🧡「ラウ〜起きやぁ」
到着した康二が声をかけると、ラウールはすぐに飛び起きてキラキラの目で飛びついた。
🤍「康二くん!」
🧡「歩けるか?帰ろか」
🤍「うん!俺康二くんのコーヒー飲みたい」
🧡「コーヒーな、淹れよな。それより2人にちゃんとお礼言いや」
🤍「めめ、阿部ちゃん、ありがとねぇ」
🧡「迷惑かけてゴメンなぁ」
康二の腕に絡みつくようにして、ラウールは帰っていった。
さっきまでの大暴れとはうって変わって、恐ろしいほど素直だ。これが恋心というものか。
静かになった部屋で、コップと水をやっと片付ける。誰も踏まなくて良かった。
あの時、俺が出ていったドアの音でラウールが起きて、少し顔色が悪かったので水を持って行ったら、阿部ちゃんを康二だと思って迫ってきたらしい。
💚「びっくりした、今日いつもより酔ってたね。めめも大丈夫だった?」
🖤「うん…大丈夫だけど濃かった、色々と……」
💚「そうだね……」
その日はもう何もする気になれなくて、2人ともベッドに入るとすぐに寝落ちした。
次に会った時、俺はラウールに阿部ちゃん禁止令を出したけど、子犬みたいな目で反省をアピールされて結局『まぁ少しくらいなら…』と譲歩してしまった。
きっとこれからもこうやって甘やかしてしまうんだろう、早く康二には心を決めてもらいたいところだ。
終
コメント
4件
ラウこじはよくっつけぇ!!と思ってしまいました😂
あ、そこはまだカップル成立してないのか🤍🧡 話変わりますが、ラウこじも結構見ますね👀知らんジャンルやw