テラーノベル
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あーぁ、自分で勝手にくれべてるのくらいわかってるのに。
私には姉がいる。
姉と言っても双子の姉だ。
それなのに姉はテストで学年1位、
私は400人中300位。
姉は運動もできてこの間の水泳の授業では
2位をとって悔しがっていた。
私の中で2位はすごくてそれだけで満足してしまう。
そのせいで悲しい思いをするのに、
毎日少し遅れて教室に入る。
そうすると
「おはよう!」
と明るく挨拶をしてくる人がいる。
「あっおはよう。」
眠気のある頭でちゃんとした返事をする。
クラスメイトの姉に挨拶をする。
学校でもこんな私にも気安く接してくる。
そして姉は顔も可愛く勉強もできる方だ。
だからこそ私は一緒にいたくない。
勝手に周りがくらべてくるから。
でもこんな私にも得意なことはある。
それは卓球だ。
卓球は姉にも負けない。
だから1つでも勝てることがあると安心できる。
こんな私でも毎日生きている。
くらべられて悲しい思いをしたとしても
毎日泣いてたって
「こんなことなら姉と双子じゃなければ良かったな」
ってだれにも聞こえないことを呟いて
いつか楽になることを待っている。
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