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お久しぶりです。
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そして、私は姉を押した。
私の姉はなんでも出来る。
運動も芸術も勉強も。
それに加えて友達も多い。
美人で優しい。誰もが羨む女の子。
そんな姉が私も誇らしかった。
私にも優しくしてくれる姉は
私の唯一の話し相手。
放課後、姉が学校の階段を降りていると
私は後ろから、
「姉を押した。」
鋭い音と共に、姉の悲鳴。
あぁ、良かった。
これでもう、私は努力しなくてもいいんだ。
私は姉の元に駆け寄り、言う
「誰か!!お姉ちゃんが!」
階段には監視カメラも人も居ない。
そんなの確認済み。
それから私は、みんなから慰められ、
友達も出来て、運動も芸術も勉強も
全部、全部。私の物になった。
「ありがとう。お姉ちゃん」
「私、お姉ちゃんをホコリに思うよ」