コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今日、領子はある国の大使の警護に駆り出された。それは前日爆豪にも伝えており。
「なんか、日本っぽいコスチュームや技を使ってるヒーローをご所望してるらしくて。」
「なんだそりゃ。で、居合で二天一流してるお前が??」
「うん。」
「まぁ、オレも遠巻きにそいつの警護にあたる筈だから、頑張れや。」
と電話で話したところであった。
「こちらウォルトリー(領子ヒーロー名)大使が到着。そちらに車で向かう。」
午前中は、在日の子ども達とふれ合う。午後は政府高官と会議。その合間のランチ会合にて。
「(今度、爆豪君とここ来ようかな。)」
ランチで運ばれてくる料理を見ながら、差し入れの◯イダーを流し込む。
ランチ会合終了後、車まで誘導していると。
「絶対領域!!」
車が飛んできたので、個性を発動する。それを合図に潜んでいたヴィランが一斉攻撃を仕掛ける。
「ヴィランと交戦中、応援乞う!!大使を緊急避難ポイントまで誘導する!!以上!!」
近くにいたヒーローと大使を連れて戦線離脱。念力で色んなものを飛ばしてくるヴィランが追ってくる。領子は刀や個性で飛来物を弾きながら大使を護る。そんな3人の前に新たなヴィランが。一緒に行動を共にしていたヒーローを突進で吹っ飛ばし、そのまま戦闘に持っていく。
「あと少しです。必ず護りますから!!」
片言英語でそう言って、個性を発動したまま走り出す。しびれを切らした念力ヴィランが車を飛ばしてきた。
「~っ!!」
片手で発動していた個性が解かれてしまい、その衝撃で大使も巻き込み転んでしまった。
「(また飛んでくる!?)」
間髪いれずに車を飛ばそうとしてくるヴィランに思わず目を閉じる。
「ざまぁねぇな!!」
聞き覚えのある声がしたと思えば、爆風が巻き起こる。
「爆豪君!?」
名前を呼んだときには、念力ヴィランは車と一緒に吹っ飛んで気を失っていた。
「いつまで座ってんだ。」
「あっ!?…また助けられちゃったね。」
立ち上がる領子の側で、大使は緑谷によって保護されていった。
「…擦りむいてんぞ。」
と傷に手を伸ばした時。
「発動しない…??」
「…!?しねぇな。」
「あはっ!!やったぁ!!」
「ばっ、かやろう!!任務中だぞ!!」
飛びついてくる領子の眉間に人差し指を突き刺し制止する。
「私、君のこと好きなんだ!!」
「てめっ!!恥ずかしくねぇのか!?」
緑谷含め、応援にきたヒーローが2人のやりとりに半ば引いている。
「お互いが好きなのを認めないと解けなかった??てことはかっちゃんも…??」
「余計な解説してんじゃねぇ!!で、おめーはさっさと手当てしてもらえや!!」
“今日は大人しく帰れ”とさらに付け加え、同じ事務所のヒーローと去っていった。
「僕らも行こうか。」
「うん。」
領子も緑谷やヒーラーに付き添われ、現場を後にした。