テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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🎲様短編集　Ｒ１８あり

第1話 - 何百回目の''はじめまして''

1,401

2024年10月03日

#むぬ降臨✨️

#iris

#irxs

#BL

#青春恋愛

むぬちゃま@ふぉろ~くださ🥺

短編集です！！

とか言っておきながら最初から脅威の7000文字越えです！！

多分これからどんどん文字数落ちていくと思いますが飽きないでね🥹

毎日投稿考えてるのでお願いします🙇🏻‍♀️⬇️🙂

そして今からお送りするのは昔書いた感動系ぱろ…

なっちゅに出してってお願いされたので出しちゃいます😉

これを知ってる君は古参だぞ😌

青水作品です！

一応病気パロに入るのかな……？

まぶしい光と優しいことりのさえずりに目を覚ます

、ここはどこだろう……？しろい、へや……？

スイートピーの花が置いてある……

見覚えのない場所にいる自分に首を傾げるも、心当たりが全くない

グシャッ

……？？

これは……紙、だろうか？

何か書いてあるが水？で濡れて滲んでいてよく見えない

コンコン)))

ガラッ

？？）おっ、もう起きてるんや、今日は偉いな笑

当たり前のように部屋に入ってきて、さも当然というかのように僕のベッドの隣に腰掛けた

？？）今日来る時な、かっわいいわんちゃんが居って、ばいばいしたら追いかけられてもうたんよ、笑

水）ｯ……？

？？）そしたらな、

知らないけど知っている心地よいテンポ

彼がクスッと柔らかく笑うと胸がぎゅっと苦しくなるほどきつく締まる

彼は、

？？）あっ、そういえば”今日は”まだやったな、

？？）はじめまして、俺は──────

水side

昔から僕は忘れっぽい性格だった。さっき友達が言っていたことを忘れて話が途中で分からなくなったり宿題を忘れて先生に怒られたり買い物に行ったのに結局何を買うか忘れてしまったり、

あとは急に息の仕方を忘れて過呼吸になったこともあったりした。

でも、暗い顔ばかり見せちゃいられないし、誰にでもある事だと思っていた。そんな僕を近くで見守っていてくれたのは幼なじみであり彼氏のいふくんだった

“宿題ちゃんとやったんか？”

“ほらぁ、またあいつの名前忘れて……！”

歳を重ねるごとに僕の忘れっぽさはだんだん酷くなっていって、気づけば周りの友達の名前も忘れるようになった

かろうじていっつも一緒にいるいふくんのことは覚えているけど、たまにしか会わない子、しょうちゃんとかの名前をすっかり忘れてしまう

話した内容も全て5分前とか新鮮な記憶のものばかりなのに知らない間に僕の頭の中からごっそり消え堕ちていっている

この前はいふくんの名前を忘れてしまいそうになってパニックを起こしてしまった

この人は忘れちゃいけない、大切な人、

自分にそういいきかせながら思い出そうとするも結局こんがらがって誰が誰だか顔も名前すらも思い出せなくなっている

水）ほらっ、そのｯ、えっとあの子だよ！、うーんとｯ……

青）ｯはぁ”〜、”初兎”な、

水）ｯあぁ、そう！しょう、ちゃんがね、！この前、えっとｯ”、、んっと、あのぉ”ｯ……

思い出そうとして焦れば焦るほどに分からなくなっていって、次第に顔がぐちゃぐちゃに塗りつぶされていく

青）……なぁ、それ、どうにかならへんの？

水）ｯえ？

青）最近、前より酷くなっとらん？気のせいちゃうよな、？

水）ｯ……、そう、だけど、

青）病院いってみたらええんやないの

水）……うん、そうするｯ、笑

心配してくれているのは分かっている

だって、1番近くで支えてきてくれたから

きっと今の言葉だって僕を思ってかけた何気ない一言のはず……、

だけど、やっぱりこんな言い方されちゃうと

僕ってめんどくさいのかなとかいろいろ考えちゃう

きっといふくんも僕といたら楽しめないよね。もっとないちゃんとかりうちゃんとかと、”普通の子”とお話した方がいいはず

ー病院ー

)))ほとけさーん診察室までお越しください！

ガラッ

先生）こんにちはよく来たね

水）こんにちは

先生）今日はどんなようがあったのかな……？

水）実は…ｯ！

先生）なるほど……もしかしたら１回大きい病院で検査した方がいいね……、

水）それはｯ、なんの可能性があってですか……？

先生）んー、はっきりとは断言できないけれど、、もしかしたら

“健忘症”かもしれないね、

健忘症、

覚えたものや、記憶したものを忘れてしまうこと。

記憶障害のひとつで、頭の中に記録した1部の情報を忘れてしまうことがある。

体の動かし方や喋り方、息の仕方まで忘れてしまうことがある。

全部僕が今まで経験してきたものと当てはまっていた。

鳥肌が、立つ。

もう僕は元気に動くことも出来なくなるのかな、

先生）とりあえず、まだ決まったわけじゃないけど……80パーセントはこの病気だと思っておいた方がいい、

水）ぅ”ぁｯ……ﾎﾟﾛｯ、あ”りがとｯ、ございました”っ、……

結果から言うと、僕は健忘症だった。

これからいろいろなことを忘れていくらしい

手を動かすことだったり足を動かすこと、喋ったり感情すら平坦になっていく、

怖い病気だった

いふくんにはいえない、言えるわけがない

きっと彼女がこんな病気を持っていたら悲しむだろう

いや、絶望されるに違いない

だからいふくんから別れを切り出される前に僕から持ち出した

水）ごめんｯなさい……、嫌いになったのｯ……！

だから別れて、？

青）……そか、ならしゃぁーないな、

青）元気でな、

水）……ｯﾎﾟﾛｯ、泣

あっさり別れを告げることができた

もうちょっと渋られるとおもったけど……

しょうがない、これが現実

結局いふくんにとって僕なんてそんなもんだったってことで、それまでだ

あとはこの虚しさもチリになって僕の頭から堕ちていくだけ

でも、本当に忘れたくなかった、

いふくんだけは

そうだ、

忘れないように、いつでも見返せるようにいふくんのことをまとめたノートを作ろう。きっとこれなら大丈夫、そう信じた、

青side

昔から俺の幼なじみ、、ほとけは忘れん坊だった

いつも俺が世話を焼いてやらないと何も出来ない、そんなふうに思ってた

小学生の頃はプリントを忘れるだの掃除中に自分の持ち場をほっぽり出してうさぎの方へいくだの……自由人かってくらい呑気なやつ”だと”思ってた

異変に気づいたのは中二の時、

ほとけの大好きな友達の初兎と3人で帰っている時のこと、

水）そういえばさｯ！えっとｯ……、笑あれっ？？……

白）？どうしたん？

水）ぇあっ”ｯ！？んっと、’なんでもｯ！！

青）……？

明らかに初兎の顔をまじまじと見てから首を捻るその姿、何かがおかしかった

白）なんや？なんか忘れたん？

不思議そうな目で見つめる初兎

それにさらに動揺するほとけ

何かがほとけの中で起きている、混乱している、そう見えた

青）なにかあるんならはっきりせぇ、初兎も困っとるやろ

水）っあ”っ、！！しょぉ、、ちゃんだっ、……

白）？僕がどうしたん？

水）なんでもないって〜笑！

白）ならええけど、そんでな！！この前ゆうくんがな……

今、俺が初兎の名前を呼んだとたん反応したということは……

こいつは初兎の名前を忘れていた……？

それはさすがに考えすぎかとも思ったけど、何回あの場面を思い返してもそうとしか思えない

これが後に決定的となるのはこの話から数週間後のこと、、

桃）あっちー、最近すごい汗かくー！

青）もぉ、まろ、ムリ……

水）ほらいふくん！ないちゃん！アイス持ってきたよ！

桃）あっ、ほとけっちありがとーー

青）んっ、……( っ °､｡)っ

水）はいっ、ない、ちゃん……？ｯ？

桃）？？どしたー？

水）……ないちゃんって、誰だっけ､?

青）っは？

桃）はぇ？

そのないこを見る瞳はまたしても動揺で溢れていた

桃）えぇー？ほとけっち認知症？早くない？？笑

水）ｯ……？

青）もぉほとけはあほやなぁ！ないこはないこやろ！こんなバカ他にいないで！

桃）ちょいまろっ！背中べしべし痛いっ！

水）ｯァえ？……

水）あっ、ないちゃん……ごめん笑

桃）みんなひどいいー！！

また初兎のときみたいにないこの話をわざと出してやると思い出したように笑うほとけ、

やっぱり……

これはただ忘れっぽいんじゃあらへん、

こんなこと言いたくはないけど、

病気の確率が高い

そう考えるようになった

それからできるだけほとけと一緒にいる時間を増やして、忘れていそうなら思い出せるぐらいまでのヒントをやんわりとあたえてやる

これは自分で調べたことだが、あまり答えを言いすぎると自分で考えなくなり、もっとはやく病気(？)が進んでしまうかもしれないから、

だけど病院に行けなんて一言も言わなかったのは

ほとけに、変な勘違いをして欲しくなかったから

きっと俺がこんなこと言ったらアイツは

“きっと僕のこと迷惑だと思ってる”

だとか泣きわめくだろうから言わなかった、

でも、さすがに俺も我慢の限界がきて、というよりも単純に心配だったからほとけに病院を進めた

その後の話は聞いてない。

強いて言えば

学校の迎えでほとけの部屋まで来た時、泣き叫んでる声を聞いたことぐらい

“ぅ”あっ……ん”、、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

いぶｯくん”ｯ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

俺が今までほとけと一緒にいたのは全て仕方なくだと思っているんだと思う

本当は違うのに、

俺が好きで一緒にいただけやのに、

きっと病院で説明を聞いた時ショックを受けただろう

この前バックのファイルの中からちらっと覗いてしまったが、、

健忘症、だそうな

分からないなりに調べたら、それはそれは残酷な内容だった

だから振られた時も納得がいった

これ以上こいつの記憶に残ってもこいつが苦しむだけ、

ならいっその事忘れられた方がいいんじゃないか

そう思ったら案外返事ははやくて

気づいたらもう別れ済みだった

それからはもうほんとに知らない

いや、知らない方がほとけのためやろうけど、、、

数年後ーー

1本の電話が入った。

ないこ……だろうか？

青）はい、もしもし

今仕事で忙しいんのに、、

桃）あっ、まろ？ほとけっち知ってる？？

青）ｯ、知らんけど、

桃）なんかりうらがね、いむままに連絡こじつけて会ってきたらしいんだけど、全く忘れられてたって笑！！すっげえ笑ってた笑笑！

青）りうらも勇気あるよなぁ、

桃）まぁ、しょにだと行ったらしいけど

青）そうか

桃）でね、ほとけっち、まろのことがびっしり書いてあるノート持ってんだって！

青）っえ？

桃）なんかね、一緒に行ったデートの場所だったり、まろの特徴とか口癖とか、、細かいことまでびっしりまとめてあるノート、！笑

青）なんっそれ……、

桃）だからさ、つまり何が言いたいかっていうとね、

桃）行ってあげなよ、ほとけっちのとこに

ずっと彼女は待ってるよ？

青）、……笑ﾎﾟﾛｯ、そうやな”、

青）ここか、……

そこは田舎のこぢんまりした病院だった

ガラッ

病院の人）？誰かのご親族様ですか……？

青）はい、ほとけ……稲荷ほとけの、

“旦那”です

病院の人）ほとけさんでしたら16号室になります

青）ありがとうございます、

青）、、ｯ

ついに目の前まで来てしまった、

何年ぶりだろう、きっと3年、、5年は確実にたっている

青）すううぅっ、

コンコン)))

ガラッ

水）ﾎﾞｰ……

青）ｯはぁ”ｯ、

そこにいたのはずっと会いたくてたまらなかったほとけがいた。

水）だ、、れ……？

カッスカスの声で喋るその姿に涙が溢れそうになる。

青）はじめまして、俺はなお前の知り合いや、笑

水）？

青）変なこと言ってごめんな笑

また明日、来るから

このままここにいたら泣いてしまう、そう思って撤収した。

明日必ずまたここに来よう、そう思って

──────

水side

今日知らない人が部屋に来た。

だけど初めてじゃない、不思議な感覚、

でも相手がはじめましてって……

誰だかわからない。その人は僕とは違う甘いスイートピーの匂いを漂わせて僕の元に駆け寄ってくる。

元気だなぁ、

そう思う。その知らない人は毎日やってくる

今日あったいいこと、嫌だったことを一方的に話す。

そして必ず最後に僕の髪の毛を耳にかけてぎゅっと抱き締めてから帰っていく。

それの繰り返し

後から知ったけど、この人はまろ？というらしい

これも初めて聞いたけど、本能が訴えかけてくる

“この人は何よりも大切な人だから、忘れちゃダメ”

って、、

だから日記をつけることにした。

賢そうに見えるけど、意外と甘えん坊なとこ、

やることはきっちりやるけど、お掃除は苦手、

友達が沢山いて頼りになる

・

どれも聞き覚えがあることばかり、

でもなんでだろう……？

この人とはあって数ヶ月しかたってない、

でもなぜかすごく懐かしい

○月✕日

まろはいがいとめんおくさがりあ

きゃうはねむそうだった

おしごとがんばたのかな……？

いつもぱっちいしてるめがきょおはちょっとだけとろんとしててかわいい

パサッ、

水）？

いつものように日記を書いている時、何かがノートから落ちた

拾って確かめるとそれは僕とまろが海辺で手を繋いで歩いている写真だった。

裏には3年前の日付

これは……

ガラッ

青）こんばんわ！今日遅くなってもうた！

ってなんで泣いてるん？

水）……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

水）ごめっなさぁ”ｯ、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ……

思っだしたよ”ｯ笑……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛいふくん”！！ﾎﾟﾛｯ

僕が握っているのは3年前の記念日にいふくんに海辺に連れてってもらった時の写真

そして目の前にいるのは、、

僕の大好きな人

全部全部思い出した

今までの記憶が全て頭の中を駆け巡る

青）……ｯほん”まかｯ？ﾎﾟﾛｯ

水）う”んっ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ぎゅっ

青）ｯ……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

水）ずっと、ｯ、ずっと、ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ……わずれでてｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛｸﾞｽｯ、ごめん”ｯ…！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

青）よがった……笑ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

スっ

左手の薬指に冷たい感触

どちらからともなく抱きしめた

甘いスイートピーの香りが鼻を掠める

きっといふくんが摘んできてくれたんだろうな

ずっと忘れないようにこの瞬間の気持ちを紙に書こう

もう二度と離れないように

もう二度とこの感覚を忘れないように

明日も君のことを覚えているようにーー

まぶしい光と優しいことりのさえずりに目を覚ます

、ここはどこだろう……？しろい、へや……？

スイートピーの花が置いてある……

見覚えのない場所にいる自分に首を傾げるも、心当たりが全くない

グシャッ

……？？

これは……紙、だろうか？

何か書いてあるが水？で濡れて滲んでいてよく見えない

しかもこの指輪……？左手の薬指ってどういう意味だっけ……？？

コンコン)))

ガラッ

？？）おっ、もう起きてるんや、今日は偉いな笑

当たり前のように部屋に入ってきて、さも当然というかのように僕のベッドの隣に腰掛けた

？？）今日来る時な、かっわいいわんちゃんが居って、ばいばいしたら追いかけられてもうたんよ、笑

水）ｯ……？

？？）そしたらな、

知らないけど知っている心地よいテンポ

彼がクスッと柔らかく笑うと胸がぎゅっと苦しくなるほどきつく締まる

彼は、

？？）あっ、そういえば”今日は”まだやったな、

？？）はじめまして、俺は──────

スイートピーの花言葉˙˚ʚ✞ɞ˚˙

『私を覚えていて』

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時差コメ失です悲しいお話ですね、… 多分♡もコメもしてなかったと思うんですが、知ってます！！感動系って読んでて辛いけどそれが良いんですよね(？) 書き方とか変わりつつ良いところが残ってるの最高すぎます🥹

感動しました… 青組元から好きなのですがもっと好きになりました。

この作品見たことありました！！✨ 2回目だとしても1回目に見たのが結構前でところどころ忘れてる部分があったから見れて良かったですし、書くの上手すぎてまた泣いちゃいました😭😭😭😭😭✨ 感動系が大好物の私にとってはたまらなく好きです！！🥹🥹 ほんとにこの作品大好きなんです！！🫶🫶🫶 あーるとか書くの上手いのに感動系書くのも上手いとかほんとに天才ですか...？😢✨✨ 神作ありがとうございます！！✨

むぬちゃま@ふぉろ~くださ🥺

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