたし、最後の「かわい」ボソッで一気に持っていく感じ、読んでてドキドキした。この人工天然キャラ、どう転がるのか続きがすごく気になる!