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森「双黒の君達に頼みたい事があってね」
中也「何でしょうか、首領」
森「組織の殲滅に行ってきて欲しい」
太宰「え~、やだ~」
中也「手前は黙れ!」
森「相変わらず仲が良いね」
太宰・中也「仲良く無い/です!」
森「ふふふ」
森「まぁそんなに難しい任務では無い」
森「良い報告を期待しているよ」
そう言われると僕達は部屋を後にした
今回の任務は森さんの言う通り僕達【双黒】にとっては簡単な任務
目立つ様な異能力者も居ない為
一層僕のやる気を失わせた
太宰「はぁ、面倒臭いなぁ~」
太宰「嫌だなぁ~」
中也「…..」
太宰「自殺したいなぁ~」
中也「…五月蝿ぇぞ!!」
中也「ちっとは黙りやがれ!!」
太宰「中也こそ五月蝿い」
太宰「此れだから脳筋は」
中也「脳筋じゃねぇ!」
太宰「はいはい今日も元気だねー」
太宰「早く行くよ」
中也「此奴絶対ぇ殺す」
太宰「やれるものならやってみな~」
太宰「おチビさ~ん」
何時も通りの会話
何時も通りの日常
こんな毎日が此れからも続くと思っていた
でもこんな毎日は長くは続か無かった
車に乗り込んで1時間が経った頃
車が停車し任務の場所へ着いた
中也「大した事無さそうだな」
太宰「異能力者も居ないしさっさと片付けちゃってよ」
太宰「僕早く帰りたい」
中也「はいはい判りましたよ幹部様ー」
太宰「ちょっと其の言い方腹立つ」
中也が空へ向かって一発撃つ
すると中から敵がどんどん溢れ出て来る
敵「何事だ!?」
敵「外からだ!」
敵「彼奴らポートマフィアの…!」
中也「私怨はねぇがしょうがねぇ」
中也「組織の長を出せ」
中也「そうしたら楽に殺してやる」
敵「敵だ!撃て!」
バンバンバンッ
中也「交渉決裂、か」
中也「重力操作」
敵の弾丸が赤く染まった途端
弾丸が中也の前で静止する
手を振り翳せば弾丸は向きを変え
敵の方へと散る
敵「う”ぁ”ッ」
敵「く”ッ」
敵の数は減る一方
中也の勝利はほぼ確定だった
しかし其の勝利は無に帰る
バチュンッ
中也「ッ!」
弾丸が肩を貫いた
太宰「中也に弾丸が当たった…?」
長「いやぁ素晴らしいよ」
長「流石は双黒だ」
太宰「貴方が組織の長か」
長「そうだとも」
太宰「何故中也に弾丸が当たった」
太宰「中也は異能を使っていた筈だ」
長「私は昔研究員でねぇ」
長「異能についての研究をしていた」
長「其処で開発したのだ!」
長「異能を無効化する薬を!」
太宰「異能を無効化だって…?」
中也「まるで太宰じゃねぇか、」
長「初めて使ったけれど矢張り私の研究は成功していた!」
中也「あれは大分厄介だぜ」
中也「俺の長所が生かせねぇ」
太宰「まさかそんな薬を隠し持っていたなんてね」
長「サプライズはまだ終わっていない」
そう言うと暗闇から人影が現れた
其の人影は中也に向かって突撃した
中也「ッ」
幹部「…..」
長「私の最高傑作の部下だ」
長「彼は体術を心得ている」
中也『此奴やべぇ』
中也『体術が上手過ぎるッ』
長「最高傑作の部下に加えて異能を無効化する弾丸」
長「もうお前らに勝ち目は無い!」
太宰「…不味いな」
彼の体術の上手さは中也に匹敵する
其れに加えて異能を無効化する弾丸
流石の中也でも負ける
汚濁を使わせるか、?
でも中也の体力が持たない可能性がある
如何するのが最適解だ…?
考え込んでいると僕に向かって弾丸が飛んで来た
長「考え事は良く無いよ」
長「君の相手は私だ」
太宰「…僕に其の弾丸は効かないよ」
長「知っているさ」
長「だからこうする」
太宰「ッ!」
奥の方から木が飛んで来た
幹部2「…..」
太宰「未だ異能力者を隠し持っていたんだね」
長「彼の異能は怪力だ」
長「どんな物でも持ち上げる」
長「君の異能力は異能の無効化だからこういう物理的な攻撃は弱いだろう」
太宰『異能無効化の弾丸と異能力者を隠し持っていた何て』
中也の方を見るとかなり押されている様子だった
早く中也の元へ行かなければ
中也の体力が切れる前に
中也「く”ッ」
幹部1「…..」
中也『此奴強過ぎるッ』
中也『全然隙ができねぇッ』
バンッ
中也「う”ッ」
弾丸は腹を貫く
中也『此奴の体術に加えて不規則に異能無効化の弾丸が飛んで来るッ』
中也『上手く避けねぇと即死だッ』
中也『汚濁を使うか、?』
中也『俺の体力が持つか如何か、』
バキッ
中也「かはッ」
中也『今骨逝ったなッ』
中也『太宰も異能力者相手に手間取ってる』
中也『此の組織の長は弱点を突くのが上手い』
中也『早くしねぇと太宰も潰れる』
中也「…後は任せたぜ、相棒」
中也「汝、陰鬱なる汚濁の許容よ」
中也「更めて我を目覚ますことなかれ」
太宰「あ”ぁッ」
幹部2「…..」
太宰『不味い、深手を負ったッ』
太宰『早く倒さないと僕がやられるッ』
太宰『貧血で視界が暗い』
太宰『世界が歪んでる』
バキッ
太宰「う”ッ」
太宰『骨逝った』
太宰『如何すれば勝てるッ』
バコンッ
太宰「!?」
太宰『汚濁を使ったのか…!』
太宰『早く中也の元へ行かなくてはッ』
太宰「ッ」
私は思いっ切り中也に向けて叫んだ
太宰「ちゅーやー!」
太宰「此処だよー!」
叫ぶと中也の意識が此方へ向き
中也が重力種を投げる
幹部2「ッ!」
中也の重力種が敵の身体に直撃した
太宰「…死んだ」
既に死んだ事が判ると身体の力が抜けた
太宰「ッ」
太宰『眩暈がするッ』
太宰『足が地面に付いていないみたいだ』
太宰『早く中也の元へ行かなければッ』
太宰「…中也ッ」
木を支えに使いながら歩き、何とか中也の元へ辿り着いた
太宰「中、也」
中也「あはははは!」
辺りを見渡せば敵は既に死んでいて
長は未だ生きていた
長「中原中也、君は素晴らしい!」
長「こんな強大な力を持っているとは!」
中也が長の存在に気が付き重力種を長の方へ向ける
太宰「やっちまえ、中也」
中也「お”らぁぁぁぁあ!」
長「…..」
太宰『死んだ』
太宰『此れで終わりだ』
太宰「中也!」
僕は中也の腕を掴んで汚濁状態を解除した
中也「ッ」
太宰「中也ッ」
出血量が多い
骨も臓器に刺さっている可能性がある
呼吸が浅い
心拍も弱い
此のままじゃ死ぬッ
中也「だ、ざ」
太宰「喋るなッ」
血が止まらない
中也「もう、むりだ」
太宰「無理なんかじゃ無いッ」
太宰「未だ間に合うッ」
中也「だざ、い」
太宰「未だッ」
中也「だ、ざい!」
太宰「ッ」
中也が私の髪を鷲掴んだ
中也「きいて、くれ」
中也「俺はもうしぬ」
中也「もう、たすから、ねぇ」
中也「だから、」
中也「だから最期は、だざいの手で逝きたい」
太宰「何馬鹿な事言ってるの!」
太宰「中也は死なない!」
太宰「未だ助かる!」
中也「だざい、おねがい、だ」
中也「おれを、おまえのてで、いかせて、くれッ」
喉がツンッと痛む
目の前が歪む
中也の顔に水滴が落ちる
中也「なく、な」
太宰「…やだよ」
太宰「嫌だよ!」
太宰「中也を殺したく無いッ」
中也「…..」
太宰「御免ね、中也」
太宰「僕がもっと早く作戦を考えられていたなら、」
太宰「僕がもっと早く行動していたら、」
太宰「君がこうなる事何て無かったのにッ」
太宰「御免なさいッ!」
太宰「御免なさいッ」
中也「だざい」
中也「だざいは、わるくない」
中也「だから、なかないで、くれ」
中也「じぶんをせめ、ないでくれ」
中也「なぁ、だざい」
中也「おれの、最期のねがい、かなえて、くれるか、?」
太宰「…..」
太宰「判った、」
中也「ありが、とう」
僕は中也に銃を向ける
銃は中也の額に当てた
苦しまない様に
痛く無い様に
太宰「中也、」
太宰「大嫌いだよ」
中也「おれも、だいきらい、だ」
中也が目を閉じた
僕の手は震えている
手に力が入らない
でも、中也の最期の願いを叶えてあげたい
僕は全ての力を指先へ入れ
引き金を引いた
バンッ
中也は微笑んだままだった
身体が冷たくなっていく
僕は動けずにいた
ただ、中也を抱き締めていた
雨は未だ止んでいなかった
どうでしたか
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