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#オリキャラ出ます&オリキャラ強すぎ注意
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Attention .
※ 本作品は実在する国家・歴史・政治を題材としたフィクションです。特定の国家・政治思想・歴史認識を支持、批判する意図はありません。
※オリジナル設定・解釈を含む二次創作です。特定の作品・創作者様を参考、模倣する意図はありません。
※本作品は関係性中心の描写を含みます。閲覧の際はご注意ください。
※全体的に暗い表現、喪失描写を含みます。
※実際の歴史・国際関係とは異なる描写があります。
GB=イギリス RU=ロシア
_GB 視点
欠けた瓦礫が足元に当たり躓きそうになる。地面をゴミや壊れた電化製品等が埋め尽くしていて、とてもじゃないが歩きやすい環境とは言えない。胸元できらりと光るロケットペンダントが、この世界がまだ生き生きしていた時の雰囲気を匂わせる。吐き気がするくらい、甘くて苦い匂い。
少し歩いてショッピングモールだったものの跡地を見つけた。鉄の柱に体重を預けてこの世界を俯瞰して見てみる。なんて世界だ。
もう今の日付も分からないが、○月△日に何かが起こったのは間違いない。私はそんな日に何をしていたのかもどうやって生き残ったのかも分からない。その日の記憶がすっぽり抜けていて、目が覚めたらこんな廃退した世界だった。最初は夢かと思ったし、早く覚めてくれと思っていた。これが現実なんて、そんなこと考えられなかったからだ。きっと何処かで転寝をしてしまっていて、これは夢の中なんだと。けれども何時間経っても覚めることは無かった。踏んだ瓦礫の感触が嫌にリアルだった。核兵器で滅亡したような風景だというのに生物の死骸も全く見つからないうえ自分は傷一つ付いていない。混乱していたところ、同じような境遇の奴がもう一人居たことが分かった。…あまり良い相手とは言えなかったが。
そんな思い出を振り返っていると、心の中で噂していた相手が現れる。ちらりと目をやると、気が付いたのか足がこちらに向かってきた。
RU「 … 何をしている。基地からだいぶ離れているようだが。」
冷たいながらも思いやりが滲む声が飛んでくる。基地から離れているのはお前もそうだろうと言いたくなったが、ため息を吐いて誤魔化した。そんなことを言っても、この場の雰囲気がよくなるわけでもあるまいし。
GB「 少し休憩していただけですよ。…そろそろ出発するんですか ? 」
RU「 他人事みたいに言うな。早く準備をしろ。」
ロシアがくるりと踵を返して基地に戻っていく。基地と言っても質素な協会とボロボロの家しかないが故に物資はどんどん口渇していく。だから定期的に遠くまで足を伸ばして、物資を確保する必要がある。それと同時に生き残っている人がいればという淡い期待。毎回打ち砕かれて終わるが。
準備をし終え、ロシアと並んで瓦礫が散らばっている道を進む。自分は躓きかけたり瓦礫をどけたりしているというのに、ロシアときたらひょいひょいと身軽に進んでいた。図体の大きさがある割に軽やかすぎる足取りで、一直線に。羊頭狗肉とはこういうことなのだろうか。その後ろをついていく。ふと、後ろを振り返った。空は明るめの灰色で覆われているのに明るくて地面もコンクリートのせいで灰色。…色が無くなったみたいだ。
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RU「 残っているスーパーがあった。行くぞ。」
少し二手に別れて行動していると、無表情で北側を指して招くロシアの姿が見えた。どうやら物資が調達出来そうな場所を見つけたようだ。足元を気にせず走っていく姿を見る。なんだか保護者のような気分だ。あの図体と顔が無ければ、の話だが。ため息を一つ吐き、追うように歩いていく。なんだかこの瞬間は、こんな世界でも平和になれた気がした。
店に入ると、床に少々色んなものが倒れているとはいえ食料くらいは残っていた。腐って食べられなくなっているものもあれば使えなさそうなものもある。そう考えると、持っていけるものは見た目とは裏腹にあまり無さそうだ。一ヶ月分くらいの食べ物が欲しかったが、これじゃあそんなに持ちそうに無かった。…それにしても、明らかに商品が少ない気がする。もしや。
GB「 … 誰か居るのか ? 」
何もない空間に、声を放つ。返事は無い。ごくりと息を飲み一歩を踏み出してみるが、聞こえるのは風の音と地面に散らばった砂を踏みつける音だけ。それでも希望を捨てきれず、あたりをぐるりと見回した。
RU「 … ここには誰も居ない。」
背後から声が飛んできて思わず肩が跳ねてしまう。振り返ると、巨体が影を揺らしてこちらを見つめてきていた。自分も何か言おうとして、言葉に詰まる。そんなこととっくに分かっていたからだ。諭したように肩に置かれたその手は、引き留めるようにしっかりと握ってあった。
RU「 商品が少ないのは強風でどこかに飛ばされたからだろう。恐らくあの日の影響で消えたりしたものもある。」
私の思考が分かっているかのように、ロシアは店の裏を指した。確かにそこには沢山の食料品が散らばっていた。”あの日の影響で消えた”….。一体全体何が起こってこうなってしまったのだろう。こんな事は何回も脳内をよぎったが、一向に答えは出ない。酸素が薄い山頂に閉じ込められたかのように重苦しい空気があたりを漂った。
GB「 … 分かってますよ。そんなこと。」
沈黙が流れる。私だってもっとこの場をよくする言葉を言いたかった。いつものように猫を被っていればいいだけなのにどうしても素で会話してしまう自分に吐き気を感じる。ロシアの表情はずっと無表情。笑うことや感情を表に出すことなんて滅多に無い故に、傷付いたのか納得したのかも分からない。不安の波が襲ってくる。普段なら嫌われても傷付かれても私への利益が変わらなかったらいい、と不安になんて思わないはず。やはりこの世界だと二人しか居ないかもしれないのだから、協力していかなければならないと本能的に悟ったのだろうか。…私は感情で動かない。いや、そうであってほしいのだ。ロシアは少し黙った後、食料品が入った袋を手に持ってさらに探索を続けに行った。これも彼なりの配慮だと思うと、何故だか悔しくなる。この感情をどうやったら説明出来るのだろうか。ぽつりと足元に雪が落ちる。こんな世界でも、気象は変わらないのだ。また雪が、足元に積もっていく。
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コメント
3件
読み終えました。廃墟の具体性——瓦礫や電化製品の描写——と、語り手の「色が無くなったみたいだ」という一節がとても印象的でした。灰色の空と地面の中で、ロケットペンダントだけがかろうじて「生きていた時」の色を留めている対比が効いてますね。それと、RUの「図体の大きさ」と「ひょいひょいと身軽に進む」足取りのギャップに思わず笑いました。羊頭狗肉、確かに。二人の間に流れる「思いやりが滲むけど素では話せない」もどかしさ、序盤からしっかり滲んでいて続きが気になります。