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コメント
8件
くそ!って抱かれるの新しいよね🤣🤣
ラウール大人しいね🤍そして蓮くん🖤獣だね😂 💚亮平くん、許してくれるかな??🙃
蓮 side
蓮 🖤 『甘いんだよ翔太?俺が酔っ払うわけないでしょ?』
優しい翔太は年上だろうが年下だろうが絶対に見捨てたりしない。酒に強い俺が慣れない韓国のお酒で悪酔いしたと思ったみたいだけど、まぁ思いの外ラウールがお酒が強くて、普段より大分飲んだことには違いないし正直手加減できそうにないくらいには酔っ払っている。
蓮 🖤『ラウールにキスされてどうだった?』
タクシーはエレベーターホールがよく見える位置に停車していて一部始終を見ていた。これまで何度かラウールの態度や視線で翔太の事を好きなのでは疑っていたが案の定だ。奥手なラウールがとうとうキスをした。弟みたいに思っているラウールの男らしい成長した一面に少し嬉しさもある。
キスをされて驚いていた翔太の頰が少し赤くなったのを俺は知ってる。
翔太はそれどころでは無いという風で、部屋を出て行こうと俺を両手で勢いよく押すとガチャガチャと慌てて鍵を開けようとして、ドアロックに阻まれると俺に腕を掴まれ目を潤ませた。いい加減その表情逆効果なんだけどと教えてあげたいくらいに向こうから誘ってきている。
蓮 🖤『そんな顔されたら止めらんない』
〝辞める気ないくせに〟なんて膨れっ面も可愛い。荒々しくベットに放ると捨てられた子犬みたいにふかふかの布団の上で蹲っている。どこまでも可愛いのはずるい。
翔太💙『お願いだから辞めて…俺亮平が好きなの!蓮とはやり直さないから』
蓮 🖤『まだ何も言ってないのに振られるのは心外だな…俺でも傷つくんだよ?』
優しい翔太は傷ついた人を見て見ぬふりはできない。ましてやそれが自分が傷つけた相手なら、なおさらだ。〝ごめんなさいでも…俺の好きなひ…〟
蓮 🖤『うるさいよ』
両手を捉えシーツに貼り付けると唇を奪う。これ以上翔太の口から阿部ちゃんの名前なんて言って欲しくない。翔太を手に入れたくて仕方がない。狂ってる自覚はある。泣き顔も、嫌だと抵抗するその表情でさえ愛おしいと感じてしまうのだから。
蓮 🖤『愛してるんだよ…離したくない』
あんなに欲しがった〝愛してる〟が5年の月日の中で翔太に響かなくなったのは自分のせいなのに、あの時言えなかった〝愛してる〟を無理矢理ベットに押さえつけた翔太に浴びせた。服を剥ぎ身体に跡を残すと、身を捩って懇願の目で訴えかける。
翔太💙『お願いやめて…蓮』
蓮 🖤『愛してるって言って俺だけを見ろよ』
涙を流す翔太は綺麗だ。シーツを握りしめて身をくねらせる翔太は可愛い。顔を真横に背けて抵抗する翔太はちっとも可愛くない。頰を掴んで正面を向かせると首に舌を這わせる。耳の中を弄れば足をバタつかせて感じている。人一倍耳を弄られるのが弱い翔太はここを舐め上げるとすぐに感じて花茎がビクンビクンと反応する。
蓮 🖤『ふふっ感じちゃって可愛い…』
翔太💙『ンンンヤッはぁっ』
顔がトロンとなってくると胸の突起を親指と人差し指で摘む。硬くなった先端は敏感に反応して舌先で転がすと可愛いらしく鳴いた。
翔太💙『フンッ////…めて』
蓮 🖤『弱々しく言ったって説得力ない可愛いよ…そう言えば可愛いウチの子だって言ってたね。いつから阿部ちゃんのペットになった?飼われてんの?彼女扱いして貰えてる翔太?本当に愛されてる?』
翔太は傷ついた目を俺に向けると声を荒げて苛立ちを露わにした。
翔太💙『蓮は何も知らないくせに!ちゃんと愛されてるし愛してる。だからやめてって言ってるんだ!亮平が悲しむから…離してよ』
蓮 🖤『愛だの何だのうるさいね。結局誰にでも抱かれて腰振るのは一緒じゃないか?同じように誰にでも感じてる。特別な愛なんて翔太には存在しないんだ』
〝うぅう゛……うぁ……ッ〟泣きながら抱かれる翔太は俺の背中に掴まると爪を立て抵抗した。隘路に侵入する熱塊がミチミチと後孔を押し開く。痛みに耐える翔太は〝んっ!〟と声を出すと再び強く爪を立てた。
蓮 🖤『痛みも快感に変わる?翔太も大概変態だね』
下唇を噛み声を押し殺した翔太は、折り曲げられた膝の隙間から俺を見つめると最後にもう一度だけ〝やめて〟と言うと同時に手で扱かれた花茎から白濁を放って絶頂に達した。
ひっくり返して四つん這いにすると再び隘路に熱塊を挿れた。腰を掴んで突き上げる。胸を持ち上げると顎を上げて鳴いた。
翔太💙『ンンンンッ!ンアッ!』
蓮 🖤『いいよ目を瞑って阿部ちゃんだと思えばいい…感じて身体は素直だよ…』
翔太はやけっぱちになって、背筋をピンと伸ばすと顔をあげて阿部ちゃんの名前を叫んだ。目を瞑ったまま涙は頰を伝い〝亮平!〟と呼ぶ翔太の声が部屋に響いた。
蓮 🖤『馬鹿声でかいよ!』
翔太💙『構うもんか💢お前が黙れよ…ンンンッ亮平!愛してるゾー…くそ!』
蓮 🖤『くそ…』
翔太 side
亮平以外に抱かれたって心は俺のものだ。俺だって大人になったんだ求める愛は蓮の時で終わってるんだよ馬鹿。昔は蓮に同じだけの愛を返してもらいたくて随分としつこい付き合い方をしたけど、今は違う。亮平が大好き。それだけで充分満たされてる。
強くもっと強くなって亮平に心配かけたくない。
蓮のモノがぬぽっと抜かれると中から白濁が流れ出て気持ち悪く太腿を伝った。ティッシュで拭き取り急いで服を奪うと手首を掴まれる。相当にご立腹の蓮は上から睨みつけるだけで身体が動けなくなるほど怖かった。
蓮 🖤『何処行くの?まだ終わってないよ中綺麗にしないと明日お腹痛くなったら仕事に支障がでる』
翔太💙『構わないで自分で出来る離せ…離せったら』
嫌な事ってどうしてこんなに長く感じるんだ。幸せな時間はあっという間に過ぎてしまうのに、嫌な事は永遠に終わらないんじゃないかって・・・
掴んだ腕をグイグイ引っ張る蓮の顔はずっと怖いまま、冷たいシャワーを上からかけられると後孔に侵入した指が内壁を擦って絞り出すように掻き回した。
シャワーの音に紛れて啜り泣く俺の声は掻き消えた。同時に俺のモノを扱けばまたそこは意に反して硬くなり、先端から流れ出る先走りを蓮は嬉しそうに舐めとった。
馬鹿みたいに反応する俺の身体は、蓮を一層興奮させ、また終わりのない性交へと誘った。
疲れ果てた蓮はそのままベットに横になると〝泊まってけよ〟なんてホント馬鹿なやつ。洋服を着るとベットに眠る蓮を一瞥して、鞄の中からノートを取り出すと部屋を後にした。
携帯で時間を確認するとギリギリまだ今日だ。明日まであと15分だ。ホテルを出て自分のホテルまで歩く道すがら亮平に電話をかける。ふと明日が金曜日だった事を思い出し慌てて電話を切るとメッセージを送った。
翔太📩『遅くなってごめん。もう寝てるよね…明日早いもんね…早く会いたいな…お仕事頑張って』
ホテルに着くと目の前の公園のベンチに座ってノートを開いた。亮平の綺麗な字で書かれた〝使える韓国語〟を読む。
🗒️使える韓国語
・おすすめを教えてください
→(チュチョネジュセヨ)
・〜まで行ってください
→(〜カジ カジュセヨ)
……………
……………
・亮平をとてもとても愛してる
→(亮平ノム ノム サランヘヨ)
翔太💙『ふふっいつ使うんだよ…』
韓国の夜は東京と変わらぬ外気温で湿度も高く、ベンチに座っているだけで少し汗ばむほどだった。深夜の街は車が行き交い騒々しく、海外に居る事すら忘れてしまう。ふと携帯が愛しい人からの着信を告げた。
亮平📲『もしもーし今晩は翔太電話ありがとう』
電話の向こうの明るい声に、モヤモヤしていた心が晴れるようだった。と同時にキュッと締め付けられるような痛みも感じた。〝どうした翔太くーん?あれ?電波悪い?〟涙が流れて喋れなかった。グッと堪えて唾を飲み込むと今 思ってる言葉を伝えた。
翔太📲『亮平…帰りたいよ助けて…ポゴシプタ(会いたい)』
まだあと1日ある。今日がとてつもなく長い1日だった。心配かけちゃ駄目なのに…声を押し殺して泣くと静かに流れる涙は頰を伝って流れた。
亮平📲『何があった?聞かない方がいい?…明日そっちに行くよ。ホテルで落ち合おう?』
思っても見ない亮平の返事に胸がドキドキ高鳴った。〝いいの?仕事は大丈夫?迷惑じゃない?〟
亮平📲『平気だよ。俺も〝ポゴシプタ♡〟いつまで泣いてんの元気出して!帰りの便は何時かなぁあとで送ってね一緒に帰ろう』
翔太📲『ごめんなさい…これは嬉し泣きだからいっぱい泣いて良いんだよ…』
亮平は謝らないでいいよと言っていつもの100倍優しかった。仕事終わりに駆けつけてくれる事になった。こちらに着くのは明日の夕方になりそうだ。〝明日の今頃はイチャイチャできるね〟なんて可愛い事まで言ってきて、胸がドキドキ鳴り止まない。
翔太📲『亮平ノム ノム サランヘヨ』
ノートに書かれた使える韓国語を早速使ってみた。異国の地で発する異国の甘い言葉に顔が熱くなって恥ずかしい。亮平は嬉しそうに笑って〝コマウォヨ〟と言って意味わかんないよと言う俺に〝ありがとう〟と言った。やたら韓国語に詳しいな・・・
亮平📲『ふふっ////じゃぁ俺からも〝ノウェイロッケクィヨウォ?ニガノムチョア』
ん?さっぱり分かんない。ノートを見るけど書いてないし…〝どう言う意味?もう一回言ってみて〟亮平は明日答え教えてあげると言った。今知りたいのに…きっと甘い言葉に違いないのにお預けを食らった。
おやすみを言って電話を切るとホテルに戻った。
スマホの翻訳機能で覚えてる最後の言葉を吹き込んでみる〝ニガノムチョア〟
📲『君の事がめっちゃ好き』
ふふっ///普段めっちゃとか言わないくせに…
1日の終わりが心温かく終われて良かった。俺もニガノムチョアだよ。疲れた身体をベットに沈める。
蓮の事言ったら怒るかな…嫌われたらどうしよう…別れるとか言いかねない。会いたいからって何も考えずに言ってしまった事を後悔した。
本当のことを言えば亮平を、また傷つける事になる。でももう嘘や隠し事はしたくなかった。
不安に襲われながらも、疲れた身体はすぐに休息を求め、朝けたたましく鳴るインターホンで起こされるまで起きなかった。