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#鬱展開
Mist-404
553
第十二話「最強幹部・ゴッド」
夜。
マフィア本部へ向かう古流斬とケイト。
ザッドの最期を知った二人は、一歩も引くつもりはなかった。
古流斬が静かに言う。
「ボスへ行く前に、一人いる。」
ケイトはうなずく。
「最強幹部……ゴッドか。」
⸻
最強幹部
マフィア本部・中央ホール。
一人の男が椅子に座っていた。
黒いコートをまとい、静かに目を閉じている。
「待っていた。」
男はゆっくり立ち上がる。
「私は四幹部最強――ゴッド。」
その圧倒的な威圧感に、空気が張りつめる。
⸻
ゴッドの能力
ゴッドは笑みを浮かべる。
「私の能力は――重圧(プレッシャー)。」
その瞬間、空気が何倍にも重くなる。
ケイトは膝をつく。
「ぐっ……!」
古流斬も踏ん張るが、足が床にめり込む。
ゴッドは一歩ずつ近づく。
「立てない者に、未来はない。」
⸻
ケイトの覚悟
古流斬は前へ出ようとする。
しかしケイトが腕をつかんだ。
「ここは俺がやる。」
「でも……!」
「お前はボスを止めるんだろ?」
古流斬は少し迷う。
ケイトは笑った。
「信じろ。」
その言葉に、古流斬は静かにうなずいた。
「……必ず戻る。」
古流斬は奥へ走り出す。
⸻
一騎打ち
広いホールに残ったのはケイトとゴッドだけ。
ゴッドが拳を握る。
「光の能力者。」
「楽しませてくれ。」
ケイトも構える。
「人を苦しめるお前は、ここで止める!」
光があふれ、戦いの幕が上がる。
⸻
激戦
重圧によって動きを封じられながらも、ケイトは光をまとって立ち向かう。
一撃。
また一撃。
互いに譲らない。
ゴッドは笑う。
「その程度か!」
ケイトは歯を食いしばる。
「まだだ!」
仲間との思い出が胸によみがえる。
古流斬。
はるか。
防衛軍の仲間たち。
「俺は、一人じゃない!」
⸻
光の一撃
ケイトの光がこれまで以上に強く輝く。
「聖天光!!」
巨大な光がゴッドを包み込む。
ゴッドは最後まで立ち続けようとしたが、ついに膝をつく。
「見事だ……。」
そう言い残し、倒れた。
⸻
最後の扉
ケイトは息を切らしながら立ち上がる。
その先には、大きな扉がある。
扉の向こうには――
マフィアボス。
そして、その前に立つ古流斬。
ボスはゆっくりと笑う。
「ようやく来たか。」
「黒のラン。」
古流斬は静かにナイフを構えた。
「……その名前で呼ぶな。」
ついに、すべての始まりとなった男との決着が始まる。
――第十二話「最強幹部・ゴッド」 完
コメント
1件
第12話、読み終えました……! ケイトの「信じろ」、あの一言がすごく刺さりました。仲間を信じて背中を押す覚悟、かっこよかったです🥀 ゴッドの“重圧”の能力、想像するだけで息苦しくなる描写だったけど、それでも立ち向かうケイトの“一人じゃない”っていう思いが光になって爆発するシーン、痺れました。 ラスト、ボスの前で「その名前で呼ぶな」って言う古流斬さんの静かな怒り……次が気になりすぎます。 更新、本当にありがとうございます。ちゃんと読みました🌙