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フィールは悪くないんだよおおおおおお(泣)((((


ぞーむかいか☆(((

…やばいはなか◯ぱに見えてきた((((



_______________________________________




椎夏side






スフェ「…まァあれだね、帰ってきたら槭が死にかけてる」



ラヴ「え」



スフェ「造夢開花ーって。」




――造夢開花《ぞうむかいか》。


槭さんの能力だ。



体力消費が多い分、夢を現実に変えられるそうだ。



…でも槭さんはそれを中々使おうとはしない。


裕福も何も望まない優しい人。



……馬鹿先生が惚れても仕方ないか。




黒兎「ねぇ今馬鹿先生って思ったでしょ」


椎夏「そんなことないですよ((」



ラヴ「いったいどこからどこまでが夢だよ…」


スフェ「さーね…フィールが俺らに目をつけてからだし…」


軍「…ちゃんと帰れるんですかね…?」


スフェ「ラヴ任せた。(((」


ラヴ「ふざけんな(((」


スフェ「嘘に決まってるでしょ(((」



ラヴ「…フィール。」


フィール「…」


ラヴ「お前は何がしたい?


フィール「……」


ラヴ「お前は自分まで催眠した。」


ラヴ「情ねぇ。」


フィール「…だって…」


ラヴ「…情ねぇけどよ。」


ラヴ「俺だって情ねぇし。」



…やっぱりそうだった。


ラヴさんは、ずっと抱えてた。


もう気にしてないとか言いながら、ずっと自分を責めてた。


無理して笑ってた。


ほんとはそんなの嫌なはずなのに。



ラヴさんの心のラムネ瓶は、とっくに透けて割れているのに。




ラヴ「簡単な話。」


ラヴ「更生してまた積み上げればいい。」


フィール「…ボク…だってボク…!!」


ラヴ「お前は何も間違ってない!!!



…ラヴさんの言うセリフなのかな。


ラヴさんだって間違ってない。



ラヴ…だって…
















「 ―――か! 」














「 ――いかっ!! 」














「 造夢開花っ!!! 」













ラヴ「―――!?」






「はぁッ、はぁ、はぁ………、」





黒兎「……!?」





槭「よかっ…たぁ……ッ…はぁ…はぁ…」




「…槭、ずっと能力使ってたんだよ。」




スフェ「………」



綾「……僕は別に望んでません、清涼さんに連れてかれたんです」



清涼「あ!!”清涼さん”って呼んだ!!!」



綾「はぁ…だるくなってきました…(((」




椎夏「……どういうこと…?」


ラヴ「きっとあれも夢だったんだよ。」



…そう、安堵したような顔を見せた。


椎夏「…ラヴも無理しちゃ駄目ですよ。」


ラヴ「え…」


清涼「―うん、壊れた物は修復して治してあげるんだ。」


ラヴ「……」


清涼「嘘を出しちゃうドアは他人が治す。」


ラヴ「え…」


椎夏「…治せないですもん、ラヴは…自分で…」


清涼「誰かのドアを治した……そんな夢を見たんじゃないかな?」


ラヴ「……」



ラヴ「…うん。


頷いたその顔は、とっても綺麗だった。



――記憶は消えないけれど。


ラヴは、ありのままでいい。




軍粮精side




スフェ「ふう…良かったね」


軍「はい!」


スフェ「軍お腹すいたでしょ」


軍「あ…確かに…」


ラヴ「そういえば何も食わずに来ちゃった」


スフェ「馬鹿」


軍「あはは…((」


椎夏「軍機嫌良くなった?」


軍「え、別に。」


椎夏「…??((」



槭「じゃ、帰る〜?」


黒兎「帰ろ〜」


槭「マシュマロあったかな〜…」


黒兎「ん〜…」


槭「行こ〜っ」


黒兎「お〜っ(?)」


スフェ「…フィールは?」


ラヴ「…世潤じゃねーか?」


スフェ「世潤?」


ラヴ「ほら」


軍「…あ」


ラヴさんの指差す方には、


無言でフィールさんを見つめる世潤さん。



スフェ「帰ろ。」


――スフェさんの温かみのある声だった。



フィール「…ボク…」


世潤「……帰るって言われたら帰りましょうよ!」


フィール「…」


世潤「僕確かに人間は嫌いですから。」


フィール「…まぁ…うん…」


世潤「フィールさんに救われたわけでもなんでもないんですけどね〜。」



スフェ「あれ誰?」


ラヴ「催眠ってすごいな」


清涼「草。(((」



世潤「一回!一回帰ろ」


フィール「…そうだね、うん」


世潤「…ふぅ…」


綾「終わりました?」


世潤「…おまたせ。」


ラヴ「じゃあ行くぞ、椎〜」


椎夏「あ、はい…!」










NO side








そう、これは夢だった。




フィールの感じた世界だった。




親に期待された後の、後悔と屈辱。




愛されなくて勉学のために生きたボクと、愛されて自由に生きれた僕。




過去を触れずにありのままでいる。





人を好きでいられること。





その心はきっと、透けていてぴかぴか光っている。








―――透けることは、決して悪くない。











_______________________________________





次回最終話!!!((((早くね?




では!!おつぁろ(@^^)/~~~ん☆

ラムネ瓶が透けるまで【完結】

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