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【脅威と知恵は合わないようです】
⚠軍パロ等、なんでも許せる方向け⚠
【em視点】
zm)……は?
深い深い海のような重い声、
背筋に冷たい汗が流れ喉からはヒュッと微かな声が漏れ出る
怖い、
疑問に思われ何故だ、と問われただけでこの有様
【這い寄る脅威】
そんな異名がつく人物だ普通の軍事実技科の人ではない、
だが、
em)ッ、あんなに高い木から落ちたんです。
em)いくら貴方が軍事実技科の方でも完全に無傷なわけないでしょう!
zm)……それ本気で言ってんのか…?
em)……ッはい、
【zm視点】
なんだ、なんなんだコイツは…
心配してんのか…?
いや、そんな訳ない、きっと木から落ちた俺を嘲笑して嫌味を言うために言っているだけだ
だって、今までもそうだった、
【過去・実技中】
ドサッ
zm)ッぃた…
MOB)おい!大丈夫…か……って、ゾムかよ〜
心配して損したわw
ズキンッ
zm)ッおう!こんなの平気や!(痛てぇよ……)
心配したフリをして嘲笑する輩、
【過去・実戦授業】
zm)ッし、1本とった!!
MOB)ッ痛ってぇ…
教官)そこまで、各自で怪我の確認をしなさい
MOB)乙〜流石に相手ゾムは無理だったなw
MOB)ホントにな、【這い寄る脅威】と一般生徒でやらせんなよな
MOB)てかそんな事より腕バカ痛いんだけど
MOB)脅威様からの鞭だよw有難く受け取っとけw
zm)………気ぃ悪…
初めから俺を敵対視する輩、
【過去・自主練中】
ヒソヒソ
zm)はぁ……はぁ…
チラッ
MOB女)ヤバ、こっち見てきたんだけど
MOB女)怖ッ……【這い寄る脅威】に睨まれたんだけど……
zm)……(睨んでねぇよ……)
MOB女)怖すぎ、無理無理、あっちでご飯食べよ?
MOB女)脅威様は自主練中だしね、
知ろうともせずに離れていく輩、
どうせ人間そんなものだ、
人と馴れ合って、傷を舐めあって、
そんな事しても結局最後は自分の事ばかり。
自分に利益がないと分かれば直ぐに離れていくような奴らだ。
でも
だからこそ、なんでた、
なんでこいつは利益も何も無い俺と関わろうとしてくる。
em)医療室!行きますよ!
zm)……
ホント、なんなんだよ……
【em視点】
……
黙り込んで、しまった……
やはり出しゃばりすぎない方が良かったのだろうか…
でもあんな高さから落ちて人間なら怪我の一つや二つするはず……
em)ッ、ゾ、ゾムさん、?
zm)……
だめだ……なにか考えているのか、はたまたシカトされているのか、全く反応がない
せめて表情を読めたらいいのだけど……
実技服のフードを深く被っていてよく分からない…
em)……ゾム…さん?
zm)……なぁ
彼が重い空気の中口を開き出た言葉は
「お前は俺にどうして欲しいんだ」
だった
em)……え?
思わず出た阿呆みたいな声、
俯いた彼は続けて話をする
zm)俺は【這い寄る脅威】やぞ?何でそんなに俺に構うんや、
zm)……俺に、何をして欲しいんや…
這い寄る脅威……
しばらくの沈黙、言葉の意味を再度考え、一言、
em)……それ、何か関係あります?
em)異名でしたら私も【知恵の真珠】がありますよ?
その言葉を聞くと彼は狐につままれたような顔をして、自身の特徴的な鋭い歯を見せながら笑う、
zm)ッふはっ…マジか、お前
em)……えっ、
言っている意味がわからない
そんな表情を彼に見せると更に笑い、問う
zm)えーと、お前、名前なんやったっけ?
em)あっ、え、エーミールです……
コイツ…今まで名前も知らなかったのか……
そんな事を頭で考え名前を答えれば、彼はどこか満足したように笑い、
深く被ったフードでは滅多に見られないであろう、デマントイドガーネットのような宝石の輝きにも匹敵する目をこちらに向ける
zm)そんじゃ、エミさんやな!
zm)エミさん!また後でな!
そう言い残せば彼は寮の方面へと足を動かし始めた
ふと空を見ると太陽は半分ほど沈み、
薄暗い中で、ゆっくりと明るさを持ち始めた満月は私を、そして彼、いや、ゾムさんを
包み込むような白く、優しい月明かりを放っていた。
【情報整理】
(自己満につき見なくても大丈夫です)
【ゾム】
○○国軍専門中高等学校の高等部1年、軍事実技学科の生徒
戦闘などの実技を得意としている
特に近距離、中距離で力を発揮する
ゾムの家系は代々、当主は〇〇国軍幹部である、長男の生まれのため、次期幹部候補としてこの学校に入学、
本人は入学当時は入学理由に不服そうだったが今では吹っ切れているのか、友人や上級生と共にしている所をよく見かける
【這い寄る脅威】という異名がついている
実技成績は3年をも軽々と超える
もちろん実技は首席、座学は思わず目を瞑るような成績である
【エーミール】
○○国軍専門中高等学校の高等部1年、軍事研究学科の生徒
情報整理、戦術構成などの主に座学を得意としている
特に戦力分配では教官顔負けの実力を発揮する
貴族の生まれで教養が幼少期から身に付いており、マナーや言葉使いなどが丁寧である
五歳で軍事施設の偵察に当主と訪れ軍人を志すが、生まれつきの体の弱さにより実技科志望から研究科志望となり、そのまま入学
【知恵の真珠】と一部の生徒から見た目を含めた比喩の異名がある
座学や研究分野は首席だが体力は全くなく実技の成績は不安定でいていつも下位争いである