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先輩たちが引退してから一ヶ月ほど経った真夏の8月、佐々木の家に一件の手紙が届いた。
お知らせ 全国Uー17大会を開催します。
概要 全国の17歳未満のTVP(トップバレーボールプレイヤー)を県ごとに10人でチームを組ませ、47都道府県でトーナメントを開きます。
宮城県のTVPの皆様
南北高校二年 石川 龍
南北高校二年 木村 智
仙台菊栄二年 髙橋 大翔
仙台菊栄二年 ノノノ・ノール
仙台菊栄一年 辰野 タツキ
岩巻高校一年 岸 文雄
南北学院二年 立浪 茂雄
南北学院二年 野茂 貞治
次々と読み進めていく佐々木。さすがに自分の名前はないかと思っていた。しかし!
泉第四中央二年 佐々木 望
泉第四中央二年 野村 和真
なんと自分の名前があったのだ!しかも、そこには野村の名前も印字されていた。
和真「な、なんだって!?」
佐々木と同様に手紙をみた和真も、とても驚くこととなった。和真は内心、なぜ自分達が選ばれたのがよくわからなかったがそれは佐々木も同じであった。
佐々木「お〜い」
和真「おっきたきた」
あれから2日後、U17について詳しい情報は得ることはできなかったが、2人は手紙に書かれていた場所に向かおうとしていた。
佐々木「いや〜!まさか俺達が選ばれるなんてな!もしかして俺達って最強だったりして!!」
和真「そんなうかうかしてられねぇぞ。手紙に書いてあったメンバーはほとんど超有名どころだ。俺達があいつらからスタメンを奪い取れるなんて考えられもしねぇ」
そんな話をしていると、二人は会場に着いた。
佐々木「ここが会場か…ただのオフィスビルに見えるけどなぁ?」
和真「とりあえず中に入ってみるぞ」
和真達が中に入ると、そこには最先端と言っていいほどの数々のトレーニング器具が置かれてあった。
佐々木「すっげぇ…」
???「佐々木様と野村様でお間違い無いでしょうか?」
佐々木「あっはい!そうです!」
三浦「私はu17のマネージャーをやらせていただきます、三浦と申します。お二方はあちらのトレーニングルームにまずは向かってください。」三浦が指を指す。彼女自体は小柄でやせた何の変哲もない女性だがなぜマネージャーなのだろうか。そんな疑問を浮かべながら二人はトレーニングルームへと向かった。